YouTrack 2018.3リリース!
YouTrack 2018.3 がリリースされました!
新機能:
- 新しいビジュアルデザイン
- プロジェクト概要ページ
- 選択メニューのユーザー用グループロゴ
- ワークフローでの変更時のルールに対する課題条件の削除
- テキスト用の補足フィールド
- Google Appsの埋め込みコンテンツ
- YouTrack InCloud用のYouTrack Mobileのプッシュ通知
- Jenkinsの統合
- 二要素認証
- アプリケーションのパスワード
- グローバルパスワード変更リクエスト
アップデートとエンハンスメント:
- リンクされた課題用のプレゼンテーションの再設計
- 1日あたりの時間に対する期間値
- お気に入りのダッシュボード用のカスタムオーダー
- 類似課題の検索アクション
- 新しいREST API
- アクセスインターフェイスのアップデート
- アクセストークンのタイムアウト
新しいビジュアルデザイン
YouTrack 2018.3のデザインが更新されました! 課題をより直感的に管理できるように、コントロールを再設計し、テーマを洗練させました。
先日私たちは、実験的機能の一部として、課題の作成と課題の表示ページ用の新しいデザインを発表しました。 当社のユーザーからご意見を頂戴し、公開前にページの機能を向上させることができました。 このリリースから、この新しいデザインはデフォルトで有効になりました。
新しいテーマには、最新バージョンのJetBrainsウェブベースの製品、Ring UI用のライブラリのコンポーネントが使用されています。 このライブラリの標準コンポーネントを使用することで、YouTrackをご使用の際に、より一貫した、予測可能な動作が得られます。
プロジェクト概要ページ
新しいプロジェクト概要ページでは、プロジェクトに関連する情報をより簡単に表示できます。 また、各プロジェクトのランディングページあるいはホームベースとしても使えます。
これらのページにはプロジェクトの説明が表示され、プロジェクト設定への直接リンクが提供されています。 また、ダッシュボードのようなインターフェイスも用意され、そこで、プロジェクト内のアクティビティを監視できるウィジェットを追加できます。
選択メニューのユーザー用グループロゴ
ドロップダウンリストからユーザーを選択するオプションが表示されるところでは、ユーザーの画像がグループロゴとともに表示されます。 これには、課題とコメント表示のセレクタ、@mentionsとコマンドのサジェスト、ウォッチャー、および担当者が含まれます。 グループにアイコンを追加すると、ユーザーをグループごとにすばやく区別できます。
ワークフローでの変更時のルールに対する課題条件の削除
変更時ルール用の新しいrunOnプロパティでは、課題の更新、削除、またはその両方を行ったときにワークフローをトリガするかどうかを指定できます。 この条件を使用すると、重要な課題を誤って削除するのを防止するルールをスクリプト化できます。
exports.rule = require('@jetbrains/youtrack-scripting-api/entities').Issue.onChange({ action: function(ctx) { ctx.issue.links['relates to'].forEach(function (iss) { iss.fields.State = 'Fixed'; }); }, runOn: { change: false, removal: true } });
テキスト用の補足フィールド
YouTrackは、Markdownでフォーマットされたテキストとしてデータを保存する、補足フィールドをサポートするようになりました。 この型を持つフィールドは、課題の説明のすぐ下に表示されます。 専用の入力フィールドを作成すると、課題の説明を超えた情報を分類できます。
条件付きカスタムフィールド機能と一緒に使用すると、さまざまな条件に役立つ情報を追加できます。 例えば、課題タイプのバグについて、バグを再現する手順を説明する補足フィールドを表示できます。
Google Appsの埋め込みコンテンツ
Google Appsのコンテンツを埋め込むことができるようになりました。 サポートされているアプリには、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームなどがあります。 コンテンツはウェブに公開する必要があります。 これにより、インターネット上で誰でもコンテンツが見られます。 貴組織の他のメンバーの方とファイルを共有しても、コンテンツはウェブに公開されません。 課題が公開されている場合、そのコンテンツは誰でも見られることにご注意ください。
YouTrack InCloud用のYouTrack Mobileのプッシュ通知
クラウド版のYouTrackをご使用の場合、YouTrack Mobileアプリでプッシュ通知を有効にできるようになりました。アカウント用に生成された通知はすべて、接続されたモバイル端末に直接表示されます。
Jenkinsの統合
