IntelliJ IDEA 2019.1がリリースされました! テーマのカスタマイズ、Java 12のSwitch式、Dockerコンテナ内でのデバッグなど

IntelliJ IDEAの今年初のメジャーアップデート、IntelliJ IDEA 2019.1がリリースされました! この大規模なアップデートには、たくさんの新機能と改善点が含まれています。新機能ページをぜひご確認ください!サムライズム様による翻訳はこちらにございます。

このブログ記事では、このアップデートの主な新機能の概要をご紹介いたします。

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ユーザーインターフェース

  • 新しいテーマが追加され、テーマのカスタマイズが公式にサポートされるようになりました!

詳細は、新機能ページのテーマセクションをご覧ください。

Java

  • IntelliJ IDEAは、Java 12のプレビュー機能、Switch式JEP 325をサポートしています。 詳細はこちら
  • Extract Variable リファクタリングは、以前よりもさらにセマンティクスを保持するようになりました。
  • 三項式では、IDEはnullability(変数がnullを取り得るかの記述)違反が検出された条件のみをハイライトするようになりました。
  • 数学演算の分析が大幅に改善されたため、IDEは剰余、乗算、および右シフト演算の値を追跡できるようになりました。
  • IDEはソースからコンストラクタの純粋性を自動的に推測できるようになりました。
  • 自動生成されたtry/catchブロックに変数名を設定できます。
  • Javaスタックトレースから行内の適切な位置へのナビゲーション。
  • IDEは重複したスイッチブランチを検出できるようになり、そのようなブランチをマージするためのクイックフィックスを提供してくれます。
  • “Move Statement Up/Down”(文を上/下に移動)を使用して、switch文とcatchブロックを上下に移動できるようになりました。
  • クリップボードとの間で構造検索パターンをインポートおよびエクスポートできるようになりました。

詳細については、新機能ページのJavaセクションをご覧ください。

Gradle

  • 新規プロジェクトでは、デフォルトでビルドおよび実行アクションがGradleに委任されます。
  • Gradleへのビルドおよび実行アクションの委任は、Gradleプロジェクトごとに個別に設定できます。
  • HotSwapはビルドアクションがGradleに委任されたときに機能します。
  • Gradleの組み込みバージョンはv4.10.3にアップグレードされました。
  • Gradleテストランナーを使って、JUnitパラメータ化テストを実行できます。
  • Gradleテストタスクを適切に選択して、エディタから実行できます。
  • Gradleツールウィンドウは、 ‘gradle projects’コマンドを実行した場合と同じように、マルチモジュールプロジェクトの構造を表示できます。

詳細は、新機能ページのGradleセクションをご覧ください。

Maven

  • HotSwapはビルドアクションがMavenに委任されたときに機能します。
  • 唯一のバンドルされたMavenバージョンは現在v3.3.9です。IntelliJ IDEAでMaven 2をバンドルするのをやめました。
  • ビルドに関連するすべてのMaven出力を1か所で表示できる、ビルドツールウィンドウが追加されました。
  • 改善されたMaven図(ダイアグラム)を使って、競合の依存関係または重複する依存関係を表示できるようになりました。選択したノードの隣接ノードのみを表示したり、選択したノードへのパスを表示し、ダイアグラムを境界線なしでプレビューできます。

詳細は、新機能ページのMavenセクションをご覧ください。

バージョン管理システム

  • FixupとSquashアクションは、VCS Logタブのコンテキストメニューから利用できるようになりました。そのため、fixup! とsquash! コミットメッセージを使用してすぐにコミットを作成できます。
  • コンテキストメニューを使用し、VCSログから直接ファイルをチェリーピックできるようになりました。
  • ‘Mark Branches that have incoming/outgoing commits in the Branches popup’ (ブランチに入出力コミットがあるブランチをマークする)ポップアップオプションが有効になっている場合、それぞれのブランチに対する入出力コミットを確認できるようになりました。
  • シェルフタブの新しい “Recently Deleted”ノードには、最近削除されたすべてのファイルが表示され、最近削除された、シェルフされたファイルを復元するオプションが追加されました。
  • VCSアノテーションにおいて作者のイニシャルを表示するモードが追加されました。
  • 部分的なGitコミット用のCommit Changes(変更をコミット)ダイアログのDiffペインの新しい“Uncheck all”(すべてのチェックを外す)チェックボックスで、すべてのコードチャンクを一度に選択および選択解除できます。
  • プロジェクトビューで、IDEはGit ignoreによって無視されたファイルとフォルダをオリーブ色でマークするようになりました。

