「会社で買うなら」知っておきたいJetBrainsのライセンスとお金の話

こんにちは。JetBrains堀岡です。

今年も昨年同様、開発者様向けイベント等に参加して勉強させてもらっております。

一方で、私の本来の仕事は営業なので、今回は「会社(法人)で買う場合」のライセンスについてご理解頂きたいポイントをいくつか紹介したいと思います。

以下の話はエンジニアの皆様に役立つ技術的な話ではありません。現在会社や組織においてライセンス購入や管理を担当されている方、これから購入を提案・検討されている方にご参考にしていただけますと幸いです。

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ライセンスの種類(法人・個人)について

ご存知の方も多いと思いますが、IntelliJ IDEAをはじめとするJetBrainsのIDE製品のライセンスの種類は代表的なものとしてCommercial License(法人ライセンス)Individual/Personal License(個人ライセンス)があります。両者の大きな違いはこちらに説明がありますが、

であり、ライセンス規約にも記載されています。

個人ライセンスについて補足すると、こちらにあるように個人ライセンスであっても業務利用は可能です。したがって、「プロとして自分が使うツールは自腹を切って準備する」や「諸般の事情から会社ではJetBrainsのライセンスを買ってもらえないので自腹を切らざるを得ない」という方、個人事業主(フリーランス)の方が個人ライセンスを業務利用することは全く問題ありません。

一方で、「会社の経費で買うんだけど、安いから個人ライセンス」という選択はライセンス規約違反となりますのでご注意ください。また時折、個人ライセンスをご利用のお客様から「会社で経費精算したいので、Invoiceの宛先を法人にして欲しい」というご要望をご連絡頂くことがあるのですが、当然ながら出来かねます。

「今まで間違った理解で会社の経費で個人ライセンスを買っていた私はどうしたらいいの?」という方がいらっしゃいましたら、JetBrains営業窓口日本語で問い合わせ可能です)または、ご購入いただいている代理店様まで(こっそり)ご相談ください。

参考

JetBrainsが提供するライセンスの種類、許可されている用途、ライセンス条件の比較

https://www.jetbrains.com/store/terms/comparison.html#LicenseComparison

法人ライセンスのメリット

法人ライセンスは個人ライセンスと比較すると一見割高に思えるかもしれませんが、以下に紹介するように、法人におけるユースケースを考慮した、法人ライセンスにしかないメリットが複数あります。

JetBrains Accountを利用したライセンスの再割当て

法人ライセンスを購入すると、法人用JetBrains Accountが作成され、1名以上のユーザを管理者として指定することができます。管理者ユーザはライセンスを自分自身や他のユーザにAssign(割り当て)したり、割り当て済みのライセンスをRevoke(無効化)することができます。法人ライセンスの場合、ライセンスの所有者は法人です(個人ではない)ので、このような事ができる訳です。したがって、例えば

  • プロジェクトの完了、変更、中止
  • 従業員の異動、退職

等によりあるユーザが利用していたライセンスが不要になった場合、別のユーザに割り当てることができるので、余剰ライセンスを有効活用することができます。この仕組みを上手く利用すれば、組織内において一定のライセンス数の需要がある場合は、継続割引(2年目20%、3年目40%)を失効させることなくライセンスを更新できるので、チームやプロジェクトの変更の度に解約や新規にライセンスを買い直したりするよりも支出を抑えることができます。

参考

How do I manage and distribute licenses within my organization?  (JetBrains)

https://sales.jetbrains.com/hc/en-gb/articles/207240825-How-do-I-manage-and-distribute-licenses-within-my-organization-

組織でのJetBrainsアカウントの管理(サムライズム様)

https://support.samuraism.com/hc/ja/categories/360000215334-JetBrains

組織内ライセンスサーバーを利用したフローティングライセンス

1法人JetBrains Accountあたり50以上の有効なJetBrains IDEのサブスクリプション契約をお持ちのお客様は、お客様環境でライセンスサーバー立てることにより、JetBrains IDE製品のフローティングライセンスを利用することが可能です。この仕組みのメリットは、JetBrains Account管理者が明示的にライセンスを割り当てることなく、ユーザによるライセンスの取得・開放ができるので、管理コストを抑えつつライセンスを有効活用することができる事です。

一方で、ユーザ数に対してライセンス数が極端に少ない状況でライセンスサーバーを利用してしまうと、ライセンスの取り合いが発生してしまい、必要なときにライセンスを取得できないユーザは開発が行えないという状況が発生する可能性があるので注意が必要です。