Jenkinsとの新しい統合がYouTrackに直接組み込まれ、設定の準備が整っています。 Jenkinsからビルド番号を引き出し、YouTrackで課題用の修正バージョンを設定し、コミットで課題をメンションし、コミットメッセージのコマンドで課題を更新します。
二要素認証
お客様のアカウントに、ニ要素認証のサポートを直接構築しました。 モバイル端末で、お客様のアカウントをID確認アプリとペアリングし、セキュリティ層を追加してください。
アプリケーションのパスワード
ニ要素認証をサポートしていない第三者サービスとの接続の維持をサポートするために、アプリケーションパスワードのサポートも追加しました。 これらのランダムに生成されたパスワードを使用して、Hubアカウントにアクセスするための権限を、アプリまたは端末に与えてください。
グローバルパスワード変更リクエスト
認証モジュールの新しいアクションにより、管理者は、すべてのユーザーが自分のアカウントに対してパスワードを変更するようにリクエストできます。 悪意のあるユーザーが不正アクセスを取得したと思われる場合、この機能を使用してインストールを安全に保ちます。
更新とエンハンスメント
リンクされた課題用のプレゼンテーションの再設計
課題リンク用の更新されたインターフェイスにより、他の課題へのリンクをすばやく追加し、現在の課題にリンクされている課題のコレクションを参照できます。 リンクされている各課題の投票数とコメント数を監視したり、投票したり、確認したりできます。
1日あたりの時間に対する期間値
1日あたりの時間に対するグローバルタイムトラッキング設定では、整数ではなく期間値が保存されるようになりました。 これにより、 “7h30m”のような値を使用して作業日を定義し、それに応じて経過時間を計算できます。
お気に入りのダッシュボード用のカスタムオーダー
お気に入りのダッシュボードのリストにカスタムオーダーを適用できるようになりました。 ダッシュボードを目的の順序で配置し、それらを論理的な順序で閲覧します。
類似課題の検索アクション
現在の課題と似ている課題リストを、課題ツールバーの単一の課題ビューで開けるようになりました。 これは、以前の課題ビューの類似課題タブでサポートされていた機能の複製です。
新しいREST API
現在のバージョンのREST APIでサポートされているエンドポイントコレクション用のドキュメントを公開しました。これらのエンドポイントは、プログラムで課題を更新するための最も一般的な方法をカバーしています。
アクセスインターフェイスの更新
プロジェクトのプロファイルに専用のアクセスタブを追加しました。 このビューを使用すると、プロジェクトチームのメンバーに付与されたアクセス権を超えて、プロジェクト内のユーザーおよびグループに割り当てられているロールをより正確に把握できます。 また、1ページでアクセス権を取り消すことができるすべての操作に直接アクセスもできます。
更新されたレイアウトは、ユーザーとグループのロールタブにも適用されています。
アクセストークンのタイムアウト
認証モジュール用の新しい設定では、アクセストークンの最大有効期間を指定できます。 この設定を使用すると、悪意のあるユーザーがアプリケーションにアクセスできる時間を制限できます。
廃止された機能
このリリースでは、いくつかの機能のサポートを廃止しています。
新規および単一課題用の古いビュー
新規および単一課題用の新しいバージョンをリリースしたため、新規および単一課題用の古いビューを使用するオプションが、ユーザープロファイル設定から削除されました。
YouTrackワークフローエディタの新しいワークフロー
以前に発表したように、外部のYouTrackワークフローエディタで作成された新しいワークフローはサポートされなくなりました。 2019年の最初のYouTrackリリースを通じて、このエディタで書かれたワークフローを引き続きサポートいたします。 その時点以降は、JavaScriptのワークフローのみをサポートします。 まだ古いワークフローをご使用の場合は、できるだけ早くJavaScriptで書き直すことをお勧めします。 詳細については、古いワークフローをJavaScriptに変換をご参照ください。
古いYouTrack REST API
最新のREST API用のエンドポイントの最初の公開をもって、以前のバージョンを非推奨し始めます。 以前のAPIでサポートされていたエンドポイント用の新しいバージョンを公開次第、旧バージョンは正式に廃止される予定です。
新しいAPIでサポートされていないエンドポイントをご使用の場合は、当社のSlackのYouTrackコミュニティに参加し、取り組んでいるものをお知らせください。
YouTrack 2018.3をぜひお試しください!
フィードバックも大歓迎です!以下のコメント欄からお気軽にお知らせください。
このリリースの詳細については、リリースノートをご参照ください。 新機能の設定の詳細については、最新のドキュメントをご参照ください。
クラウドでYouTrackをご使用の場合は、当社のメンテナンスカレンダーに従って、あなたのインスタンスは自動的に最新バージョンにアップグレードされます。
[原文] Original post in English is written by Natasha Katson