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JetBrains Toolbox 2019.3リリースのハイライト
2019.3の製品アップデートではIntelliJベースの全IDE製品の起動が高速化され、UIの応答性が向上し、UIやエディタのフリーズが減少し、メモリ消費量が削減され、多数の新機能を利用できるようになりました。
JetBrains Toolbox 2019.3ツールファミリーには多数のアップデートが行われています。あらゆるツールが強化されており、新年ではさらなる生産性の向上を見込めます。
IntelliJベースの各種IDE製品の2019.3リリースでは、ツールのパフォーマンスと品質に注力しました。JetBrainsチームは直近2カ月間にわたって品質改善を行い、その間に多数のバグを修正し、新機能を開発しました。 私たちの懸命な取り組みの結果を皆様にお届けできることを大変うれしく思います。 すべてのIntelliJベースの各種IDE製品に対し、次のような注目に値する改善が行われています。
- 起動時間の高速化
- UIの応答性向上
- UIやエディタのフリーズを削減
- メモリ消費量の削減
また、このリリースでは皆様からご要望のあった多くの新機能を実装しています。
.NETツール 2019.3 Riderは特に.NET開発者向けに強化されており、機能豊富なT4テンプレートに対応し、.NET Core用のクロスプラットフォーム対応プロファイラとUnity用のテストカバレッジを提供し、パフォーマンスが改善されています。 また、ReSharper Ultimateでは最新のLocalization Managerのほか、クロスプラットフォーム対応のReSharperおよびdotTraceのコマンドラインツールが導入され、C# 8.0の言語対応も改善されています。
以下の製品ニュースの簡単な概要をご覧ください。
IntelliJ IDEA 2019.3 当社の主力IDEの今年最後となるメジャーリリースでは大幅なパフォーマンスとユーザビリティの改善が行われています。これらの改善にはIDEの起動高速化、全体的なUIの応答性向上、テーマやキーマッププラグインのインストールの簡略化、VCSワークフローの強化、マイクロサービスフレームワークやMongoDBへの対応追加などがあります。
WebStorm 2019.3では起動の高速化、Vue.jsサポートの大幅な強化、JavaScriptやTypeScriptに対するコード補完のより高度なスマート化、長く未解決であった多数のバグの修正が行われています。
PhpStorm 2019.3はPHP 7.4のすべての新機能をサポートし、それらに対応したインスペクションやクイックフィックスを実装しています。 また、PSR-12対応、リモートインタプリタ用のWSL、MongoDB対応、HTTPクライアントの更新、IDEの起動高速化、パフォーマンスの改善、その他多数のユーザビリティ改善が行われています。
Rider 2019.3は優れたT4テンプレート対応機能、.NET Core用のクロスプラットフォーム対応プロファイラ、Unity用のクロスプラットフォーム対応テストカバレッジを提供します。起動速度が向上し、デバッガがDocker Composeに対応し、バージョン管理とXamarinへの対応が全面的に強化されています。
PyCharm 2019.3は、Jupyterノートブック用の対話型ウィジェット、MongoDB対応機能、およびPython 3.8の全機能に対応したコード支援が実装されています。 PyCharmチームはこのリリースで品質とパフォーマンスに注力し、インタプリタと多数のバイナリパッケージの初期インデックス作成処理の高速化などの重要な結果を達成することができました。
ReSharper Ultimate 2019.3では最新のLocalization Manager(ローカライゼーションマネージャー)とType Name Hints(型名ヒント)が導入され、C# 8、C++ 20、Unreal Engineへの対応がさらに改善されています。 ナビゲーション、コードスタイル、ユニットテストが強化され、ReSharperとdotTraceのコマンドラインツールがLinuxとmacOSに対応しました。
RubyMine 2019.3では、コミュニティからのフィードバックを元にIDEの全体的な品質が改善されています。 RuboCop重大度のマッピングを使用すると、特定のRuboCop offense(違反)に対する重大度を変更できます。 1つの.httpファイルに複数のリクエストを書き込み、HTTPリクエストで動的変数を使用できます。 また、コードインサイトが強化され、デバッガ、Git、YARD、JavaScript、データベースツールが改善されています。
GoLand 2019.3はCPU消費が減り、実行速度がこれまで以上に速くなりました。 また、Go Modules対応が強化され、新しいクイックフィックス一式が追加され、リファクタリング機能が補強され、Evaluate Expressionを使用して埋め込みフィールドのメソッドを呼び出す機能が追加され、Mozilla rrを使用してアプリケーションをリモートでデバッグできるようになりました。
CLion 2019.3 CLion 2019.3ではコード補完が高速化され、さまざまなUIのフリーズが解消されています。 GDBとLLDBの統合、Ninjaやその他のCMakeジェネレータのほか、コードカバレッジが改善されています。 また、すでにC++20のConceptに対応しており、Rename、ナビゲーション、コード補完では同Conceptが考慮されます。
ReSharper C++ 2019.3では、コード解析やClang-Tidyの統合からナビゲーションやコードフォーマットまでエディタのあらゆる機能が強化されています。 アップグレードして新しい型ヒントでコードの可読性を向上させ、今後のC++20標準への適合度を高めましょう。 ゲーム開発者向けに、Unreal Engine 4対応の強化を行っています。
AppCode 2019.3ではコード補完、ハイライト表示、ナビゲーションが高速化されています。 また、SwiftのFunction Builder、Property Wrappers(プロパティラッパー)、Opaque Result Type(不透明な結果型)に対応し、多数の新しいSwiftインテンションが実装されています。 Mac Catalystに対応し、改良されたビルドメッセージツールウィンドウが導入されています。
当社は皆様に最適なツールと最高級の機能をお届けするため、今後も継続的に改善に取り組む予定です。 今後のリリースに関する情報をお待ちください!
JetBrainsチームは皆様のご多幸を願っております。来年もよろしくお願いいたします!
[原文] Original post in English is written by Marina Kovaleva