ライセンスサーバーを利用する場合、ライセンスの利用状況はJetBrains Accountから確認することができます。したがって、ライセンス管理者はフローティングライセンスの利用状況を定期的に確認し、必要に応じて追加購入等によりライセンス数を調整する必要があります。

なお、ライセンスサーバーの利用には申請が必要です。ご興味のある方は、JetBrains営業窓口日本語で問い合わせ可能です)または、ご購入いただいている代理店様までご相談ください。

参考

Floating Serverに関するFAQ(JetBrains)

https://www.jetbrains.com/help/license_server/faq.html

ディスカウント

法人ライセンスをご利用のお客様の場合以下のディスカウントが利用可能です。

ボリュームディスカウント

1法人JetBrains Accountあたり10以上のサブスクリプションをご契約いただいているお客様に対しては、JetBrains Storeから購入される場合は、有効なサブスクリプション数に応じてボリュームディスカウント(私[営業]と交渉することなく)自動的に適用されます。更に多くのサブスクリプションを購入される場合のボリュームディスカウントについては別途ご相談ください。また、代理店様から購入されている場合は、各代理店毎に独自のプログラム等がございますので、代理店様にぜひご確認ください。

ここで一点重要なポイントがあります。それはボリュームディスカウント(フローティングライセンスも同じです)はJetBrains Accountあたりの有効なサブスクリプション数に応じて適用されるということです。例えば、部署ごとやプロジェクト、メンバーごとにJetBrains Accountが別々に存在する場合、現在の仕組みではそれらを合算してボリュームディスカウントを適用することはありません。したがって、ボリュームディスカウントによる恩恵を最大限享受したい場合、1社につき1つのJetBrains Accountとしていただくのがベストです。現在、日本国内において、数百ライセンス以上をお使いいただいているお客様の多くでは、購買部門やインフラ部門、技術支援部門等でJetBrains Accountを管理頂いているパターンがほとんどです。なお、JetBrains Accountが1つであっても、部門ごとに購入先や支払い方法を分けたり、チームごとにライセンス管理を行う機能ができるので、そのあたりは柔軟な対応および運用を行うことが可能です。以下の「購買担当者様向け JetBrains Account統合のご提案」プレゼンテーションも御覧ください。

JBAccountProposal

ということで、現在社内でバラバラで購入されているJetBrainsのサブスクリプションを1つまたは複数のJetBrains Accountにまとめたい場合は、JetBrains営業窓口日本語で問い合わせ可能です)または、ご購入いただいている代理店様までご相談ください。

スタートアップ割引

設立後5年未満の非公開企業に対しては、

・10ライセンスまで

・最初の購入から60ヶ月間

という条件でスタートアップ企業への割引(Startup Discount)を提供しています。

もしスタートアップ割引を利用したい場合はJetBrains Startup Discount申し込みサイトまたは代理店様までご連絡ください。

ライセンス期間について

多くのお客様は予算やプロジェクト期間に応じて

  • Yearly billing(年払いライセンス)
  • Monthly billing(月払いライセンス – ※ JetBrains Storeにおけるカード/PayPal払いでのみ対応)

でお使いいただいていると思いますが、

  • 「一年以上のプロジェクト期間に合わせて一括で購入したい」
  • 「追加購入を繰り返した結果、サブスクリプション期間や発注手続きがバラバラになっていて面倒。一括で購入できるようサブスクリプション期間をまとめたい」
  • 「追加購入するライセンスについては、次回は一括発注できるよう、追加購入分のサブスクリプション終了日付を既存のライセンスと合わせたい」

等ご要望に合わせて調整することが可能です。調整やお手伝いが必要な方はJetBrains営業窓口日本語で問い合わせ可能です)または、ご購入いただいている代理店様までご相談ください。

まとめ

JetBrains IDE製品のライセンスを「会社の経費で購入する」場合の重要なポイントについて、日本語でご紹介いたしました。年度末、新年度を迎えるにあたって、JetBrains製品の購入や更新を検討いただいているお客様に少しでも役立つ情報提供ができていれば幸いです。

その他ライセンスや購入等について、ご相談が必要でしたら、いつでもお気軽にお声がけください。

About Masaru Horioka

Country Manager, Japan at JetBrains, ご意見、ご要望等ございましたら@masaruhrまで
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2 Responses to 「会社で買うなら」知っておきたいJetBrainsのライセンスとお金の話

  1. takahashi takuya says:

    pycharmのライセンス購入を考えています。
    まだ学習中なので、途中まで月払にしようと思っています。
    本格的に使用できるレベルに達すると他の言語も勉強を考えているので、全てを利用をできるプランに変更を考えているのですが、その場合pycharmの支払いから切り替え可能でしょうか?
    それとも1年間は月額が発生するのでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

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