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2023 年の開発者エコシステム: C# の主なトレンド
毎年実施している2023 年開発者エコシステムアンケートでは世界中の 26,348 人の開発者からインサイトを得ることができました。 この要約記事では C# と .NET に焦点が当てられていますが、他の言語のトレンドも確認できます。 結果とコメントをご覧になり、ご意見をお聞かせください!
主な発見
C# 開発者が最も使用している .NET フレームワークは ASP.NET Core であり、56% が使用していることが分かりました。 しかし、Blazor は Microsoft が期待していたほどの普及率に達していません。 Blazor Server は ASP.NET 開発分野のわずか 16% に過ぎず、Blazor WebAssembly は 12% となっています。 これらよりも Blazor の後にリリースされた Minimal API 機能の使用する開発者のほうが多くなっています(20%)。 フルスタック開発とフロントエンド開発に関しては 64% の ASP.NET 開発者が MVC を使用しており、40% が Razor Pages を使用しています。
Aspire はリリースされたばかりで新しすぎるため、このアンケートの対象からは外されましたが、2024 年はどのような状況になるかに注目しています。 Microsoft は「.NET 8 があれば、どの開発者も(クラウドの)フルスタック開発者になれる」というメッセージの元で全力で取り組んでいます。
C# 開発者は主に Windows を実行して最新の状態を維持しています。
これは驚くような結果ではありません。79% の C# 開発者が Windows を使用しており、32% の MacOS と 19% の Linux がそれに続いています。 新しい C# バージョンがリリースされる際には着実に採用されており、バージョン 11 と 10 は順に 42% と 32% となっています。 また、比較的少数ながらもかなりの既存アプリが常に旧バージョンに留まっていますが、通常は相応の理由があります。 2017 年以降、使用している C# のバージョンについて「分かりません」と述べている C# 開発者の数は着実に増加しています。
C# 開発者はゲーム、ウェブサイト、ユーティリティを構築
C# で開発している Rider ユーザーと Visual Studio ユーザーに注目しました。
過去一年で Rider で作業しているゲーム開発者が大幅に増加しました。 Rider が Unity、Unreal Engine、および Godot 開発者の間で好評なのは間違いありませんが、 残りの .NET エコシステムではあまり大きな変化はありません。 .NET はエンタープライズソフトウェアにしっかり根付いているため、現在でもウェブサイト、ユーティリティ、およびライブラリが .NET を支配しています。
IDE、エディター、プラグイン
Visual Studio は最も一般的な IDE のままですが、Visual Studio ユーザーの 32% は ReSharper を使用しています。 C# 開発者の 32% は Rider を使用し、14% は VSCode を使用しています。 VSCode の使用に関しては、そのほとんどが C# プラグインと .NET ツールに由来するものです。 VSCode ユーザーの間では CoPilot も人気があり、25% がこのプラグインを使用していると答えました。
このプラグインは 2023 年後半に発表されたものであるため、その結果はこのアンケートには十分に反映されていません。 Microsoft が Visual Studio for Mac を廃止するという決定を下したため、ほとんどの Visual Studio for Mac ユーザーが Rider に移行したことがうかがえます。
1% の回答者が人気のある IDE をどれも使用しておらず、 「その他」と回答しています。 頑なにメモ帳を使っているのでしょうか? やはりそんな人たちは存在するんですね!
ユニットのテスト
この時点で、何が言えるでしょうか? 特に目新しいことはありませんので、単に事実を見ていきましょう。 例年通り、テストを行っていない開発者がかなりの数存在します。 テストを行っている開発者に関しては、xUnit と nUnit が主な 2 つの選択肢としての地位を維持しています。
プロファイリングと診断
プロファイリングは開発チームのおよそ 20% の人に任されていることが多く、そのうち約 3 分の 1 が自分自身か数人のチームメイトに任されていると答えています。 したがって、プロファイリングと診断は依然としてちょっとした専門分野のようなものとなっています。 弊社のツールは使いやすいですが、それぞれのアプリケーションのコンテキストでデータを把握することは大変な部分ではあります。
まとめ
.NET にはいくつかの着実な傾向が見られます。そのような傾向の 1 つには、現在も伸びている新しいバージョンの C# の採用率があります。 最初に一定の数の人が採用すると、その後により多くの人がアップグレードしています。 ユニットテスト、開発するソフトウェアの種類、およびプロファイリングの数にも経年変化は見られません。 顕著な傾向としては、より多くの .NET Framework と C# のバージョンがリリースされるほど、現在使用している C# のバージョンが分からない人が増えていることが挙げられます。
オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者: