IntelliJ IDEA 13.1におけるJDK8のNashorn JavaScriptのデバッグ

先週より洗練されたJava 8サポートと共にIntellIJ IDEA 13.1 RC2をリリースしました。実はJava 8のコードアシスタンスだけでなく、JD8のNashornのビルトインデバッガも含まれています。NashornはJVMで動作するハイパフォーマンスでライトウェイトなJavaScriptランタイムで、Java 8に標準で付属します。

IntelliJ IDEA 13.1 RC2ではNashonのスクリプトにブレークポイントを設定してJavaアプリケーションと一緒にデバッグすることができます。簡単な例をご覧にいれましょう。以下の例ではNashornスクリプトよりJavaインターフェースをロードしています。インターフェースはsayHelloメソッドがあり、String型の引数をとり、String型を戻します。

Nashornスクリプトを開けば、通常のJavaScriptファイルとほとんど変わりありません。違いはこのスクリプトはJavaランタイムへアクセスしてdemo.HelloHelperをインスタンス化し、demo.HelloWorldインターフェースの実装を定義していることです。ブレークポイントを設定してスクリプトを停止してみましょう。

デバッグモードでアプリケーションを実行すると、ブレークポイントで停止し、ローカル変数の状態を確認しながらスクリプトをステップ実行できます。

他のブレークポイント、Javaサイドでももちろん停止できます。ここではスクリプトより返されたdemo.HelloWorldインスタンスの状態も確認できます。

ステップイントゥをすればスクリプト内に入り込んでステップ実行できます。

demo.HelloHelperというJavaクラスを取得するのにプレフィクスを使っていることに注意してください。これはステップイントゥー実行をサイドした場合、Javaサイドへ戻ることを意味しています。

また、FramesタブではJavaとNashornコードを実行する実際のスレッドのスタックを表示していることに注目してください。

ご覧の通り、IntelliJ IDEAではNashornスクリプトを簡単にデバッグすることができます。この機能によりJavaアプリケーションのスクリプティングがよりパワフルに、より有用になれば幸いです。

いつも通り、掲示板YouTrackへフィードバックをお願いいたします。正式リリースまであともう少しです!

Develop with Pleasure!

原文

Discover more

JetBrains 製品の法人ライセンス購入や管理を効率化するためのソリューション

こんにちは。JetBrains堀岡です。 社内で管理する JetBrains 製品のライセンス数が増えてくると、購入や、更新のための契約の管理、新規ユーザー向け導入支援などにかかる工数削減に興味があるお客様から連絡をいただくことがあります。 このブログ記事では、既に一部のお客様ではご活用いただいている、昨年(2022年)以降利用可能になった契約やライセンスの管理を効率化するための製品およびソリューションについてご紹介します。 ライセンス追加購入時のサブスクリプション期間の自動統一 これまで直販サイト JetBrains ストア や JetBrains Account からの購入時に、追加購入するライセンス期間の変更を希望される場合、 メールまたはサポートサイトにて都度ご連絡いただいておりました。 現在は、JetBrains 日本語サポート窓口 にご希望の統一日をご連絡をいただければ、次回の追加購入以降は自動で調整されるようになっています。 日本の代理店様経由でご購入のお客様はご利用の代理店様にご相談ください。 利用方法 JetBrains 日本語サポート窓口 にご連絡いただき、希望されるライセンス期間統一日をご連絡ください。 設定以