JetBrains AI で Claude Code や Codex CLI が利用可能に
こんにちは。JetBrains 堀岡です。
先日早期アクセスが発表された JetBrains Central CLI により JetBrains AI のクレジットを Claude Code や Codex CLI から利用可能になりました。
ブログポスト「Junie だけではない JetBrains AI の現在(2026年)」でも紹介しておりますが、JetBrains AI は Claude、Codex、Gemini、Junie という主要なコーディングエージェントを、1つの契約で使い分けられる「エージェント非依存(Coding Agent Agnostic)」なプラットフォームです。
今回発表された JetBrains Central CLI により、JetBrains AI の各プラン、 All Products Pack や dotUltimate を利用中のお客様は JetBrains AI Assistant に加えて、JetBrains AI のクレジットをClaude Code や Codex の CLI の実行に利用することが可能になりました。
これまで JetBrains AI を利用されていないお客様も、従量課金で各種 AI エージェントを利用するための「AI エージェント統合プラットフォーム」として JetBrains AI をご検討いただけます。
本記事では、 JetBrains Central CLI の利用方法と仕組み、および関連トピックとして JetBrains IDE での CLI エージェント体験を向上させる Agent Workbench の概要を紹介します。
JetBrains Central CLI の仕組みと使用方法
JetBrains Central CLI は、Claude Code、Codex CLI、Gemini CLI などを JetBrains AI のクレジットで利用するためのツールです。
JetBrains Central CLI を利用するための前提条件
2026年8月7日の時点では前提条件として以下があります。
- Claude Code や Codex などコーディングエージェントがインストール済み
- JetBrains Account があり、JetBrains AI を利用可能なライセンス(JetBrains IDE, JetBrains AI, All Products/dotUltimate)をお持ちであることが必要です。SSO は今後サポート予定です。
セットアップから実行まで
インストール方法については、JetBrains Central CLI のクイックスタートをご確認ください。
以下ではインストール以降の利用の流れを見てみましょう。
JetBrains Central / Account にログイン
ターミナルから central login を実行すると、ブラウザが起動するので、JetBrains AI を使用する法人または個人ライセンスを選択します。

JetBrains AI クレジットを使用するコーディングエージェントを選択
クイックスタートガイドでは、central add claude コマンドで JetBrains AI で Claude Code を使用するための設定を行なっていますが、以下では、何が起きているか理解するため、クイックスタートとは異なる方法(central コマンドのインタラクティブモード)で Claude Code を JetBrains AI で使うための設定を紹介します。
ターミナルで central コマンドを実行し、「Wire agents」を選択します。 (ここで「Wire」は JetBrains AI とコーディングエージェントの紐付けを意味しています)

次の画面ではコーディングエージェント一覧が表示されます。今回 Claude を JetBrains AI に紐づけるため、「Wire Claude Code」 を選択します。

このアクションでは ~/.claude/settings.json を書き換えるので、バックアップを取得するかどうか聞かれます。ここでは「Yes, save a backup copy too」を選択しておきましょう。

これで Claude Code と JetBrains AI の関連づけが完了しました。

その後 Esc で claude コマンドを抜けます。
JetBrains AI とコーディングエージェントの紐付けを解除したい場合
前述の Wire agents のメニューで「Reset <エージェント名>」を選択すれば、元に戻ります。
エージェントの実行
エージェントの実行はこれまで通りです。ターミナルから claude を起動すると “claude.ai connectors are disabled … “ というメッセージが下部に表示されますが、これは Central CLI により JetBrains AI platform に接続されているためです。

JetBrains AI のクレジット残量確認
central limit コマンドで可能です。

インタラクティブモードの場合 central を起動後、More メニューから Credit limit を選択すると利用状況を確認することができます。

JetBrains Central CLI の仕組み
以下の図はブログ記事「Our First Moves to Get AI Spend Under Control」に掲載されているものですが JetBrains Central CLI と JetBrains AI Platform、 LLM プロバイダーとの関係を表しています。ここで特に注目すべき点は Central CLI には Claude Code や Codex CLI が JetBrains AI Platform にアクセスするため利用者のローカル環境で動作するプロキシが含まれていることです。

central add claude コマンドや前述の Wire 設定は ~/.claude/settings.json を以下のように書き換え、 ANTHROPIC_BASE_URL などを追加します。これにより、claude コマンドが JetBrains AI Platform 経由で実行されるようになります。
{
“apiKeyHelper”: “central proxy start –ensure-updated –return-key”,
“env”: {
“ANTHROPIC_BASE_URL”: “http://127.0.0.1:19516/wire/<省略>/claude-code/anthropic”,
“ENABLE_PROMPT_CACHING_1H”: “1”,
“ENABLE_TOOL_SEARCH”: “true”
},
“model”: “sonnet”,
…
}
Central CLI の構成状況の確認
central status コマンドを実行すると、以下のように Central CLI の起動状況および有効な設定を確認することができます。Agents セクションにおいて「wired」と表示されているものが JetBrains AI Platform を利用するよう構成済みです。
Central CLI ではどのコーディングエージェントを JetBrains AI と関連づけるかは選択可能です。たとえば、Claude Max を契約済みのユーザーが、追加で Codex や Gemini を利用したい場合、Codex や Gemini のみをJetBrains AI 経由で利用するといったことも可能です。

