Qodana が最高クラスの JetBrains IDE との統合機能を搭載して正式リリース
JetBrains は常に開発者が創造力と思考を刺激されながら楽しく作業できるツールの提供に努めてきました。 JetBrains IDE はコードを理解し、それを改善するための有益な提案を行うように設計されています。 このようなヒントがエディター内で提供されるのは大変便利です。 しかし、CI を中心とする最近のワークフローではビルドパイプラインに信頼できるクオリティゲートが必要となります。 Qodana はそれを念頭に制作されました。
Qodana は JetBrains IDE に固有のインスペクションを使用し、JetBrains IDE に備わるインテリジェンスを CI サーバーに展開できる市場唯一のコード品質プラットフォームです。
この強力な静的解析エンジンは、開発チームが JetBrains エコシステム内でコードレビューの自動化、クオリティゲートの構築、および全社的なコード品質ガイドラインの適用が可能になるように設計されています。 このプラットフォームは任意の CI/CD パイプラインに統合可能で、Java、JavaScript、TypeScript、PHP、Kotlin、Python、Go、C# を含む 60 以上の言語で記述されたコードを解析できます。
本日、Qodana は大きな節目を迎えることができました。プレビューは終了し、大規模な改善が行われ市販されることとなりました。 今すぐ 50% の初年度割引をご利用のうえお楽しみください。
Qodana 2023.2 の新機能
大勢のユーザーが「Qodana」の名前の由来に関心を持っています。 説明しましょう。
「Qodana」は「コードアナライザー」を略したものです。
2021 年に数週間にわたる製品名のブレインストーミングが行き詰った後、多言語に精通した同僚にアドバイスを求めました。 その 10 分後に「Qodana」の提案がなされ、すぐにそれが製品名にふさわしいと判断しました。
私たちは 2021 年に Qodana を EAP で リリースして以来、その反響を喜ばしく考えています。 現時点で Qodana は毎月 9,000 件を超えるユニークプロジェクトへのコミットを解析しており、その 80% は商用プロジェクトが占めています。
私たちは EAP 参加者から多くのニーズを学び、その知識を基に Qodana の静的コード解析エンジンに大規模な改善を適用してきました。
#1 JetBrains IDE 2023.2 で Qodana のサーバーサイド解析を完全に統合
静的解析ツールは構成するのが困難なことで知られています。 Qodana 2023.2 リリースでは、コード品質プラットフォームをほぼすべての JetBrains IDE（IntelliJ IDEA、WebStorm、PhpStorm、PyCharm、Rider、および GoLand）と完全に統合することでこの複雑さを解消しています。 この機能は IDE の 2023.2 バージョン以降で提供されますのでご注意ください。
この統合には 2 つの重要なメリットがあります。
1 つ目は構成のしやすさです。 たった数回のクリックでローカル解析を試したり、プロジェクト全体の問題のリストを表示したりできるほか、お好みの CI/CD システムで Qodana を構成しクオリティゲートの確立が可能です。
2 つ目はコード品質ワークフローの改善です。 Qodana が継続的インテグレーションサーバーで構成されると、IDE を離れなくてもサーバーサイド解析の結果を表示できるようになります。細かい設定は必要ありません。 直接 Qodana Cloud に移動し、わかりやすいサンバーストグラフで問題の概要を確認することもできます。
#2 コードカバレッジのサポート
Qodana が Java、Kotlin、PHP、JavaScript、および TypeScript のコードカバレッジに対応しました。 自動テストを実行中、Qodana は既知のユニットテストフレームワークからの出力を頼りに実行されたコードの量を表示します。 このため、ユーザーは 1）コードカバレッジ率の確認、2）追加テストが必要なコード箇所の特定、3）テスト自体の品質評価を行うことができます。
#3 Checkmarx データに基づく脆弱性チェッカー
Qodana にIntelliJ IDEA 提供の脆弱性チェッカーがバンドルされるようになりました。 このインスペクションは、プロジェクトに使用されている脆弱性のある外部パッケージを発見するように設計されています。 脆弱性に関するデータはソフトウェアセキュリティ会社の Checkmarx によって提供されます。
