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JetBrains AI Assistant 2024.3 | モデル選択やコード補完機能が進化!
JetBrains AI Assistant 2024.3 がリリースされました! このリリースの主な変更点として、お好みのチャットモデルを柔軟に選択できるようになりました。 Google Gemini、OpenAI、またはローカルモデルから選択してモデルとの対話を調整し、より詳細にカスタマイズできるようになりました。
このアップデートでは、すべての主要プログラミング言語に対応する高度なコード補完、コンテキスト管理の改善、およびエディター内でインラインプロンプトを直接生成する機能も導入されています。
Gemini や OpenAI などから AI チャットモデルを自由に選択
お好みの AI チャットモデルを選択できるようになりました。Google Gemini や OpenAI などのクラウドモデルプロバイダーを選択することも、ローカルモデルに接続することもできます。 この選択肢の拡大により、特定のワークフローに合わせて AI チャットの回答をカスタマイズできるようになり、より適合性の高いパーソナライズされたエクスペリエンスを得られるようになりました。
高度な推論機能を備えた Google の Gemini モデルを活用
JetBrains AI が使用する LLM のラインナップに Gemini 1.5 Pro 002 と Flash 002 が追加されました。 これらのモデルは、幅広いタスクに対して高度な推論機能と最適化されたパフォーマンスを提供するように設計されています。 Pro バージョンは複雑なアプリケーションで力を発揮し、Flash は大容量、低遅延のシナリオに最適化されています。 AI Assistant ユーザーが JetBrains 独自の Mellum と OpenAI のオプションに加えて、Gemini モデルの能力も活用できるようになりました。
ローカルモデルのサポートを Ollama で実現
クラウドベースのモデルに加えて、AI チャットを Ollama 経由で使用できるローカルモデルに接続できるようになりました。 このサポートは高度なプライバシー、柔軟性、およびローカルハードウェアでモデルを実行できる機能を提供するため、AI モデルをより詳細に制御したいユーザーに特に役立ちます。
Ollama モデルをチャットに追加するには、AI Assistant の設定で Ollama のサポートを有効化し、Ollama インスタンスへの接続を構成する必要があります。
透過的かつ直感的なコンテキスト管理機能
このアップデートでは、AI Assistant でのコンテキストの処理をより透過的かつ直感的にしました。 改良された UI ではコンテキストとして含まれるすべての要素を表示し、管理できるようにすることで、完全な可視性と制御を実現しています。 開いているファイルとその中で選択されたコードがコンテキストに自動的に追加されるようになったため、必要に応じてファイルの追加と除去を簡単に行い、ワークフローに合わせてコンテキストをカスタマイズできます。 また、プロジェクト全体の説明を添付して AI Assistant の回答をコードベース全体で方向付ける指示を設定できます。
クラウドコード補完がさらに多くの言語に対応
JetBrains はクラウドベースのコード補完の強化に特化した独自の大規模言語モデル(LLM)である Mellum を開発者向けにリリースしました。 この新しいモデルはコーディングタスクに特化しており、JavaScript、TypeScript、HTML、C#、C、C++、Go、PHP、Ruby を含むいくつかの新しい言語にサポートが拡大されています。 これからは JetBrains IDE 全体で統一されたコード補完エクスペリエンスが提供されます。提案されるコードの構文がハイライトされ、トークン単位または行単位で提案を柔軟に受け入れ可能になり、全体的な遅延が軽減されています。
Python や HTML でのローカルコード補完が強化
ローカルコード補完が大幅に改善され、Python で複数行の候補が提供されるようになりました。 また、その他のプログラミング言語で最適化が行われました。 Kotlin では検索拡張生成(RAG)により、モデルが複数のプロジェクトファイルから情報を引き出し、最も関連性の高い候補を提示できるようになっています。 JavaScript、TypeScript、および CSS のサポートについても、既存の RAG 機能が強化されています。 また、HTML のローカルコード補完も導入されています。
これらの改善により、すべての言語で候補の表示が高速化され、より円滑なコーディングエクスペリエンスを得られるようになりました。 最大のメリットは、ローカルコード補完が IDE に無料で含まれているため、これらの強力な機能をすぐに使い始めることができるということです。
AI プロンプトを直接入力可能に!効率的なエディター操作
AI Assistant の新しい AI プロンプトのインライン入力機能により、エディター内にプロンプトを直接入力できるようになりました。 自然言語でリクエストを入力し始めると、AI Assistant がそれを認識して候補を生成します。 AI プロンプトのインライン入力はコンテキストを認識し、関連するファイルやシンボルを自動的に含めるため、より正確なコード生成が可能です。 この機能は、Java、Kotlin、Scala、Groovy、JavaScript、TypeScript、Python、JSON、YAML、PHP、Ruby、および Go ファイル形式をサポートしており、すべての AI Assistant ユーザーに提供されています。
適用される変更をより認識しやすくしました。 AI Assistant が変更した行の横のガターに紫色のマークが付くようになったため、更新内容を簡単に確認できます。
ファイル全体のコード更新が簡単に
AI Assistant にファイル全体のコード生成が備わり、ファイル全体の編集が合理化されました。 この機能を使用すると、必要なインポートの追加、参照の更新、欠落している宣言の定義などの変更を複数のコード部分にわたって適用できます。この機能は現在、Java と Kotlin で使用可能で、エディター内で特定のコードが選択されていない場合に Generate Code(コードの生成)アクションで呼び出せます。広範なファイル全体での調整が必要な場合でも、シームレスなエクスペリエンスを得られます。
AI チャットで IDE 設定に関する回答を即座に取得
もう設定やドキュメントの中を探す必要はありません! 新しい /docs コマンドを使用すると、AI チャット内で直接ドキュメントベースの回答を得られるようになりました。 ある機能について AI Assistant に質問すると、対話形式の手順を案内してくれます。
AI によるクイックフィックスでエラー解決を高速化
JetBrains IDE のインスペクションによって構文エラーやインポートの欠落などの問題が検出されると、エディター内に直接クイックフィックスが提案されます。 この最新アップデートでは、この機能が Fix with AI(AI で修正)によってさらに強化されています。 この新機能には AI のコンテキスト認識機能が使用されており、より正確かつ特定のコーディングのコンテキストに適用可能な修正が提案されるため、手動入力なしでコーディングの問題をより素早く簡単に解決できます。
AI Assistant をお試しになり、フィードバックをお寄せください
上記の更新を詳しくご覧になり、AI Assistant で開発ワークフローをさらに合理化しましょう。 いつものように、皆さんのフィードバックを楽しみにお待ちしています! AI Assistant ツールウィンドウにある Share your feedback(フィードバックの共有)リンクから、または YouTrack で機能リクエストかバグ報告を提出してご感想をお聞かせください。
Happy Developing!
オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者: