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JetBrains AI と IDE 内での AI Assistant のご紹介

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お知らせ

JetBrains AI ライセンスの有効化に問題がある方は、以下をご確認ください。

  • 有償版かつサブスクリプションが有効な IDE ライセンスをお使いであること(学生向けライセンス等の無償版ライセンスでは JetBrains AI のトライアルはご利用いただけません)。
  • JetBrains IDE バージョン 2023.3 以降をお使いであること(Toolbox App を利用すると複数バージョンのインストールや管理を簡単に行えます)。
  • https://account.jetbrains.com/login にログインし、ライセンスが表示されること。
  • YouTrack LLM-1519 のアクティベーション問題回避策(Help (ヘルプ)- Register (登録) 画面でログアウト、ライセンスの除去、ライセンスリストのリフレッシュ を行い、再度有効化)
  • (法人ライセンスの場合)アカウント管理者による AI 機能の有効化 および JetBrains Account で通知されるサービス規約への同意

解決しない場合 JetBrains サポートまでご連絡ください。

AI Assistant の狙い

今年の生成 AI と大規模言語モデル(LLM)の台頭により、開発業界だけでなくクリエイティブ業界全体が変化しつつあります。

この新しいテクノロジーを使い JetBrains ツールを強化することは弊社にとって当然の流れです。一般的で繰り返しのあるタスクを自動化し、フローから逸脱することなく全体像に専念できるようにすることで開発者のエクスペリエンスを改善するという、JetBrains ミッションの論理的な次のステップとして捉えています。

JetBrains IDE はコード、その現在のコンテキスト、およびプロジェクト構造全体を深く理解することで、最高水準のコーディング支援を実現するための関連情報と基盤となる言語モデルを提供しています。 AI Assistant を弊社製品に構築するアプローチは、主に 2 つの側面に焦点を当てています。

  • AI 支援を基本的な IDE ユーザーの作業の流れに組み込むこと。
  • コードとそのコンテキストの認識能力と緊密に融合される AI 機能を構築すること。これは以前からずっと JetBrains IDE が得意としている分野です。

本日、待望の AI Assistant を一般リリースしました。 JetBrains IDE とコーディングツールを使用している数百万人の開発者によって使用可能な状態となり、個人ユーザーと組織の両方のお客様が利用できる単一の月間または年間サブスクリプションにすべて含まれています。 

AI Assistant により、最新世代の AI がエディター、ワークフロー、ユーザーが作業を行う場所に導入されています。 AI Assistant は、JetBrains のすべての商用 IDE ならびに ReSharper の 2023.3 バージョンと Fleet にて提供されており、これらの製品がサポートしている豊富な数の言語で使用できます。 これは、今年 JetBrains が強く注力してきたことであり、制作できたことを非常に誇りに感じています。

2023 年開発者エコシステムの現状レポート」によると、開発者の 60% が AI コード生成ツールにすでに馴染みがあり、この数は今後さらに増加する可能性があります。 AI Assistant はプレビュー段階で高い関心を集めており、開発者が AI Assistant をどのように使用しているかも注視してきました。 AI Assistant が提供する一連の機能は、ユーザーが JetBrains に期待してきた開発者生産性ツールの自然な次なるステップであると確信しています。

AI Assistant の機能

JetBrains 製品に長年備わっている機能の拡充に加え、AI Assistant は強力な新しい機能によって開発環境を強化します。 機能一覧はオンラインマニュアルの AI Assistant をご覧ください。このブログでは、その一部を詳しく見てみましょう。

AI チャット

自由形式のチャットインターフェースは、IDE 内でコンテキストを認識するラバーダックとして機能します。 特定の関数が何を行うのか、選択した言語でタスクをどのように完成させるのか、特定の問題をどのようにデバッグするのかといったことを問う場合に、AI チャットの支援が役立ちます。 

AI Assistant に質問すると、プロジェクトに関する深いコンテキスト情報が考慮されます。 プロンプトの一部として使用されている現在のファイルのコンテンツだけでなく、言語や依存関係、最近使用したファイル、プロジェクトの異なる箇所の間の関係など、すべての関連するコンテキスト情報も考慮されます。 これにより、質問にインパクトをもたらす可能性のあるすべての要因が考慮された、的を得た関連性の高い回答を得ることができます。

リファクタリング

IDE のリファクタリング機能はこれまでと変わらずツーリングの人気の部分であり、AI Assistant はそれを活用するための別の手法を提供しています。 新しい AI Actions(AI アクション)コンテキストメニュー内には、あらゆるコードで AI Assistant による Suggest Refactoring(リファクタリングの提案)を使用するオプションが導入されています。

AI Assistant はコードに使用可能なリファクタリングを提案するだけでなく、その理由についても説明します。 AI Assistant が提供するすべての機能と同様に、ここでの提案はコンテキストを認識し、現在のプロジェクトの制約を考慮しています。

AI Assistant の提案を使用する場合は、コードを現在のファイルに差分として簡単に挿入できます。こうすることで、正確な変更内容を確認することが可能です。

コード補完

コードの改善を支援するだけでなく、AI Assistant はコードを生成することもできます! バックグラウンドのコンテキスト情報を使用し、プロンプトのキャレットの位置の前後にコードを渡すことで、AI Assistant はユーザーが次に書こうとしている内容を予測し、補完することができます。

ドキュメントの作成

AI Assistant は、コードの記述と改善を支援できるだけでなく、開発ワークフローの他の重要なタスク用の機能を提供しています。 その 1 つがドキュメント作成です。これは必要な作業ではありますが、あまり好まれないタスクでもあります!

