IntelliJ IDEAの向かう先
IntelliJ IDEAはそろそろ14周年を迎えようとしています。長い道のりを経て完成されているかに見えるIDEですが、今後どこへ向かうのでしょうか?もちろんJetBrainsはこの先5年、10年を見据えています。
商標製品としてIntelliJ IDEAが成功し続けるかどうかはもちろん舵取りにかかっています。そして製品の向かう方向を決めるにあたり数々のプロフェッショナルコンサルタントを雇い、ワールドワイドであらゆる年齢、性別、カルチャー、経歴といったバックグラウンドを多方面からリサーチし、以下の結論に達しました。
‘Develop with Pleasure’の重要性の再確認
JetBrainsが性に対して中立性を保つよう不満をたらすモラル純粋主義者には諦めてもらいます。リサーチ結果から、主要顧客の共感を得るためには”Develop with Pleasure!”のスローガンを今後も続けることに決定しました。
アプリ内購入機能付きのLiteエディション
社内で長期にわたってディスカッションを重ねた結果、達した結論はIntelliJ IDEAは新しいエディションが必要だということです。CommunityとUltimateの二つのエディションでは足りません。二つから一つ選ぶというのは多くのお客様にとって難しすぎます。次のバージョンから新しいエディション、IntelliJ IDEA Liteをリリースします(続いてIntelliJ Platformベースの他の製品についてもリリース予定です)
新しいエディションの目玉はアプリ内購入です。アプリ内購入は今では子供から大人まで慣れ親しんだソフトウェアの購入方法です。必ず気に入って頂けるものと信じています。
仮想通貨 JetBrains Feature Creditsとアプリ内購入
シンプルです。IDEや他の製品(TeamCityも対応予定)を利用していると、仮想通貨であるJFC(JetBrains Feature Credits)を稼ぐことが出来ます。IDEを知り尽くして、使いこなせば使いこなすほど、より多くのJFCを稼げる仕組みになっています。インデクスの高速化や追加のコード解析機能、完全に自動化されたリファクタリング、より多くのカラースキーム、TeamCityにおけるあなたのコードのビルド優先順の向上といったプレミアム機能をJFCご購入いただけます。より沢山のJFCが必要になった場合はIDE内で現実通貨を使ってすぐにJFCを購入することもできます。
JFCを沢山ゲットするため、是非IDEの生産性向上機能をお簿得ましょう!ポイントとなるのは3つあります:
- 1. IDE プロダクティビティガイド。Helpメニューより現在の習熟状況、そして今後覚えるべき機能を教えてくれます。
- 2.IntelliJ IDEA Code Golf plugin。IDEの機能を使いこなして、他の人と競争しましょう!
- 3. IDE キーマップ。やはりHelpメニューより確認できます。目をつぶってもキーをたたけるくらいになるまで覚えましょう!
もちろんサードパーティー製のプラグインもin-app購入を実装できます。
ゲームAPI
ソフトウェアを開発する以外に快楽(Pleasure)をもたらすものは何でしょう?もちろんゲームです。年齢性別に限らず、皆さんゲームが好きですよね?ゲームは単に時間を奪うのではなく、脳を刺激してより難しい問題解決を可能にします。
JetBrainsでは現在、IntelliJ PlatformベースのIDEに誰でも簡単にゲームを組み込めるようIntelliJ Game SDKの開発を進めております。
最新のIntelliJ IDEA EAPビルドでは既に二つのゲームを内蔵しています。気持ちを切り替えたい時、リラックスしたい時にお楽しみください:
- 1.Digger.New Fileよりゲームをスタートできます
- 2.2048。19歳のイタリアのWebデベロッパ、Gabriele Cirulliのキラーゲームです。
IDEにサインイン
IDEをよりパーソナライズするため、IDEからログインしてオンラインプロフィールを取得することができます。世界中の人と達成率を競い合いましょう!
バージョン番号
多くの人がバージョン番号13を嫌いうことがわかりました。JetBrainsはさほど大きな問題ではないと認識していたのですが、最終的に、IntelliJ IDEA 13をIntelliJ IDEA 14-1へと改名することで決着させます。本日より、最新のEAPビルドはこのバージョン番号を使っています。
このポストではプランについて簡単に説明させて頂きました。今後についてより詳しくはまた改めてフォローアップしていきます!