RubyMineでマルチカーソル/選択
IntelliJ IDEA 13.1がリリースされ、マルチカーソル/選択が好評ですが、もちろんRubyMineにも搭載されます。既に最新のEAPバージョンで実装されていますのでお試しください。
マルチカーソル/選択はエディタ機能の中でも最も望まれていた機能ですので、皆様にも気に入って頂けるかと存じます。詳しい使い方を以下に説明いたします。
マルチカーソルのセット
まず⌥⇧/Alt+Shiftでマウスクリックをすると好きなところにいくらでもカーソルをおけます。 ちなみにデフォルトキーマップは次のビルドからは⌥/Altに変更予定で、Settings -> Keymap -> Editor Actions -> Add or Remove Caretより設定変更できます。
Settings -> Keymap -> Editor Actions -> Clone Caret Above / Clone Caret Belowアクションにキーマップを設定すればキーボードからもマルチカーソルを置くことが出来ます。
マルチカーソルからシングルカーソルモードへ戻すにはEscを押してください。
コードを複数箇所同時に編集する
マルチカーソルをセットしたら、編集に入ります。例えばMove Caret to Next Word with Selectionアクション(カーソルを次の単語へ移動しながら選択を行う)と行い、⌘X/Ctrl+Xでカットし、⌘→/Endで行末にカーソル移動し、⌘V/Ctrl+Vでペーストをすると以下のようになります。
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または⌘←/Homeで行頭に移動し、Shift+→で最初の一文字を選択して⌘⇧U/Ctrl+Shift+UでToggle Caseアクション(大文字小文字を切り替える)で行頭を大文字にすることができます:
コード補完を複数箇所で同時に働かせる
さらに自動補完やlive templateもマルチ選択で働きます。補完のベースとなるのはプライマリカーソル(マルチカーソルを始める前からあったカーソル)の位置で、補完結果は全てのカーソル位置に反映されます。
同様の編集をすべき箇所を見つける
変数やメソッドなど、同じものが複数回コード内にある場合、⌃⌘G/Ctrl+Shift+Alt+Jでカーソル位置にあるシンボルと同じ物を全て選択、または⌃G と ⇧⌃G、Alt+JとShift+Alt+Jでカーソル位置と同じ次のシンボルも選択、または解除できます:
マルチカーソル/選択はまだまだ改善の余地があります。是非お試しになって掲示板やYouTrackへフィードバックを頂ければと思います。
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JetBrains RubyMine チーム