JetBrains AI
Supercharge your tools with AI-powered features inside many JetBrains products
ACP エージェントレジストリが公開:JetBrains IDE で AI コーディングエージェントの連携と接続が可能に
AI コーディングエージェントの数は急速に増加しています。最も一般的なエージェントには、Gemini CLI、Claude Code、Auggie、OpenCode、Copilot などがあり、日々新しいエージェントがリリースされています。 各エージェントには固有の強みと独自の構成があり、エディターのサポートレベルはまちまちであるため、 IDE 内で動作させるのはおろか、その動向を追うのも簡単なことではありませんでした。
それもこれまでの話です。
当社は Zed との提携(Zed の発表)により、公式の ACP エージェントレジストリを公開しました。このレジストリは JetBrains IDE と Zed に直接統合されている AI コーディングエージェントをまとめたディレクトリです。使用可能なエージェントを参照し、Install(インストール)をクリックすれば、すぐに作業を開始できます。このベータ版のリリースは、あくまで始まりに過ぎません。
ACP(およびその重要性)について
エージェントクライアントプロトコル(ACP)は、あらゆる AI コーディングエージェントを任意の対応エディターで動作可能にするオープン規格です。AI エージェント用の言語サーバープロトコル(LSP)のように考えるとよいでしょう。LSP はあらゆるエディターが共通規格を通して任意の言語をサポートできるようにするものですが、 ACP はコーディングエージェント向けに同じ仕組みを提供するものです。一度導入するだけで、JetBrains IDE、Zed、またはこのプロトコルをサポートする他のエディターで動作するようになります。
つまり、ユーザーが好みのエージェントとエディターを選択すれば、それらがシームレスに連携するようになります。特定のベンダーに縛られたり、誰かが特定の統合機能をビルドするのを待ったりする必要もありません。
ACP は当社が Mistral Vibe に ACP を統合し始めたときから活用されてきました。ゼロから入念に設計され、コミュニティ主導の下で急速に進化しています。統合が簡単になるだけでなく、オープンで柔軟なツールという当社の重点項目にも適合していると思います。開発者の好みを最優先する規格があるのは本当に素晴らしいことです。
Michel Thomazo、Mistral AI ソフトウェアエンジニア
レジストリがもたらすもの
ACP により、エージェントの相互運用が実質的に可能になりました。レジストリはそれを実現しやすくします。
エージェントを手動で構成する代わりに、以下を行えるようになりました。
- ワークフローに適合するエージェントの検出
- ワンクリックでのインストール(構成ファイルは不要)
- 作業中のタスクに応じたエージェントの切り替え
- エージェントの新バージョンリリースに合わせて最新状態を維持
レジストリの内容
リリース時点では、以下の多様なエージェントが含まれています。
|
エージェント |
説明 |
|
Auggie CLI |
大規模なリファクタリングに最適化された全機能搭載のコーディングアシスタント |
|
Factory Droid |
自動コード生成ワークフローに特化したエージェント |
|
Gemini CLI |
コードベースの深層理解とマルチモーダル機能を備えた Google のエージェント |
|
GitHub Copilot |
GitHub の AI ペアプログラミング(ACP 経由での提供が開始されています) |
|
Mistral Vibe |
Mistral のモデルを基盤とする軽量かつ高速なエージェント |
|
OpenCode |
コミュニティ主導の完全なオープンソースエージェント |
|
Qwen Code |
強力な多言語サポートを備えた Alibaba のコーディングエージェント |
ソフトウェアエージェント分野のイノベーションは信じられないほどのペースで進行しています。エージェントレジストリと ACP は、開発者が愛用するツールで最適なエージェントを簡単に使用することを可能にしています。
Chris Kelly、Augment Code プロダクト部門
複数のエージェントを使用する理由
一般的には複数のエージェントを使用できることよりも、ワークフローに適したエージェントを選択できることの方が重要です。個々のエージェントがもたらすメリットはそれぞれ異なるためです。企業向けの魅力的な価格体系を提供しているものもあれば、単に他のエージェントよりもユーザーエクスペリエンスが優れているものや、単にユーザーの心に響くオープンソース開発のアイデアを体現したものもあります。