詳細については、新機能ページのバージョン管理セクションをご覧ください。

差分ビューア

  • ファイルのドラッグアンドドロップで、テキストをBlank Diffウィンドウにコピー&ペーストできるようになりました。
  • 差分ビューアで文字単位で差分を表示できるようになりました。
  • 差分ビューアでは、Swap Sides オプションを使用して、左側に表示されるファイルと右側に表示されるファイルを選択できるようになりました。

詳細は、新機能ページの差分ビューアセクションをご覧ください。

Recent Locations (最近の場所)ポップアップ

  • 最新の “Recent Locations”(最近の場所)ナビゲーションポップアップ(Cmd-Shift-E/Ctrl-Shift-E)を使用して、最近訪れた、または変更されたコードの場所をすべて表示できます。 もっと詳しく

JVMデバッガ

  • デバッガエバリュエータは、 synchronized statements(同期文)、assert expressions(アサート式)、およびswitch statements(スイッチ文)をサポートするようになりました。
  • Javaプロジェクトのデバッグ中に、新しいアクション、“Step Out of the block”(ブロックからステップアウト)を使用して現在のブロックからステップアウトできるようになりました。
  • マウスでデバッグモード中に必要な行番号をクリックするだけで、Run to mouse pointer(カーソル位置まで実行)アクションを呼び出すことができるようになりました。

詳細は、新機能ページのJVMデバッガセクションをご覧ください。

Scala

  • エラーハイライト、暗黙のヒント、GoTo / Quick Definition / Quick Documentationアクションが、 ‘For-comprehensions’でサポートされるようになりました。
  • Find Usages(使用箇所を検索)は、暗黙の定義、メソッドの適用/適用を解除、for-comprehensionメソッド、および Single Abstract Method (SAM)(単一抽象メソッド)型に対して呼び出せるようになりました。
  • コンパイルされたScalaファイルをJavaに逆コンパイルできるようになりました。
  • カスタムバージョンのScalafmtフォーマッタを使えるようになりました。
  • HOCON形式のサポートは、専用のプラグインによって提供されています。
  • エラーのハイライトが大幅に改善されました。部分的なユニフィケーション、コンストラクタのハイライト、better-monadic-forコンパイラプラグインの改善(implicit0機能)、kind-projector(値レベルの多型ラムダ)、simulacrum(higher-arity型コンストラクター)など。

詳細については、新機能ページのブログ記事Scalaセクションをご覧ください。

Groovy

  • Groovy 3.0のJavaスタイルのラムダシンタックスのサポート
  • Groovyのインテンションとインスペクションは、ラムダ本体内部で適切に機能します。
  • Javaスタイルのラムダをデバッグする機能。

詳細は、新機能ページのGroovyセクションをご覧ください。

Kotlin

バンドルされたKotlinプラグインはv1.3.21にアップデートされました

  • ‘main’ ライブテンプレートを使用して、パラメータなしでmainメソッドを作成できます。
  • ‘Deferred’ を返す関数に “Async” サフィックスを追加するようにサジェストする新しいインテンションアクション。
  • SAMをラムダとして匿名オブジェクトに変換するための新しいインテンション。
  • 文字列変換の改善。

詳細は、新機能ページのKotlin セクションをご覧ください。

JavaScript & Typescript

  • JavaScriptとTypeScriptのデストラクチャリング(分割代入)用の新しいリファクタリングとインテンション。
  • Promiseを持つ関数をasync/awaitに変換するインテンション。
  • CSSとHTMLのドキュメントがアップデートされました。
  • JavaScriptとNode.jsデバッグツールウィンドウの改善されたデバッガコンソール。

詳細は、WebStormの新機能ページをご覧ください。

Docker

  • Dockerコンテナ内で実行されているJavaアプリケーションをデバッグできるようになりました。 もっと詳しく知る.

