IntelliJ IDEA 15 EAPリリース
JetBrainsは開発をより楽しいものとすべく、日々精力的に活動しております。アーリーアクセスプログラム(EAP)はその活動の1つで、より早い段階でフィードバックを頂くべく、最新機能をいち早くお届けしております。そして、IntelliJ IDEA 15 EAPをリリースしました!
15 EAPはこちらのページよりダウンロードしてください。数週間に一度は最新ビルドが公開されます。新ビルドの通知を受け取るにはSettings → Appearance & Behavior → System Settings → Updates → Automatically check updates forを“Early Access Program”に設定してください。フィードバックはYouTrackや掲示板にお寄せください。
IntelliJ IDEA 15の開発は始まったばかりですが、既に沢山の便利な機能が導入されています。
デバッガ: Lambda表記内でストップ
皆様が着々とJava8へ以降していく中、IDEのJava 8親和性もどんどん高めています。15 EAPではLambda表記内へstep intoしたり、カーソル位置まで実行したりできます:
ブレークポイントを設定する箇所がLambda表記であれば、行内のどこに止めたいのかを尋ねてくれます。
コードフォーマッタ: クイックフィックスで設定を調整
コードスタイルをより簡単に設定できるよう、Adjust code style settingsというクイックフィックスを導入しました。このクイックフィックスはエディタ内でコードを選択すると使えるようになります。ポップアップ内で設定を選ぶと、適用結果をライブプレビューできます。膨大な設定を探し回るより素早くコードスタイルを修正できるはずです:
バージョン管理: Diffビューワでコード編集
もう1つとても便利なのがDiffビューワの改善です。コミット前にDiffを確認している際、気になる箇所があればエディタへ戻る必要はありません。Diffビューワ内で鍵マークを押せばその場で編集を行えます:
編集はサイドバイサイド(デフォルト)でも、ワンサイドでも行えます。
バージョン管理: Mercurial Queues
Mercurial Queuesをお使いであれば、IntelliJ IDEAに新しく導入されたパッチ管理用の専用ツールをぜひお試しください。パッチを作成したり、ローカルコミットをパッチとしてインポートし、rename、apply、unapply、removeができます:
エディタ脇のガターアイコンよりアプリケーションを実行
メインメソッドや、テストメソッドのあるクラスを素早く実行することができます:
パス内の検索: プレビュータブ
Find in Pathアクションをより効率的なものとすべく、プレビュータブを追加しました。プレビュータブ条件にマッチするファイルのうち100件をリアルタイムに表示してくれます。何度も検索をトライ&エラーすることなく、素早く必要なファイル、行を探し出すことができます:
Quick Doc: クリッカブルなリンク
Quick Docポップアップのリファレンスをクリックできるようになりました:
Web開発: Polymer 1.0、AngularJS 2.0、TypeScript 1.5サポート
Webデベロッパは是非お試しください。初期段階ではありますがPolymer 1.0、AngularJS 2.0、TSLinterをサポートしました。またTypeScript 1.5サポートも強化されています。
データベースツール: ツールウィンドウ内でオブジェクトをグルーピング
データベースツールが強化され、スキーマオブジェクト(テーブル、ビュー、シーケンスなど)とテーブルコンテント(カラム、インデックス、キー、外部キー)をグループ化できるようになりました。:
データベースツール: データソース/ドライバダイアログの改善
データソース、ドライバを選ぶダイアログが改善され、より使いやすくなりました:
OS XとJavaバージョン
OS Xユーザーの方はお気づきになるかもしれませんが、Java 6を必要とする.dmgの提供を終了します。かわりにJetBrainsが改善を施したJDK 8を同梱したイメージを今後配布して参ります。つまりIDEの起動にJava 6をインストールする必要はなくなります。もし同梱のJDK 8以外のJavaでIDEを動かしたい場合は、Switch IDE boot JDKアクションより選択することができます。なお同梱のJDK8のままJava 6、Java 7アプリケーションの開発が行えますので特に必要が無い限りはそのままご利用ください:
IDEA 15ではもちろん他にも便利な沢山の機能が追加されていきます。是非EAPリリースをダウンロードし、最新の開発体験をお楽しみください。
繰り返しになりますが、掲示板やYouTrackへのフィードバックをお願い致します。
Develop with Pleasure!