WebStorm

WebStorm 7を使いJavaScript テストをKarmaで動かす

WebStormは常に開発をより楽しくする最新のテクノロジやツールをサポートしています。WebStorm 7において中でも大きなのはKarmaのサポートです。KarmaはAngularJSチームが開発しているJavaScriptをテストするためのシンプルでフレキシブルなツールです。

これまで通りJSTestDriver(詳しい解説はこちら(英語) )も利用できます。

WebStormのKarma連携の主要機能は以下の通りです:

  • ローカルWebサーバを使い、コンピュータにインストールされている任意のブラウザでテストを走らせる
  • Jasmine、QUnit、Mochaなど、好きなフレームワークと組み合わせてテストできる
  • istanbulコードカバレッジエンジンと一緒に動かせる

全体を説明するビデオ(英語)を用意しましたので是非ご覧ください。また、チュートリアル – Running JavaScript tests with Karmaを併せてご参照いただければと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=oyWW_V4wALs#t=19

Karmaを使うには、まずNode.jsをインストールする必要があります。KarmaはWebStormの内蔵ターミナルやお好みのターミナルでグローバルにインストールする方法、WebStormの内蔵npmでプロジェクトディレクトリに直接インストールする方法があります(ツールバーのNode.js設定よりkarmaモジュールを検索、インストール)。

プロジェクトのKarma設定はKarma configuration fileを追加するか自動生成させます。この設定ファイル内で利用したいテストフレームワークとブラウザ(複数指定可)を指定します。

続いてKarma Run Configurationを作り、ワンクリックでいつでもテスト実行できるようにします。

テスト結果はRunパネル内に綺麗に表示されます。テスト結果からコードにジャンプしたり、テスト結果の統計を確認したり、HTMLのレポートを作ったりすることができます。

WebStormはKarmaが使っているistanbul code coverage engineもサポートします。nodeのモジュールkarma-coverageをインストールして、Karma configuration fileに追加します。Run with coverageボタンを押せばテスト実行時にカバレッジ測定ができます。

WebStormのKarma連携について詳しくはRunning JavaScript tests with Karma tutorial (英語)をご覧ください。

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