Rust.Tokyo 2024 スポンサーセッション Q&A まとめ:RustRover の魅力と機能を解説
こんにちは、JetBrains Japan チームです!
昨年 11 月末、Rust 開発者が集うイベント Rust.Tokyo 2024 にスポンサーとして参加しました。スポンサーセッションでは、RustRover のデベロッパーアドボケイトである Vitaly Bragilevsky が登壇し、多くの方にご視聴いただきました。
トークの内容は Rust JP YouTube チャンネル にて公開されています。RustRover に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。また、セッション後に寄せられた質問とその回答を以下にまとめましたので、RustRover の詳細な機能や特徴を知りたい方はぜひチェックしてみてください!
Q1: VSCode との大きな違いは何ですか?
RustRover は Rust 開発と一般的なソフトウェア開発に対応した オールインワン IDE です。インストール後すぐに利用を開始でき、以下のような特徴があります:
- インタラクティブデバッガー:すべてのプラットフォームに対応。
- データベース・ウェブフロントエンド開発対応:チーム作業やバージョン管理、プロファイリングを強力にサポート。
- Rust 専用機能:Rust Analyzer に匹敵するエラーのハイライト、コード補完、インポートや依存関係管理、コードのリントなどを提供。
- 初心者向け機能:ライフタイム可視化や複数箇所のエラーハイライト、コンパイラーによる提案の適用、コードブロックの展開・削除、Cargo.toml ファイルの編集など。
さらに、AI を活用した「Fix with AI(AI で修正)」ツールやコード補完機能で、効率的な開発をサポートします。
Q2: Rust のエラー修正が簡単にできる機能はありますか?
RustRover はエラー修正を迅速化するために以下の機能を提供します:
- 複数コードフラグメントのハイライト表示:借用チェックエラーの場合、問題の値に関連する過去の操作を表示。
- ライフタイムの可視化
- 迅速な提案:IDE が状況を把握できる場合に、適切な修正や改善案を即座に提示。
- AI 提案機能:エラーを半自動的に修正が可能。
Q3: 他の JetBrains 製品と比べて独自の特徴はありますか?
RustRover は CLion や PyCharm、GoLand などと同様、IntelliJ プラットフォームをベースにしており、JetBrains IDE 共通の機能(コード補完、バージョン管理など)をすべて利用可能です。しかし、RustRover は Rust 開発に特化しており、Rust プラグインを使用した IntelliJ IDEA や CLion よりもスムーズな開発体験を提供します。
Q4: RustRover のデバッガーはシャドー変数を識別できますか?
RustRover のデバッガーは、lldb や gdb をベースにしています。これらの基盤技術の制約内で動作しますが、対話型デバッグの新機能を模索中です。機能リクエストは 課題トラッカー にて受け付けていますので、ぜひお寄せください!
RustRover のご利用について
RustRover は、個人利用で商業収益が発生しない開発に関しては完全無料です。すべての機能を制限なくご利用いただけます。また、個人・法人両方でご利用可能な商用プランもご用意しております。料金体系や詳細については ウェブサイト または ブログ記事 をご確認ください!
RustRover は、Rust 開発を次のレベルに引き上げるための最適な選択肢です。ぜひお試しください!