脆弱性チェッカーは単にセキュリティ情報を提供するものではありません。 有益な対策情報も提供します。 開発者は既知の脆弱性が存在しない、安全かつ安定したバージョンのパッケージに迅速に移行することで、直ちに脆弱性対策を行えます。
#4 クイックフィックス（実験的）
すべての Qodana リンター（.NET を除く）にはコーディングの効率を高める強力なクイックフィックスが備わっています。 Qodana が問題を自動的に解決できるクイックフィックスを適用し、適用された変更を含む新しいプルリクエストを作成できるようになりました（現時点では GitHub Actions のみに対応しています）。 さらに、ユーザーはこのような変更をコミットする前に確認できるようになります。
変更内容の全リストは、Qodana 2023.2 の新機能をご覧ください。
2023.2 リリース以外の Qodana の機能
Qodana をまだお試しでない方は、新たにリリースされた機能だけでなく、現時点の製品で提供されている機能の簡単な概要を以下でご覧いただけます。
Qodana 限定のインスペクションを含む 2,500 個以上のコードインスペクション
Qodana はパフォーマンスの問題、未使用の宣言、脆弱性のある依存関係、潜在的なセキュリティ問題、混乱を招きやすいコードコンストラクト、命名およびスタイル規則などいろいろなものを発見できます。
対話型のインスペクションレポートとダッシュボード
見栄えの良いサンバースト図でコードの問題と傾向を発見し、プロジェクトの品質を適切に把握することができます。
クラウドベースのレポート概要
すべての Qodana レポートを Qodana Cloud 1 箇所に蓄積し、対話型ダッシュボードを使ってプロジェクトの傾向を調査できます。
技術的負債を管理するためのベースライン
コードベースのスナップショット、またはベースラインは特殊な Qodana の実行によって取得されます。 現在のコードとそのベースライン状態を比較することで、新しい問題、変化のない問題、解決した問題を確認できます。
たとえば、重要度の低い問題を後回しにして新しいバグや非常に重要度の高いバグの修正に専念するためにベースラインを使用できます。
サードパーティライセンス監査
コードリポジトリ内の依存関係をスキャンしてそのライセンスを検出し、それがプロジェクトライセンスに対応しているかどうかを確認できます。
インスペクション作成ツール
Qodana がまだ対応していない特定の問題をスキャンしようとお考えですか？ サードパーティのインスペクションツールを統合することも、独自のプラグインを作成することも可能です。
動画をご覧いただけばすぐに理解できると思いますので、デベロッパーアドボケイトの Anton Arhipov による Qodana の概要動画を自由にご覧ください。
マネージャーも驚きの Qodana の価格体系
意思決定者が Qodana について特に高く評価しているのは、プロジェクトに含まれる行数に関係なく有効貢献者ごとに価格が計算されるという点です。 したがって、Qodana は特にコスト効率の良いオファーです。
Qodana には言語サポートに制限のある無料プランをはじめ、有効貢献者あたり月額 6 ドルからの有料プランなど、 3 つのプランが用意されています。 有料プランには最低 3 人の有効貢献者が必要です。
さらに多くのセキュリティインスペクションとライセンス監査を提供する最も高度な Qodana プランでは年額 50% 割引をご利用いただけます！
価格プランの詳細については、価格ページをご覧ください。
Qodana の開始方法は？
こちらのウェブサイトから無料体験版を入手しましょう！ Qodana Cloud のアカウントを作成し、特定のリンターをプロジェクトと必要な CI/CD システムに接続するように求められます。 たったそれだけです！
開発者が誇りに思えるコードの出荷を支援するのが当社のミッションです。 Qodana、そしてわかりやすいサンバーストグラフに詰め込まれたインテリジェンスのすべてをぜひご活用ください。 ご質問がございましたら、お気軽に課題トラッカーにチケットを提出するか、以下にコメントを残してください。
オリジナル（英語）ブログ投稿記事の作者：
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