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TeamCity Cloud のご紹介 – JetBrains が提供するマネージド CI/CD サービス

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TeamCity Cloud がリリースされました

TeamCity すべての機能をホスティングします!

先日、JetBrains が約 2 年の歳月をかけて開発してきたクラウド版の TeamCity、TeamCity Cloud がリリースされました! TeamCity Cloud は、インフラストラクチャーの保守やスケーリングに手間をかけたくないチームに適したマネージド CI/CD サービス です。 14 カ月に及ぶ大規模なベータテストを経て、正式なリリース段階に至りました。実運用環境でご利用いただけるようになりましたので、ぜひお試しください!


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このリリースは JetBrains の多くのチームだけでなく、詳細なフィードバックを提供して多数のバグ修正に貢献した約 5000 人のベータユーザーの尽力によって実現できました。 皆さんの協力がなければ、不可能だったと思われます。 ありがとうございました! ❤

TeamCity Cloud の特徴

TeamCity Cloud はオリジナルの TeamCity をベースにしており、その機能のほとんどを必然的に備えています。

      • 一般的な開発ツールとの連携。 TeamCity Cloud は、さまざまなバージョン管理システム、課題トラッカー、IDE、クラウドプロバイダーと連携し、そのすべてを満遍なくしっかりとサポートしています。 ビルドツールのアップデートやセキュリティパッチの適用は JetBrains が行いますので、ユーザーが対応する必要はありません。

ℹ ビルドエージェントにインストールされているソフトウェアの詳細なリストは、ドキュメントを参照してください。

      • スマートなテスト支援。 オリジナルのオンプレミス版と同様に、TeamCity Cloud はテスト履歴の保存と解析、不安定なテストの報告、経時的なコード品質の通知に対応しています。 これにより、エラー解析が大幅に単純化されるため、開発プロセスの効率がより向上します。
      • 構成の容易さ。TeamCity Cloud では、CI/CD パイプラインをフル機能を備えた Web UI から構成したり、Kotlin プログラミング言語を使用して作成したりできます。 Kotlin で記述した可読性と保守性に優れたコンパクトで軽量なコードを使用し、あらゆる複雑度と規模のパイプラインを作成できます。 また、ほぼすべての機能を RESTful API 経由で使用できますので、TeamCity をアプリケーションに組み込んだり、スクリプトで操作したりできます。

TeamCity Cloud は JetBrains が運用しますので、管理機能は少なくなっています。 それを除けば、オンプレミス版の TeamCity を使用しているほとんどの方は機能的な違いに気付くことはないと思われます。

TeamCity にまだ実装されていない機能

リリース時点では、次の 2 つの機能だけが TeamCity Cloud に実装されていません。

      • macOS のサポート
        現在、TeamCity Cloud には Linux 版と Windows 版のビルドエージェントのみが付属しています。 macOS / iOS / AppleTV およびその他 Apple デバイス用のビルドが必要な Apple 開発者は、TeamCity ビルドエージェントを自分の Mac にインストールし、セルフホストのビルドエージェントとして接続するしかありません。 ネイティブでの macOS のサポートはロードマップ上にあり、今年後半の提供を予定しています。
      • プラグイン
        私たちはすべての一般的なツールやフレームワークを初期状態でサポートするように細心の注意を払い、プロジェクトの 99% でプラグインを不要にすることを目指しました。 ただし、最も要件の厳しい進歩的なお客様のために、プラグインに対応し、豊富なカスタマイズオプションを備えた Enterprise プランの作成を進めています。 このプランは、2021 年末までにリリースされる見込みです。

私たちは TeamCity Cloud が、ほぼすべての環境で開発プロセスの中心を担うことができると信じています。 それでも何らかの不足があると思われる場合は、お知らせください


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今後のロードマップ

JetBrains は引き続き積極的にオンプレミス版の TeamCity の開発を続け、すべての新機能を両方の製品に実装する予定です。 次期リリースの内容を確認したい方は、TeamCity 2021.1 EAP3 をチェックしてください。 このリリースから 1 カ月以内にはTeamCity Cloud をバージョン 2021.1 にアップデートする予定です。

さらに、TeamCity Cloud のロードマップには次のような項目があります。

      • macOS のサポート
      • Enterprise プラン
      • 無料の Free プラン
      • 複数リージョンへのデータ保管:現在、このサービスは AWS EU のアイルランドリージョンでホストされています。 他にもいくつかのオプションを追加する予定です。

価格体系について

TeamCity Cloud は 14 日間無料で試用することができます。 試用期間には 12,000 ビルドクレジット(Linux Small ビルドエージェントの 20 ビルド時間に相当)、120 GB のストレージが付与されます。また、クラウド上で並行して実行できるビルド数に制限はありません。セルフホストのビルドエージェントは3 個まで利用可能です。

試用期間が終了した後は、サブスクリプションをご購入いただく必要があります。 TeamCity Cloud の価格はチーム内のコミッター数によって決まります。最低価格は ¥5,175 で、3 人のコミッターと 24,000 ビルドクレジット(Linux Small ビルドエージェントの 40 ビルド時間に相当)から対応しています。 コミッターを増やすと ¥1,725 の追加コストが必要になり、8,000 の追加ビルドクレジットが提供されます。 閲覧用の Web ユーザー数には制限がありません。ビルドをトリガーしない限り、必要な数のチームメンバーを追加費用なく TeacmCity に参加させることができます。

詳細については、弊社 Web サイトの TeamCity Cloud ページと TeamCity Cloud FAQ を参照してください。 また、その他の要望がある場合やより大規模な Enterprise レベルでの評価に関するご相談がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

Happy building! 🚀


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