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Amper のアップデート - 2024 年 2 月号
Amper は JetBrains が提供する実験的なプロジェクト構成ツールです。 0.2.0 リリースとその付属ツールに関する機能更新とハイライトをお知らせします。 Amper が Gradle バージョンカタログや新しい依存関係の追加の補完などをサポートするようになりました!詳しい内容について以下をお読みください。 Gradle バージョンカタログ Gradle バージョンカタログを使用する既存プロジェクトに Amper をより簡単に追加できるよう、Amper が このようなカタログに宣言されている依存関係に $libs.library.name 構文を使用してアクセスできるようにしました。 IDE はカタログで宣言されているライブラリの補完を提供します。 Amper マニフェストから参照先のカタログエントリに移動し、Amper モジュール内のカタログエントリの使用箇所を検索することも可能です。 インテンションアクションを使用して新しい依存関係をカタログに簡単に追加できます。また、カタログエントリとしても使用可能な依存関係を直接使用している場合には警告が表示されます。 Amper マニフェストとバージョンカタログファイルは宣言的な性質であるため、カタログファイルを編集する際にはプロジェクトをインポートし直さなくても補完とインスペクションによってリアルタイムに更新されます。
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Kotlin Multiplatform のツールを備えた Fleet へようこそ
Kotlin Multiplatform(KMP)はネイティブプログラミングのメリットを維持しながら複数のプラットフォーム間でコードを共有できる、JetBrains が開発したオープンソーステクノロジーです。 対応プラットフォームには iOS、Android、デスクトップ、ウェブなどがあります。 本日(11月 7日)、Fleet における Kotlin Multiplatform サポートのプレビューがリリースされました。これにより、Fleet における既存の広範な Kotlin サポートが強化され、マルチプラットフォームアプリケーションの開発が簡単になります。 iOS と macOS をターゲットにしている場合は、Xcode が必要となりますのでご注意ください。 はじめる では、一部の機能を見てみましょう。 単純明快 マルチプラットフォームプロジェクトを開くと、Fleet がプロジェクトビルドファイルの宣言に従って Android や iOS プラットフォーム用の実行構成を自動的に作成します。 この構成は Android Virtual Device または iOS Simulator でアプリケーションを実行するために使用できます。 多言語対応プログラミング Fleet は多言語対応の IDE であるため、マルチプラットフォームプロジェクトでネイティブコードを扱う際に別のエデ
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Amper - ビルドツールのユーザーエクスペリエンス向上
Kotlin を採用したユーザーは幾度となくビルドシステムの扱いにくさを訴えてきました。 多くのプロジェクトでは開発者がすぐに作業に着手できるようにウィザードを使用して環境を構成できますが、このような環境にも保守が必要です。 新しいモジュール、プラットフォーム、依存関係などの変更があった場合、開発者が実際に取り組むべき作業に専念する時間よりもビルドシステムと IDE との格闘にかかる時間が長くなることもしばしばです。 Kotlin が真のマルチプラットフォーム言語になったことで、この傾向は JVM エコシステムを初めて使用するユーザーではさらに顕著になっています。 JetBrains 社内ではここしばらくの間、この開発者エクスペリエンスをプロジェクト定義の視点からだけでなく、より良いツール一式のサポートを提供することによってどのように改善できるかを確認するための一連の実験を行ってきました。 この取り組みは Kotlin Multiplatform に関連して取り組んでいる他のイニシアチブと連動しています。 本日、このプロジェクトの 1 つである Amper をリリースしました。 ただし、読み進める前に免責事項にご留意ください。このリリースは非常に実験的なものであり、その背後にあるアイデアを検証して皆さんからフィードバックを得ることを主な目標としています。 Amper とは? Amp
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Fleet の Kotlin サポート: JetBrains の新しい IDE を詳しく見る
JetBrains Fleet は IntelliJ のコード処理エンジンを使用する軽量のコードエディター兼 IDE です。 この製品はパブリックプレビューとして公開されているため、誰でもお試しいただけます。 現在、Fleet では Python、TypeScript / JavaScript、Go、Java、PHP、C#、Kotlin などの一般的な言語での開発が可能です。 Fleet はほぼ Kotlin で開発されており、JetBrains チームも Fleet を使って Fleet を開発していますので、Kotlin のサポートは最も進んでいる分類に入ります。 この製品がすでにサポートしている、および現時点で未搭載の言語とテクノロジーについては、完全な Fleet 機能表をご覧ください。 今後リリースされるプラグインにより、さらに多くの言語とテクノロジーが近い将来 Fleet でサポートされる予定です。 このブログ記事では、Kotlin プロジェクト用のさまざまな IDE 機能の概要を含め、Fleet パブリックプレビューにおける Kotlin サポートの現状をお伝えします。 さらに詳しく見る Fleet を使う理由 Fleet は弊社の長年にわたる IDE 開発の経験を基にゼロから構築されました。 軽量なテキストエディターの単純さ、速度、そしてインテリジェントな開発環境の
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Fleet 1.19: AI を搭載した機能と容易化された rust-analyzer 、Python インタープリター、npm の構成
Toolbox App で Fleet 1.19 のアップデートをダウンロードできるようになりました。 このアップデートは通常の改善と変更だけでなく、ある重要な追加機能を含んでいる特別なものです。 Fleet に AI を搭載した支援機能を追加しました! この最初の実装には、OpenAI API 経由で生成 AI を利用して動作するいくつかの新しい機能が含まれています。 Fleet はアーキテクチャと UX の両方で非常に多くの実験を重ねている製品であり、今回のアップデートについても皆さまからのご意見をお聞きしたいと考えています。 Fleet 1.19 では初期段階にある以下の AI 支援型機能をお試しいただけます。 インライン AI プロンプト。任意のコードファイルで Cmd+./Ctrl+. を押すか ‘Generate Code’(コードの生成)を呼び出すだけで、必要な内容を記述できます。 Fleet AI が適切なコード箇所に最適なコードの挿入を試みます。コードを受け入れることも、再生成することもできます。 コミットメッセージの生成。 Fleet AI にユーザーが行った変更内容の説明を記述させた後、それをレビューしてコミットできます。 チームメイトをハッピーにしましょう! コミットの説明。 コミットに重要な変更が含まれており、その内容を詳
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Fleet パブリックプレビューの紹介
Fleet の初回発表以降、137,000 人以上の方がプライベートプレビューにサインアップするなど、皆さんから非常に多くの関心が寄せられています。 限定プレビューから開始したのには、段階的にフィードバックに対応できるという理由がありました。 このプライベートプレビューにご参加いただいた方々に感謝しているのと同時に、ご招待できなかった皆さんにはお詫び申し上げます。 幸いにも、招待をお待ちいただく必要がなくなりました。
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Fleet へようこそ!
長年に渡り、皆さんから「JetBrains はいつ軽量エディターを作成する予定ですか?」と尋ねられてきました。本日、Fleet を発表できることを大変嬉しく思っています。軽量のエディターで、ちょっとしたひねりがあります!初めて Fleet を起動すると、構文ハイライト、単純なコード補完、そしてエディターに期待するものすべてが揃ったフル機能のエディターとして起動します。 でも、それだけではありません!