Code With Me 2021.2 リリース
ペアプログラミングと共同コーディングを可能にする JetBrains ツール「Code With Me」が 2 回目のメジャーリリースを実現しました。
新しいバージョンには、どのソフトウェア開発チームにとっても便利な新機能やアップデートが数多く盛り込まれています。 変更点の多くは、ユーザーの皆さまからのご提案を基に加えられています。 ご協力いただきありがとうございます! 常にユーザーの皆さまからのご提案を真摯に受け止め、あらゆる点を改善できるという当社製品の本質を表していると言えるでしょう。
こんな新機能があればいいのにという皆さまからの素晴らしいご提案に加え、当社製品を高く評価する嬉しいお言葉をたくさんお寄せいただいたことをとても嬉しく思います ❤️🔥。
それでは、Code With Me 2021.2 の改善点を見ていきましょう。
🆕 実行したアクションを素早く正確に元に戻す
Code With Me 2021.2 では元に戻す機能を改良することにより、共同プログラミング作業の効率が大幅に改善されています。 アクションを元に戻す機能のロジックが改良され、ゲストとホストはそれぞれがコードに加えた変更内容を元に戻せるようになりました。 これは、バージョン 2021.2 にアップグレードすれば、開発者が同僚によって加えられた変更内容を誤って削除してしまうという厄介な状況を回避できることを意味します。 この改良は、特にペアプログラミングやモブプログラミング (💻↔️💻) を行う際に効果を発揮します。
🆕 共同作業セッション中に画面を共有
待望の機能の 1 つ、画面共有がついに搭載されました。 Code With Me 2021.2 では、参加者によるコラボレーションの効率をアップさせるため、各参加者が JetBrains 開発環境 (IDE) 製品に限らず、それぞれのコンピューター画面でのアプリケーションウィンドウを共有できるようになりました。
🆕 ペアプログラミングの相手にポートを転送
皆さまのご要望にお応えしました! 組み込みのプロキシを使用して、特定の開いているポートを参加者と共有する機能を Code With Me 2021.2 で使用できるようにしました! ホストが特定のポートでアプリケーションを実行している場合、ゲストは自分のマシンを使用してローカルホスト経由でそのアプリケーションにアクセスできます。
🆕 AppCode に Code With Me がバンドル
AppCode のバージョン 2021.2 からは、Code With Me がすぐに使用できる状態でバンドルされるようになりました。 これにより、さらに多くのソフトウェア開発者がペアプログラミングを行えるようになります!
🆕 Android Studio の Bumblebee で Code With Me をお試しいただけます
約束したとおり、Code With Me は Android Studio でも進歩を遂げました。 Android Studio Bumblebee 2021.1.1 と互換性のある Code With Me プラグインの超早期バージョンがリリースされました 🎉。
JetBrains Marketplace から Code With Me プラグインをダウンロードし、こちらのチャンネル(https://plugins.jetbrains.com/plugins/eap/14896)をカスタムプラグインリポジトリに追加すると、タイムリーなアップデートと修正を受け取ることができます。フィードバックは、ぜひこちらからお寄せください。
その他の改善や修正
- PyCharm ユーザーに良いお知らせがあります、なんと Code With Me が Python Packages のツールウィンドウをサポートするようになりました!
- ペアプログラミングがセキュリティポリシーにより制限されてしまう場合、開発者(IDEユーザー)やシステム管理者は Code With Me セッションを無効化できるようになりました。 セキュリティは大きな懸念事項であるが、それでもペアプログラミングを行いたいという場合は、プライベートネットワークで共同作業セッションをホストできる Code With Me Enterprise をお勧めします。
- ターミナル共有が新しいアップデートにより改良されました。ホストとゲストのやりとりの透明性が改善されています。 ホストは、ターミナルが共有されているかどうかを追跡できるだけでなく、ゲストのアクセス権限も確認できるようになりました。
- オンプレミス版 Code With Me にプロキシ認証を導入しました。
- Code With Me は IntelliJ IDEA ユーザー向けの Python コンソールをサポートするようになりました。
可用性とサブスクリプション
Code With Me 2021.2 には、IntelliJ IDEA、WebStorm、PyCharm、PhpStorm、CLion、GoLand、AppCode、RubyMine の最新ビルトが搭載されています。 Code With Me には異なる機能セットがあり、その内容はライセンスの種類によります。
- IntelliJ IDEA Community のユーザーと PyCharm Community のユーザーには、デフォルトで Code With Me Community 機能へのアクセスが与えられます。 これらは無料となっており、30 分のペアプログラミングセッションを無制限に作成できるほか、IDE に最大 3 名まで招待していただけます。
- IntelliJ IDEA Ultimate、PhpStorm、GoLand、AppCode、PyCharm Professional、CLion、RubyMine、WebStorm のユーザーの皆さまには Code With Me Premium サブスクリプションをご利用いただけます。 また、All Products Pack、Educational、Open Source、および Developer Recognition ライセンスをお持ちの方もこれに該当します。 Code With Me Premium のサブスクリプションに加入すると、共有セッションを無制限で作成できます。また、各セッションに制限時間はありません。このサブスクリプションがあれば、各セッションに最大 50 人まで招待できます。
- 🔒オンプレミス版 Code With Me🔒は、Code With Me Enterprise ライセンスをお持ちの方にのみご利用いただけます。 30 日間無料でお試しいただけます。
共同作業セッションは、ホストさえライセンスを持っていれば開始できます。ゲストは JetBrains 開発環境 (IDE) 製品を持っている必要はありません。 ライセンスの詳細については、価格ページにアクセスしてください。 |
フィードバック大歓迎です!
Code With Me 2021.2 には魅力的な新機能がたくさん搭載されています。また、皆さまにチームメンバーとのつながりを維持し、力を合わせて大きな仕事を達成していただけるよう、便利なオプション機能も数多く追加しています。 以下のコメント欄よりぜひご感想をお聞かせください ⬇️ 。
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