Kubernetesプラグイン

  • 外部ソースからカスタムリソース仕様をロードする機能が追加されました。
  • チャートの名前の変更リファクタリングは、Helmリソースファイルでできます。

詳細は、新機能ページのKubernetesセクションをご覧ください。

エディタ

  • すべてのコードスタイル設定をJSONにエクスポートするための新しいオプションが追加されました。 さらに、外部ツールとのカスタムインテグレーションに、エクスポートされたコードスタイル設定をすべて使用できます。
  • ファイルの種類に応じてソフトラップを有効にできます。
  • Windowsで、最初の使用箇所で、キーマップ設定ダイアログで “Delete Line”(行の削除)または “Redo”(やり直し)アクションにCtrl + Yショートカットを割り当てるオプションが追加されました。
  • 設定済みのSublime TextキーマップをIDEで利用できるようになりました。
  • 新しいVSCodeテキストキーマッププラグインをインストールして、IntelliJ IDEAでVSCodeキーマップを使用できます。

詳細は、新機能ページのエディタセクションをご覧ください。

Spring Cloud Stream

  • IDEは、Spring Cloud Stream用にシンタックスハイライト、コード補完、インスペクション、およびクイックフィックスの編集サポートを提供してます。
  • バインダー名の補完は、application.propertiesファイルまたはapplication.ymlファイルの値と参照に使用できるようになりました。
  • バウンド消費および生成メッセージハンドラ間のナビゲーションは、ガターのアイコンから利用できるようになりました。

詳細は、新機能ページのSpring Cloud Streamセクションをご覧ください。

Thymeleaf

  • ‘th: replace’ と ‘th: include’ 属性で参照されたテンプレートフラグメントへのナビゲーション。
  • 含まれたフラグメントおよび置き換えられたフラグメント用のリネームリファクタリング。
  • コード補完は、含まれたフラグメントおよび置き換えられたフラグメントに対して機能するようになりました。

詳細については、新機能ページのThymeleafセクションにジャンプしてください。

Android

  • IntelliJ IDEA 2019.1には、Android Studio 3.3の変更がすべて含まれています。 詳細はこちら

JetBrains Runtime

  • IntelliJ IDEA 2019.1では、新しいJetBrains Runtime 11でIntelliJ IDEAへの早期アクセスがございます。 当社はJetBrains Runtime 8とJetBrains Runtime 11の両方でIntelliJ IDEAを公開し続けます。

データベースツール

  • 新しいデータベースのサポート:Greenplum、Vertica、Apache Hive。
  • 接続ダイアログの外観が新しくなりました。
  • 接続を確立するたびに実行されるSQLクエリを指定できます。
  • 新しいキープアライブと自動切断オプション。

詳細については、新機能ページのデータベースツールセクションをご覧ください。

その他の変更

  • Linuxでのグローバルメニューのサポートが実験的な機能ではなくなり、IntelliJ IDEAで完全にサポートされるようになりました。
  • IDEはEclipse Concierge OSGiフレームワークをサポートするようになりました。
  • プラグイン設定は、プラグインがIDEにバンドルされていなくても、IntelliJ IDEAで検索可能になりました。また、手動でインストールするだけでも、設定は検索結果に表示されます。

これは非常に長いハイライトのリストです。これらの新しい機能をすべて追加するのに尽力する一方で、品質と安定性について忘れることはありません。私たちはバグやパフォーマンス問題を修正し、ユーザビリティを改善し続けています。 全体的にこの新しいメジャーアップデートでは、1700個以上の課題を修正いたしました! 解決されたすべての課題のリストは、リリースノートにございます。 課題に投票したり、機能リクエストをご送信いただいたり、Twitterとこちらのコメントで、ご意見やご提案をお伝えいただいた方全員に、心から感謝申し上げます! フィードバックは大歓迎です!

ではいよいよ、IntelliJ IDEA 2019.1をダウンロード してください!

Happy Developing!

[原文Original post in English is written by Zlata Kalyuzhnaya

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