エージェントクライアントプロトコル(ACP)レジストリでは、自由に実験することができます。いくつかを試してワークフローへの適合性を確認し、役に立つものを残せます。1 つのベンダーの AI 支援開発のビジョンに縛られることはありません。
Droids がすべての IDE 間でシームレスに連携できる、よりオープンなエージェントエコシステムに向けた一歩として、ACP エージェントレジストリをサポートできることを嬉しく思います。
Francesca LaBianca、Factory オペレーション担当 VP
使用方法
JetBrains AI(253.30387.147)が有効な JetBrains IDE(2025.3.2 以降)で以下の操作を行います。
- Settings(設定)| Tools(ツール)| AI Assistant | Agents(エージェント)を開くか、エージェント選択メニューで「Install From ACP Registry…(ACP レジストリからインストール…)」を選択します。
- 興味のあるエージェントを見つけます。
- Install(インストール)をクリックします。
これだけです。エージェントが構成され、AI Chat(AI チャット)ツールウィンドウで使用できるようになります。
注意: エージェントには独自のサブスクリプションが付帯するのが一般的ですが、 その契約はユーザーとエージェントの間で発生するものです。ACP エージェントの使用に際して JetBrains AI サブスクリプションは必要ありません。
まずは実際に試してみませんか? OpenCode をインストールしてプロジェクトを開き、知らないモジュールの説明を依頼してみましょう。OpenCode では複数の異なる LLM を切り替えることもできるため、実験しながら自分に最適な LLM を見つけることができます。
手動構成を行いたい場合のオプションもあります。その場合は単に acp.json を直接編集してください。手動構成は、まだレジストリに含まれていないエージェントやカスタム構成を行う場合に役立ちます。
エージェントの開発者の場合: レジストリに掲載しましょう
ACP 対応エージェントをビルドしている方が JetBrains IDE と Zed の開発者にエージェントを提供するには、レジストリが最も手っ取り早い手段になります。
エージェントを掲載するには次のようにします。
ACP Registry リポジトリにアクセスし、CONTRIBUTING.md で詳細な送信手続きとメタデータの要件を確認します。現時点では Agent Auth または Terminal Auth をサポートするエージェントのみが掲載されていることに注意してください。要件と条件の詳細は、こちらをご覧ください。
これは公開レジストリです。ACP 対応エージェントをビルドしている方は、ぜひ送信をお願いいたします。このレジストリはエコシステムのために存在しているものであり、エコシステムの門番の役目を果たすものではありません。
メリット
開発者へのメリット: 選択肢が増え、1 つのエージェントに縛られることがなくなります。お気に入りの IDE で任意のエージェントを使用できます。
エージェントビルダーの方へのメリット: 無数の JetBrains と Zed のユーザーに瞬時に配布できます。ACP を一度導入すれば、すべてのユーザーに届けることができます。
エコシステムへのメリット: 統合を誰が管理するのかではなく、品質に関する競争が生まれます。優れたエージェントが選ばれるのは、独占契約によるものではなく、その実力が本物だからです。
当社が Zed との提携を通してこのレジストリをオープンに構築しているのは、AI 支援開発は 1 つのベンダーのエコシステム内に縛られるべきでないと考えているためです。開発者にはツールを自由に選ぶ権利があります。
レジストリはその未来に向けたさらなる一歩となるものです。
今すぐお試しください
ACP レジストリは、JetBrains IDE バージョン 2025.3 以降でご利用いただけます。IDE と JetBrains AI プラグインを更新し、Settings(設定)を開いてお試しください。
ご意見がある場合や バグを発見した場合は、 registry リポジトリに課題やプルリクエストをお寄せください。ACP で魅力的なものをビルドしている方は、ぜひ詳しくお聞かせください!
オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者: