GoLand 2019.1がリリースされました!
GoLand 2019.1がリリースされました!
GoLand 2019.1では、ビルトイン Memory、CPU、Block、Mutexプロファイラが統合され、高度な機能でデバッガが強化され、新しいリファクタリングを追加しました。また、GoLand 2019.1はさまざまな方法で式にnilを使用することで発生する可能性があるエラーについて警告してくれます。
新しいバージョンでは、IDEから直接Go SDKをダウンロードしてインストールできるようになり、新しい設定済みの Sublime Text キーマップを使用できます。
これらは、新しいGoLandが提供する新機能のわずかなリストです。 ぜひこのまま詳細をお読みいただくか、当社のWhat’s Newページに移動し、Goモジュール、ナビゲーション、インテンションアクション、バージョン管理、ウェブ開発、データベースについて当社が行ったことの詳細をご覧ください。サムライズム様による翻訳はこちらにございます。
一方で、GoLandをまだお試しになられていない場合、ぜひ30日間の無料体験版を使用し、新機能を試してみてください。
ハイライトをお読みいただくか、こちらのクイックデモでそれらをご確認ください(英語):
プロファイリング
ワンクリックでビルトインMemory、Heap、CPU、Mutex、またはBlockプロファイラを実行できます。 GoLandで専用のツールウィンドウを使って、分析結果を確認し、ソートできます。
デバッガ
- 一連の呼び出しとネストされたメソッド呼び出しのデバッグが、新しいデバッガアクションの Smart Step Into(スマートステップイントゥ) を使用することで、はるかに簡単になりました。
- デバッガはスレッドの代わりにゴルーチンを表示します(その逆も)。 Int変数の表示方法を2進数、10進数、16進数のいずれかで選択できます。
- ゴルーチンリストを右クリックして、Debugger タブで Copy Stack(スタックのコピー)を使うと、フレームスタック全体をクリップボードにコピーできます。
- マウスジェスチャーとして、Run to Cursor(カーソル位置まで実行)が利用できます。
- Windowsミニダンプがサポートされています。
- Run/Debug(実行/デバッグ)設定はsudoで実行できるようになりました。
リファクタリング
- 新しい Extract Interface (インターフェースの抽出) リファクタリングを使用すると、選択したタイプに基づく新しいインターフェースをすばやく作成するのに役立ちます。
- Rename リファクタリングには、インタフェースで宣言されたメソッドの名前を変更する機能が含まれるようになりました。
コードインスペクション
- Nilness Analyzer(nil値アナライザ)は、さまざまなケースで、変数にnil値があるかどうかを即座に検出するように設計された新しいコードインスペクションセットです。
- Multiple defaults in switch(switchの複数のデフォルト)コードインスペクションでは、switch文内の冗長なデフォルトのケースについて警告し、重複したデフォルトにすばやく移動できます。
新しいUIテーマとテーマカスタマイズのサポート
IntelliJ IDEAベースのIDEのすべての新しい2019.1バージョンでは、すべてのUI要素の色を完全にカスタマイズできます。 本当に、何の色でも変えられます!
ちょっとはしゃぎすぎてしまったかもしれませんが、3つの新しいテーマを作成しました:ダークパープル、ライトシアン、グレー。 ぜひお試しください!
IDEからGo SDKをインストール
GoLandで新しいプロジェクトを作成する際に、ベータ版とRC版を含む、SDKの必要なバージョンをダウンロードしてインストールするオプションが追加されました。
さまざまな便利な変更
- 新しい設定済みの Sublime Text キーマップが、Preferences | Settings | Keymap から利用できます。さらに、VS Codeキーマップがこのプラグインから利用できます。
- Recent locations(最近の場所)のポップアップは、コードスニペットとして最近訪れた/変更されたコードの場所のリストを提供し、プロジェクト周辺のナビゲーションに役立ちます。
- ウェブ開発用のプロジェクトテンプレート(React App、React Native、HTML 5 Boilerplate、Foundationなど)がすべて、ウェルカム画面からご利用いただけます。
- コードスタイル の設定をJSONにエクスポートする新しいオプションが、Preferences /Settings | Editor | Code Style で利用できます。
- JetBrains製のプラグインの設定は、Preferences/Settings ダイアログで検索できます。
- 無視されたファイルとフォルダは、Project ビューでオリーブグリーン色で表示されます。
- ファイルをドラッグしてBlank Diff(空白差分)ウィンドウにテキストをコピー&ペーストできます。
新しいインテンションアクション
- 一連のインテンションアクションは、宣言を再フォーマットするのに役立ちます:Settings/Preferences | Editor | Intentions | Declaration。
- Export(エクスポート)のインテンションアクションを使用すると、パッケージ間で切り替えずにプライベート関数、型、またはフィールドをエクスポートできます。
Goモジュール
- インポートされていないGoモジュールのコード補完を追加しました。
- Goモジュールのプロジェクトテンプレートには、新しい Vendoring mode のチェックボックスが追加されました。
バージョン管理の改善
- Partial Git(部分的なGit)コミット(git add -p)のUncheck all(すべてのチェックを解除)チェックボックスにより、すべてのコードチャンクのチェックを一度に解除できます。
- FixupとSquash Intoアクションを使って、正しいfixup! とsquash! メッセージを使用して、 コミットを 作成できます。
- Mark Branches that have incoming/outgoing commits in the Branches(ブランチに着信/送信コミットがあるブランチをマークする)ポップアップが利用可能になりました。
- VCSアノテーションに作者のフルネームの代わりにイニシャルを表示できます。
ウェブ開発
- 一連のリファクタリング、インテンションアクション、およびクイックフィックスにより、コード内のオブジェクトと配列を簡単にデストラクチャリング(分割代入)を始めるのをサポートします。
- Convert to async function(非同期関数に変換)インテンションアクションは、Promiseを返す関数をasync / await付きの非同期関数に変更するのに役立ちます。
- HTMLとCSS用のドキュメントに、MDNの説明とブラウザサポートに関する情報が表示されるようになりました。
- Jest、Karma、Mocha、またはProtractorを使用してテストを実行して、その一部が失敗すると、IDEはエディタで失敗したコードをハイライトします。
データベース
- Remember password(パスワードを保存)機能に、パスワードを保存するためのオプションが2つ付きました。Forever(永遠に)と For session(セッション間)です。
- Greenplum、Vertica、Apache Hiveデータベースのサポート。
- 完全に作り直された接続ダイアログ。
- 新しいキープアライブと自動切断オプション。
- データエディタのフィルタはクリップボードの値をサジェストします。
当社のさまざまな改善案は、ユーザーの皆様から頂いたご意見から生まれました。 フィードバック大歓迎です!当社のバグトラッカーでご要望等をお伝えいただくか、@GoLandIDEをメンションして、ツイートしてお伝えいただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします!
[原文] Original post in English is written by Ekaterina Zharova