AI Actions(AI アクション)コンテキストメニュー内から Write Documentation(ドキュメントの作成)を選択すると、AI Assistant が選択された関数またはクラスのリッチなフォーマット済みのドキュメントを生成します。 このアクションはターゲットコード内のどこからでも呼び出し可能で、AI Assistant は解析してそのドキュメントを生成する必要のある適切なユニットを自動的に検出します。

コミットメッセージの生成

もう 1 つの重要なタスクは、品質の高いコミットメッセージの作成です。 このタスクは開発者のフローを乱すか、長時間に及ぶ作業の後には好まれないタスクであるため、無視されがちです。

AI Assistant を使うと、ユーザーはコミットとすべての関連コンテキストの差分をモデルプロンプトの一部として送信することで、コミットメッセージを自動的に生成することができます。 AI Assistant は変更内容を自然言語で説明できるため、記述的で正確なコミットメッセージを作成するためのテンプレートを得られます。

JetBrains AI サービスとパートナー

AI Assistant は JetBrains AI サービスを使用しています。 このサービスによって、安全で透過的な方法で、IDE が生成したプロンプトを様々な大規模言語モデルに渡すことができます。

JetBrains AI サービスは、AI Assistant の一環として提供できるモデルに関して多大な柔軟性を提供しています。 特定のベンダーを使用するように制限されていないため、この急速に変化している分野でのテクノロジーの進歩に合わせて、私たちはモデルの使用方法を進化させることができます。 このため、問題を解決するのに最適なモデルまたはアプローチを選択することが可能です。

JetBrains は徹底した適正評価を実施しており、ユーザーデータを収集したり、それを使ってトレーニングするような LLM プロバイダーを絶対に使用することはありません。AI Assistant は OpenAI と弊社独自モデルが使用されています。

OpenAI 社のプラットフォームアカウント責任者である James Dyett 氏は「開発者の日常的なワークフローに JetBrains が OpenAI モデルの力を統合させたことは素晴らしいことです」とし、「私たちの高度な推論能力とJetBrains のAI Assistant を融合することで、コードの理解やオーサリングなどの多岐多様なあらゆるタスクなど、開発者の生産性を大きく向上させることができます。」と述べました。

Google LLM の統合にも取り組んでおり、これらは間もなく公開される予定となっています。

Google Cloud 社の Vertex AI のプロダクト管理担当シニアディレクターである Warren Barkely 氏は、「JetBrains との提携によって弊社の高度なコーディングモデルを JetBrains AI で使用できることを大変うれしく思っています」とした上で、 「Codey と Vertex AI と統合することで、JetBrains はソフトウェア開発ライフサイクルの各ステージを加速させる AI 駆動型のコード補完、デバッグ、生成された説明によって開発者エクスペリエンスを大幅に改善することができます」と述べました。

JetBrains は、統合、生産性、および透明性を軸とする、弊社のあらゆる取り組みとまったく同様のアプローチで、ツールへの AI の統合を実現することができました。

一般提供

AI Assistant は現在、JetBrains 製品の有料バージョンをご利用のお客様に、JetBrains AI サービスサブスクリプションを通じた追加機能として提供されています。 

AI サービスの提供はプロバイダーのサービスが使用可能な地域に限定されていることにご留意ください。 具体的な地域の全リストは、こちらをご覧ください。 

リリースされたばかりの頼りになる JetBrains 製品のバージョン 2023.3 をダウンロードし、新機能をお試しください。AI Assistant ツールウィンドウを開いて JetBrains Account にログインすることでご利用いただけます。

AI Assistant、基盤のテクノロジー、および提供プランの詳細については、jetbrains.com/ja-jp/ai をご覧ください。

コーディングをお楽しみください!

JetBrains チーム一同より

オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者:

Ryuji Owan

Jodie Burchell

Dr. Jodie Burchell is the Developer Advocate in Data Science at JetBrains, and was previously a Lead Data Scientist at Verve Group Europe. She completed a PhD in clinical psychology and a postdoc in biostatistics, before leaving academia for a data science career. She has worked for 7 years as a data scientist in both Australia and Germany, developing a range of products including recommendation systems, analysis platforms, search engine improvements and audience profiling. She has held a broad range of responsibilities in her career, doing everything from data analytics to maintaining machine learning solutions in production. She is a long time content creator in data science, across conference and user group presentations, books, webinars, and posts on both her own and JetBrain’s blogs.

Ryuji Owan

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