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2月1日~5日に MPS Talk Series 2021 を開催

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2月1日~5日 毎日午後5時~7時 CET (日本時間 2月2日~6日 午前1時~3時 セッションは録画されます)に開催される特別オンラインイベント「MPS Talk Series 2021」にぜひお申し込み・ご参加ください。

このイベントでは、MPS のコミュニティや、itemis と MPS のチームメンバーが、ナレッジシェアリングに焦点を当てたプレゼンテーションを行い、 MPS による洗練されたプロジェクトと待望のMPSウェブテクノロジーの開発状況について話します。

注:イベントは英語で開催されます。


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アジェンダ:

2月1日

午後5時~6時 CET (日本時間 2月2日 午前1時~2時):

  • A DSL for Payroll Calculations by DATEV(KernelF 上に DSL を構築)講演者: Markus Völter 基本的な式とデータ型を必要とすることの多い DSL をゼロから作成するのは面倒で緻密な作業です。そのため、これらの低レベル言語コンストラクトをすでに提供している既存の言語上に構築する方が簡単でしょう。 KernelF はこの目的のために開発された関数型言語です。低レベルの式と型を備えていますが、現代的な関数型プログラミング言語に見られる多くの機能のほかに、日付と時間、列挙型、物理的ユニットなどの拡張機能も備えています。 また、インタープリターも組み込まれているため、IDEで直接プログラムを実行することができます。 この講演では、独自のDSLに合わせたKernelFの使用方法を紹介します。 その説明の中で、テーブル、ツリー表記法、文法セル、およびインタープリターのフレームワークについてのコツもいくつか紹介します。

午後6時~7時CET (日本時間 2月2日 午前2時~3時):

  • A DSL for Payroll Calculations by DATEV(DATEVによる給与計算DSL)講演者: Marcel Riedel ドイツを代表する給与計算サービスプロバイダーである DATEV は、計算ロジックを給与計算システムの中核に記述するためのドメイン固有言語を開発してきました。 この講演では、その言語の印象、使用方法、得られた経験について話します。

2月2日

午後5時~6時 CET (日本時間 2月3日 午前1時~2時)

  • A Journey With MPS in FinTech: One Year Later, by Tom Beadman(フィンテック産業における MPS との1年)講演者: Tom Beadman Icon Solutions は、同社商品の IPF を介して、Tier 1 の銀行に決済ソリューションを提供しています。 1年前に実施された大々的な製品改革サイクルにおいて、同社の主要ドメインモデリングソリューションとして MPS を採用しました。 この講演では、採用以来1年間の体験、その成功と課題、および今後の展望について話します。

午後6時~7時CET (日本時間 2月3日 午前2時~3時):

  • MPS Interoperability: How to Put MPS at the Center of an Ecosystem(MPSの相互運用性: MPS を中心としたエコシステムを作り上げる)講演者: Federico Tomassetti MPS は、それを採用する組織で中心的な役割を果し得ます。ナレッジ中心型開発ストラテジーの中心となる重要な要素となるのです。外部システムには、MPS との緊密な連携によるメリットがあり、ナレッジの提供、MPS が保有するナレッジへのアクセス、または MPS で使用できるナレッジの使用を実現できます。この講演では、MPS の相互運用に関するトピックについて説明します。なぜ重要であるのかを討議し、その上で、MPSを中心としたリッチエコシステムを構築するための様々なストラテジーを考察します。

2月3日

午後5時~6時 CET (日本時間 2月4日 午前1時~2時)

  • Modelix: Running MPS in the Cloud, by Sascha Lisson(Modelix: クラウドでの MPS の実行)講演者: Sascha Lisson この講演では、ブラウザーと MPS にリアルタイムコラボレーション機能を追加する MPS 拡張機能「Modelix プロジェクト」を紹介します。 ブラウザーにおける既存の言語を使った MPS モデルの編集はデフォルトでサポートされていますが、新しいエディターの定義言語では、ブラウザー固有のエディターを実装することができます。 スケーラビリティを考慮し、モデルは Kubernetes クラスタ内で実行する複数の MPS インスタンス間で同期されています。

午後6時~7時CET (日本時間 2月4日 午前2時~3時)

