PhpStorm 7ではデバッガ設定の検証機能が追加されます

PhpStormでは極めて直感的にデバッグの設定を出来ますので難しいことはありません。しかしながらphp.iniにちょっとした設定間違いがありうまくデバッグ出来ないことはたまにあり、ストレスがたまるものです。
中でもありがちな間違いはxdebug.remote_enableを書き忘れることはです。

最新のPhpStorm 7 EAPビルドで追加されたDebugger Configuration Validation(デバッガ設定検証)機能を使うと設定で足りない部分があれば指摘してくれます!PhpStormはXdebugとZend Debugger両方のデバッガ設定検証に対応しています。

・Debugger Configuration Validationの実行方法
プロジェクトのPHPインタプリタを設定するとPhpStormはインストールされているデバッガを検出、認識、表示してくれます。

Settings | Project Settings | PHP | Serversの"Validate Remote Environment"ボタンよりデバッガの設定を検証できます。

開いたウィンドウではアタッチしてデバッグしたい対象のデプロイ環境を選択します。このデプロイ環境は"In place"(ローカルのWebサーバ)でもPhpStormがアクセス可能なリモートサーバどちらでも構いません。"Validate"を押すとPhpStormは何か設定で足りないものがあれば、何が足りないのか教えてくれます。XdebugでもZend Debuggerどちらにも対応しています。

はいキタ!xdebug.remote_enableが足りませんね。プロジェクト設定とデプロイ環境でデバッガが異なる場合は以下のように表示されます:

正常にデバッガが設定されていれば以下のように表示されます:

この新機能によりデバッガ設定のどこに間違いがあるのかを試行錯誤する時間を大幅に短縮することが出来ます。是非PhpStorm 7 EAPをお試しいただき、いつものようにYouTrackへバグ報告をしたり掲示板にてご意見をお聞かせいただければ幸いです。

Develop with pleasure!
– JetBrains PhpStorm チーム

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