TeamCity 2018.2がリリースされました:セカンダリノード、GitHubプルリクエスト、プラグイン作業の改善、テスト結果にスクリーンショットを追加、Kotlin DSL Previewなど
TeamCity 2018.2、今年2回目のメジャーリリースです。 このバージョンでは、VCS変更の収集をセカンダリノードにアウトソース、GitHubプルリクエストをビルド、またはサーバーを再起動せずにプラグインをインストールできます。 テスト結果にスクリーンショットを追加することが可能になり、自動調査の割り当て、複数のNuGetフィードも導入されています。
このブログポストでは、本リリースの主な新機能について説明いたします。(サムライズム様による翻訳はこちらになります。)
セカンダリTeamCityノードによるスケーラビリティの向上
セカンダリTeamCityノードは、バージョン管理システムから変更を収集してチェックするタスクを引き継ぐことによって、メインTeamCityサーバーの負荷を下げるように設計されています。 VCS変更の収集をセカンダリノードにアウトソースし、インストール全体のスケーラビリティを向上させることができます。 また、セカンダリノードを使ってHigh-Availability設定(高可用性設定)を行うこともできます。
GitHubプルリクエストをビルド
TeamCityはGitHubプルリクエストのサポートを強化しました。 プルリクエストを作成者別にフィルタリングし、内部または外部の共同作業者に限定、あるいは全員に公開できます。 ターゲットブランチでプルリクエストをフィルタリングするオプションもあります。
プラグインとの作業をもっと簡単に
- プラグインリポジトリからインストール。 TeamCityのプラグインをJetBrainsプラグインリポジトリから直接閲覧してインストールできるようになりました。
- サーバーを再起動する必要がなくなりました。 プラグインリポジトリからプラグインをインストールすると、それを適用するためにTeamCityサーバを再起動する必要はなくなりました。
- 手間のかからないプラグイン開発。 同様に、TeamCity用のプラグインを開発する場合、サーバーを再起動する必要がなくなりました。
テスト結果にスクリーンショットを追加
TeamCity 2018.2では、スクリーンショットや、リンク、アーティファクト、ログ、数値などの他のテストデータをテスト結果に追加することができるようになりました。 これらは、UIのテスト詳細セクションでネイティブに表示されます。
Kotlin DSL Preview 設定
Kotlin DSL形式の設定をどのように記述するのが最適なのかわかりませんか? TeamCityはすべての設定用のDSLコードを自動的に生成します。それを管理UIでプレビューすることができるようになりました。 DSLフォーマットの学習や、ただDSLの一部をコピーして既存の settings.kts ファイルにペーストするのに便利です。
調査の自動的な割り当て
TeamCityでは、ヒューリスティックの数に基づいてチームメンバーに調査をサジェスト、または自動的に割り当てることができるようになりました。 そうすれば、ビルドを壊した可能性が最も高い人は、通知を受けて失敗を調査できます。
複数のNuGetフィード
TeamCity 2018.2では、プロジェクトとそのすべてのサブプロジェクトのビルドで使用される複数のNuGetフィードを指定できます。 また、NuGet Server API v3のサポートも導入されています。
このリリースではさらに多くの新機能を用意しております! これらの機能やその他の機能の詳細については、当社のドキュメントのWhat’s newセクションをご参照ください。
新しいバージョンをインストールする前にアップグレードノートを確認し、バグ・問題があった場合、お気軽にYouTrackでご報告、またはディスカッションフォーラム でご質問ください。
また、2019年1月8日に開催される無料ウェビナーに登録し、LIVEで新機能をご確認ください。
[原文] Original post in English is written by Yegor Naumov