IntelliJ IDEA 15 EAPの実行状況インジケータ
IntelliJ IDEA 15 EAPの新しいビルドをリリースしました。いつも通り沢山の改善や新機能追加が施されています。中でも便利な実行状況インジケータをご紹介いたします。
通常、同じ実行設定を使って複数同時に起動する必要に迫られることはありません。例えばポートが衝突したりするからです。ポートや起動パラメータを変えて別の実行設定を定義するのが通常です。特定の実行設定が起動中かどうかを見極めるのはやや面倒です。そして誤って多重起動してしまうことも多々ありましたが、新しいIDEA EAPにおいてこれを解決するため”Single instance only option”を導入しました:
実行設定は小さい緑色のインジケータにより実行中かどうかを示してくれます。実行設定が”Single instance only”として指定している場合、IntelliJ IDEAは実行ボタンではなく、リスタートボタンを表示してくれます。”Single instance only”ではない場合、その実行設定でいくつ起動しているのか小さく数字で表示してくれます(そしてこれまで通り多重起動できます)。
Settings → Appearance & Behaviour → Menus and Toolbars、よりStop actionをツールバーに追加するよう設定うれば、起動中の任意のプロセスを手軽に終了させられるようになります:
小さな改善ですが、少しでも開発中のストレス緩和になれば幸いです。特に実行設定が沢山あるプロジェクトでは大いに役立つかと存じます。
また、WindowsインストーラはJRE 1.8 Update 51を使うようになりました。
新機能をお試しになりたい方はIntelliJ IDEA 15 EAPをダウンロードし、よろしければ掲示板やYouTrackへフィードバックを頂ければ幸いです。