JetBrains Central CLI の機能一覧
JetBrains Central CLI にはアクティブに開発が進められており、様々な機能が日々追加されています。オンラインドキュメントに記載がない機能もあるため、最新の状況を確認したい場合、ターミナルから central --help コマンドを実行する、または central コマンドのインタラクティブモードから様々な機能を発見することができます。

JetBrains AI のクレジットと費用
現在 JetBrains IDE には AI Free プランとして 3クレジット/月 (1クレジットは1 USD 相当)が付与されています。それ以上の利用は JetBrains AI の有償プランへの加入およびクレジットの追加購入することで可能となります。
クレジット単価はAPI 従量課金と同等水準であるが日本円価格
JetBrains AI のクレジットは、Anthropic API や OpenAI API などと同様に利用するモデルや入出力トークンなどに応じて消費されます。
Anthropic API や OpenAI API などの従量課金プランと同等水準のトークン単価で利用できます。
価格は JetBrains AI モデル価格 をご覧いただくか JetBrains 日本語営業窓口までお問い合わせください。
参考
Anthropic 社 Claude モデル 単価
OpneAI ChatGPT 料金表
JetBrains AI は 1 クレジット = 1 USD 相当ですが、日本のお客様は JetBrains IDE 同様、日本円で購入できます。特に法人のお客様の場合、 AI サービスごとに外貨決済を管理するのではなく、JetBrains 製品と同じ購入・請求プロセスにまとめられるため、調達や経費処理を簡素化が期待できます。
Agent Workbench で IDE を AI エージェントのコクピットに
Agent Workbench は、Claude Codeや Codex CLI などのエージェントを JetBrains IDE 内で操作するためのプラグインです。当初は JetBrains 公式のプラグインではなく、JetBrains の開発者により作成されたものでした。 2026年8月7日のリリースのバージョン 262.10000.1 では Agent Workbench は JetBrains が開発元の Air alpha というプラグインが実体になるように変更されており、今後もリリース形態が変更となる可能性があります。
個人的には以下の IntelliJ ベースの IDE との自然な統合がメリットであると感じています。
IDE メニューから複数のコーディングエージェントセッションを簡単起動
Agent Workbench はインストール済みのコーディングエージェントを自動認識します。メニューバーからエージェントを選択すると、エージェントが実行されます。

Manage Presents… を選択するとエージェント毎の表示モード TUI or GUI やデフォルトのモデルなどの設定が可能です。

TUI (ターミナルユーザーインターフェイス)が、ソースコードと同じ領域に表示される
コーディングエージェントを多用する開発では、ソースコードを編集するよりエージェントとのやりとりに時間を多く費やします。これまで開発の中心であったソースコードと同じ場所で、ソースコードのファイルを切り替えるのと同じ感覚で( Ctrl+E/ ⌘E で切り替えながら)、複数のエージェントセッションを管理できるので、(IDE に慣れている人には)UI のなじみ具合が良いと感じるのではないでしょうか。

エージェントセッション管理ビューで複数セッションを管理
実行中および完了したエージェントセッションは Agent Sessions ツールウィンドウで管理されます。実行状況やセッションをクリックし、過去のセッションの再開も可能です。非表示の場合、IDE 右側の「⋯」(他のツールウィンドウ)から表示可能です。表示場所はドラッグで変更できます。
ツール > AIR > Sessions の Show session cost を選択しておくと、セッションごとの概算コストを表示することができます。USDドル表示になっていますが、1 $ = 1 JetBrains AI クレジットです。異なるエージェントや異なるモデルによるコストの違いを把握することができます。

TUI モードであれば契約中の Claude や Codex がそのまま使える
Agent Workbench から起動されるコーディングエージェント CLI は Codex や Claude Code そのものです。Claude Max などのサブスクリプションは JetBrains AI Assistant + ACP ではサードパーティ扱いで利用不可能でしたが、Agent Workbench で CLI/TUI を使用する場合はそのまま使えます。
まとめ
JetBrains Central CLI により JetBrains AI で Claude Code や Codex CLI が使えるようになりました。All Products Pack や dotUltimate についてくる AI クレジットを活用していなかった方はこの機会にぜひお試しください。
また、JetBrains IDE と CLI のコーディングエージェントを共用している方は、Agent Workbench で IDE と CLI/TUI のさらなる融合をぜひお試しください。