  • Biological Knowledge Base: Projectional Editor in the cloud(生体ナレッジベース: クラウドにおける Projectional Editor)講演者: Simon Alperovich、Elena Zimina、Ekaterina Zemtseva、Daniil Elovkov JetBrains と Genestack の MPS チームは、画期的な実験的生体ナレッジベースプロジェクトに取り組んでいます。 カスタム Genestack サーバー側プラットフォームに基づくものであり、DSL を使用して、含まれるビジネスナレッジが記述されています。 このため、JetBrains のウェブベースのプロジェクションエディターと、同時編集、サーバー側モデル分析、Projectional Editor とサーバー側クラウド側ウェブアプリケーションの統合といった機能を総合的に紹介できるプロジェクトと言えます。 この講演では、プロジェクトの現状を示し、プロジェクトのアーキテクチャと、Web-MPS の背後にある基盤テクノロジーを説明します。

2月4日

午後5時~6時 CET (日本時間 2月5日 午前1時~2時)

  • SIGI DSL for municipalities(自治体向け SIGI DSL)講演者: Alex Samier) この講演では、ルクセンブルグの公的機関向けにアプリケーションを効果的に定義・作成するために、SIGI が開発した DSL を紹介します。 SIGI が開発した DSL は、自治体が管理するデータ(住民、住所、建物の詳細、請求書など)とこれらのデータを更新するアクティビティ(水道水の契約など)を説明しています。 エンドユーザーは、コラボレーションポータルを使って、これらのアクティビティを実行します。 アクティビティの中核には、エンドユーザーが実施する手順の順序が存在します。 一部は別のシステムから受信したメッセージに対応するようにして自動的に実行されます。 DIGI DSL では、自治体の関連規制(水道使用料、駐車料、建築許可証、その他の一般的な欧州規制)の統合と処理を動的に行うこともできます。

午後6時~7時CET (日本時間 2月5日 午前2時~3時)

  • SIGI, editing activities also in the browser(SIGI、ブラウザでのアクティビティの編集)講演者: Federico Tomasetti SIGI は、ルクセンブルグの公的機関を支援するために、JetBrains MPS を使って構築された一連の DSL をうまく使用してきました。 こういった DSL をさらに簡単に使用できるようにするために、現在はMPSを使って実行されているワークフローのサブセットをブラウザ内で直接サポートするウェブエディターを構築しました。 その結果、従来の MPS ベース環境で作業するユーザーとブラウザで作業するユーザー間で連携して作業できるシステムが作られています。 このプレゼンテーションでは、このプロジェクトに関する SIGI の目標、プロジェクトの現状、および今後の展開について探ります。 また、MPSServer と WebEditKit という2つのオープンソースコンポーネントを利用したアーキテクチャについても説明します。

2月5日

午後5時~6時 CET (日本時間 2月6日 午前1時~2時)

  • Interactive Model-based Resource Analysis for Systems Engineers(システムエンジニア向けのインタラクティブモデルベースのリソース分析)講演者: Klaus Birken システムエンジニアが一般的に直面する課題は、新しい製品のハードウェアがソフトウェアのすべてのユースケースを処理できるように保証することです。 この疑問への答えは通常、開発プロセスの早期段階、つまりハードウェアとソフトウェアがまだ利用できない時期に出さなければなりません。 このプレゼンテーションでは、Simbench という、リソースの消費と技術システムのタイミングをシミュレーションする MPS ベースツールをデモします。 システムの実際のソフトウェアとハードウェアのアーキテクチャを分析するほか、使用シナリオ、要件、およびバリエーションといった面をモデル化することができます。 Simbench が使用する離散型イベントシミュレーターは結果を素早く提供できるため、Excel に似た、インタラクティブ性の高いユーザーエクスペリエンスが得られます。 システムエンジニアは、このような作業の結果を踏まえて、できるだけ早期の段階で素早く設計に関する決定を評価することができます。

午後6時~7時CET (日本時間 2月6日 午前2時~3時)

  • stiEF – A textual scenario description language(テキスト形式シナリオ記述言語「stiEF」)講演者: Florian Bock この講演では、AudiのDSL stiEF(「scenario-accompanied, textbased, iterative Evaluation of automated driving Functions」)を紹介します。一貫した可視化とシナリオを別のフォーマットにエクスポートする可能性が備わったテキスト形式の自然言語シナリオ記述の作成を複数の言語で行うことができます。


イベントに参加する

各講演の後には Q&A セッションが設けられており、チャット形式で、講演者に質問することができます。セッションは録画されます。

よろしくお願いいたします。

JetBrains MPSチーム一同より

The Drive to Develop

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