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すべての JetBrains IDE と .NET ツールの 2022.2 アップデート

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このブログ記事では、今回リリースされたすべての JetBrains IDE と .NET ツールの 2022.2 バージョンにおける主な変更内容の一般的な概要をご紹介します。 以下の概要をご覧ください。より詳細なアップデート内容については、リンク先を参照してください。

IntelliJ IDEA 2022.2 には、リモート開発機能をより使いやすく、安定化するための品質改善が複数含まれています。 このアップデートより、IntellilJ IDEA は IDE のパフォーマンス、セキュリティ、およびユーザーエクスペリエンスを改善する JetBrains Runtime 17 を使用しています。 IntelliJ IDEA Ultimate には Spring 6 と Spring Boot 3 の機能サポートが追加され、その他複数のフレームワークのアップデートが導入されています。 IntelliJ IDEA 2022.2 には、その他にも開発の高速化と効率化に役立つ多数のアップグレードと改善が含まれています。

WebStorm 2022.2 には、Angualr スタンドアロンコンポーネントのサポート、Vue 3 のアップデート、TypeScript 4.7 のサポート、Docker の改善、リモート開発ワークフローの組み込み、現在のファイルの新しい実行方法などが含まれています。

DataGrip 2022.2 では、複数の CSV ファイルを一度にインポートする機能を追加し、PlaygroundScript 解決モードを導入しました。また、新しい Modify UI をデフォルトオプションに設定しています。

データサイエンティスト向けの IDE である DataSpell 2022.2 には、Jupyter Notebook に使用できる視覚的な Merge ビューを導入しています。 ノートブックでマージされる変更を一目で識別することが可能です。 さらに視覚的な機能強化として、画像の下の枠線をドラッグして出力サイズを変更できる機能も追加しています。これは、詳細を確認する際などに役立ちます。 このリリースでは、ディレクトリとリモートサーバー間および複数のリモートサーバー間でのディレクトリのコピーと貼り付けが可能です。 また、WSL ベースのインタープリターを venv で作成された環境に使用することもできます。

PyCharm 2022.2 では、例外グループと except* 演算子、個別の TypedDict キーに適用する新しい表記法、可変長引数ジェネリクスといった複数の Python 3.11 機能がサポートされています。 HTTP クライアントを改善することで、初期状態でガターのアイコンを使って実行環境を選択し、HTTP と WebSocket プロトコルでクエリを送信できるようになりました。 新しい Run Current File(現在のファイルの実行)機能では、専用の実行構成を使用しなくても単一のファイルを即座に実行してデバッグすることができます。

GoLand 2022.2 では、ジェネリクスと go.work に対応した新機能が提供され、IDE からファズテストを実行できるようになっています。 文字列内の SQL ステートメントが自動検出されるようになりました。 また、WebSocket および GraphQL エンドポイントのサポートも追加されています。

PhpStorm 2022.2 では、Mockery と Reactor のサポート、ジェネリクスと列挙型のサポートの強化、デバッガーと HTTP クライアントの改善などが導入されています。

CLion 2022.2 リリースでは、CMake と CMake Presets との統合が改善されました。 Quick Documentation(クイックドキュメント)ポップアップが、C++ と CMake コードに関する知識の源として活用できるようになりました。 静的および動的コード解析の機能強化、デバッガー統合の改善、およびリモートおよび Docker ツールチェーンのパフォーマンス改善により、開発力と生産性がアップします。

RubyMine 2022.2 には、Rails URL のサポート、RBS とデバッガーの改善、YARD マクロ拡張機能のサポート、その他複数の新機能が導入されています。

AppCode 2022.2 では、Objective-C および Swift の UML クラスダイアグラムを生成することで、アプリケーションの構造を解析しやすくなっています。 また、コードのドキュメント化、生成、および整形も改善されており、最新の Xcode バージョンと新しい Swift の言語機能に調整されています。 AppCode の Kotlin Multiplatform Mobile プラグインでは、Android と iOS のアプリケーションをより効率的に開発できるように、サポート対象のプロジェクトの種類が拡大されています。

IDE はいつでも Toolbox App から、またはツールから直接アップデートしていただけます。また、最新バージョンは JetBrains ウェブサイトから直接ダウンロードしていただくことも可能です。

.NET ツールおよび VS 拡張機能 2022.2

ReSharper 2022.2 と Rider 2022.2 には、C# 11 の追加機能のサポート、コード解析の更新、およびソリューション全体解析によるメモリ使用率の最適化が含まれます。

ReSharper 2022.2 では、ディスク上でソースコードを実際に整形しなくても希望する書式でコードを表示できる仮想フォーマッターや、ReSharper が生成した一時ファイルを除去するディスククリーンアップツールが導入されています。 ReSharper C++ 2022.2 では、ブループリント固有のインレイヒントやインスペクションを導入し、Unreal Engine プロジェクトのインデックス作成パフォーマンスを大幅に改善しました。

Rider 2022.2 では、起動パフォーマンスの最適化やソリューション全体の解析エンジンなど、総合的なパフォーマンス改善が行われています。 C# 11 のサポートは、必須メンバー、checked ユーザー定義演算子、raw 文字列、およびリストパターンまで拡大されました。 1 つのウィンドウレイアウト設定を作業中のすべてのソリューションに適用する方法を実装しました。 Unreal Engine の作業をより簡単に行えるようにするために、New Unreal Module(新規 Unreal モジュール)と New Unreal Plugin(新規 Unreal プラグイン)という 2 つの新しいアクションと、シンボルサーバーを指定してデバッグ中にライブラリシンボルを取得する機能が追加されています。

今回お知らせする最新情報は以上です。 最先端の機能をお試しになりたい方は、2022.3 の早期アクセスプログラムの開始時期に関する今後の発表をお待ちください。

注意: Toolbox App で各ツールの新しい EAP バージョンを確認することをおすすめします。 インストール済みツールの設定からそのツールに適したチャンネルをお選びください。

コーディングをお楽しみください!

JetBrains チーム一同より

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