sendtoall

kotlinx serialization 1.2.0

kotlinx.serialization 1.2 のリリース: JSON 高速処理、値クラスのサポート、ドキュメントの見直しなど

先日、kotlinx.serialization 1.2 がリリースされました! 当社のマルチプラットフォーム向けシリアル化ライブラリの最新バージョンにはいくつかの改善点が盛り込まれています。以下、その概要を紹介します。 JSON のシリアル化がこれまでで最速に。 バージョン 1.2 では、JSON を型安全な Kotlin オブジェクトに解釈し、Kotlin オブジェクトをテキストとして表示する処理を過去のバージョンよりも最大で 2 倍も速く処理できるようになりました。 Kotlin 1.5 で追加された型システムのサポート。 Kotlin の他のクラス同様に、値クラス(value class)・符号なしの数値を JSON に変換し、また元に戻すということができるようになりました。 新しくなった API ドキュメント を使用すれば、kotlinx.serialization が提供するすべての機能を簡単に見つけられます。 バージョン 1.2 には、JSON フィールドの代替名に対するサポートが新しく盛り込まれているほか、それにより、Kotlin クラスから自動的に Protobuf スキーマを生成する新しい実験的なアプローチも提供されています。この機能については、ぜひご意見をお聞かせください! それでは、今回の新バージョンに関する変更点や追加機能を一緒に見ていき

Kotlin 1.5.0 – 2021 年最初の大規模リリース

新しいリリーススケジュールに準じた Kotlin 最初の機能リリース、Kotlin 1.5.0 をご紹介します! このリリースでは、JVM レコード、sealed インターフェース、インラインクラスなどのstable化した言語機能のほか、新しいデフォルトの JVM IR コンパイラーを提供しています。 Kotlin 1.4.30 および Kotlin 1.5.0 EAP リリースの機能プレビューについて皆様からお寄せいただいたフィードバックが、これらの機能を安定させるうえで大いに役立ちました。 ご支援いただきありがとうございました! よろしくお願いいたします!  すでに 25,000 人以上の開発者が IntelliJ IDEA の新しい JVM IR コンパイラーを試しています。 その良さは時間が経つにつれて実感できるかと思います。 新しいコンパイラーは、統合されたパイプラインとビジネスロジックを Kotlin/Native および Kotlin/JS IR コンパイラーと共有しています。そのため、あらゆるプラットフォーム向けにほとんどの機能実装、最適化、バグ修正を同時に実行できます。 また、あらゆるプラットフォームで自動的に機能するようなカスタム処理や変換処理を追加できます。 Kotlin 1.5.0 に関するご質問はございますか? Roman Elizarov、Svetl