IntelliJ IDEA 13.0.2の新しいScalaコンパイラ – 最大で25%高速化
IntelliJ IDEA 13.0.2でご利用いただけるScalaプラグインの最新版(v0.30.375)ではSBT incrementalかIntelliJ IDEA内蔵のものか、コンパイラを選べます。
後者はIntelliJ IDEAのバイトコード依存アナライザをベースにした新しいビルトインコンパイラで、Scala特有のソースコード間の依存を無視することで最大で25%の高速化を実現しています。この手法をJetBrainsでは”lower precision approach”(低精度アプローチ)と呼んでいます。なぜならパフォーマンスにフォーカスするため、幾分正確性を犠牲にしているからです。
プラグインそのものをコンパイルした際のベンチマーク結果を以下に示します:
新しいコンパイラはデフォルトで有効になっていますので、すぐにどれくらいコンパイラが早くなっているか実感出来ることでしょう。パフォーマンスよりも正確性を重視したい場合はSBTのインクリメンタルコンパイラを選択してください。
注意: 時折コンパイルが始まった際に予期せぬ、またはおかしなエラーが発生かと思いますが、その再はプロジェクト全体をリビルドしてください。それでも解決しない場合はお知らせください。
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それではScalaプログラミングをお楽しみください!