Kotlin
A concise multiplatform language developed by JetBrains
Kotlin Multiplatform Mobile がベータになりました!今すぐお試しください!
Kotlin Multiplatform Mobile(開発者が iOS と Android アプリのロジックを共有できるようにするテクノロジーで、クロスプラットフォームおよびネイティブ開発アプローチのメリットを兼ね備えたもの)がベータになりました! Kotlin チームと Multiplatform Mobile の EAP 参加者が制作した動画をご覧になり、新しいウェビナーシリーズを通じてハンズオンエクスペリエンスを得ましょう。今すぐお試しください!
Kotlin Multiplatform Mobile は、ネットワーキング、データストレージ、アナリティクスなど、Android および iOS アプリで共有するコードベースを管理できるようにする iOS/Android アプリ開発用 SDK です。 Multiplatform Mobile は実験的テクノロジーではありますが、Kotlin チームは最高の開発エクスペリエンスを提供するため、メモリ管理、ライブラリ、およびプロジェクト構成にさまざまなアプローチを試しました。 その実験期間はもう終わりです。
Philips、Netflix、Baidu、VMWare といった世界有数の大手企業を含む EAP 参加者から貴重なフィードバックをいただいたおかげで、既存 Kotlin コードの再利用とプラットフォーム固有の機能へのアクセスを適切なバランスで実現できるようになりました。 ここに、Kotlin Multiplatform Mobile がベータに突入したこと、そして安定版への道のりを歩み出したことをお知らせいたします。
Kotlin Multiplatform Mobile がベータに昇格したということは、テクノロジーがほぼ完成し、プロジェクトに安全にご利用いただけることを意味します。 また、移行に関して発生しうる問題を最小限に抑えられるよう、積極的な取り組みが行われることも意味します。今こそ Multiplatform Mobile の学習と段階的な導入を開始する絶好のタイミングです。 まずは Kotlin チームと EAP 参加者が制作したこちらの動画をご覧ください。 Kotlin Multiplatform Mobile の可能性、そのメリット、内部の仕組みはもちろん、このテクノロジーの今後の計画についても説明されています(日本語字幕付き)。
ハンズオンエクスペリエンス
Kotlin Multiplatform Mobile の学習を始めるには、ハンズオンエクスペリエンスを得るのが最適です。 Multiplatform Mobile の基本を網羅し、最も一般的なユースケースを紹介しているウェビナーシリーズにご参加ください。
- Kotlin Multiplatform Mobile の基礎 | (JetBrains)Pamela Hill(録画)
- Android アプリケーションを iOS で動作させる | (Touchlab)Kevin Galligan、Russell Wolf(録画)
- Kotlin Multiplatform Mobile プロジェクトにおける依存性の注入 | (UseTech)Anna Zharkova(11 月 3 日深夜 0 時 JST)
- Android と iOS でのデータレイヤーの共有 | (Realm)Mohit Sharma(11 月 9 日 深夜 0 時 JST)
進化し続ける Kotlin Multiplatform エコシステムを探る
Kotlin Multplatform のエコシステムの進化について朗報がいくつかあります。 このような展開により、Kotlin Multiplatform Mobile のエクスペリエンスはさらに快適になると思われます。
- Google の Android チームが Kotlin Multiplatform ライブラリのプレビューを Jetpack で共有しました。 実験的プレビューの一環として利用できるライブラリは Collections と DataStore です。 開発者は、これらの Jetpack ライブラリを Android および iOS アプリケーションをターゲットとする Multiplatform プロジェクトで使用した体験についてフィードバックを求めています。
- Touchlab が KMMBridge を Faktory ツーリングスイートの一環として発表しました。 KMMBridge は、モバイルチームが Kotlin Multiplatform Mobile を使ってこれまで以上に高速に共有コードを公開できるようにするビルドツールセットです。 具体的には iOS での発行をターゲットとしており、チームは KMM を本番アプリビルドに素早く統合するための現在のベストプラクティスである Internal SDK Flow(内部 SDK フロー)アプローチを実装できます。
大小さまざまな世界中の企業が Kotlin Multiplatform コミュニティに集結している様子を見るとワクワクします。また、このような企業に対するサポートを拡充できることを楽しみにしています。
今すぐ始める
Kotlin Multiplatform Mobile はベータに突入し、安定版への道のりを歩み始めました。私たちが安定版のリリースに必要なすべての改善に取り組んでいる間は移行に関わる大きな問題に対応する必要がないため、今は学習と段階的な導入を開始するのに絶好のタイミングと言えます。
最後に重要なことをお伝えします。本件を実現するに当たって貢献していただいたすべての EAP 参加者とコミュニティの皆さん全員に感謝の意を表したいと思います。
オリジナル(英語)ブログ投稿の作者: