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Code With Me EAP 2021.2 のまとめ

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こんにちは。Code With Me チームです! リモート共同開発およびペアプログラミングサービスである Code With Me の一般リリースを発表してからもう 2 か月が経ちました。 あっという間です! まず初めに、Code With Me をお試しいただいた方にお礼を申し上げます。ご意見をいただいたほか、バグをご報告いただき、さらに共同編集ツールに関する提案も送っていただきました。 こういったフィードバックのお陰で、Code With Me を進化させ、ソフトウェア開発チームにとってより便利な製品にすることができます。

特に、Rider コミュニティの皆さんには、辛抱強くお待ちいただき、感謝しています。 できるだけ早く Code With Me をこの IDEに対応できるように尽力しています。 

先日、独自の Twitter アカウント(英語)を開設しました。Code With Me に関するあらゆる情報を提供していきたいと思います。 ぜひフォローしていただき、皆さんのストーリーやインサイトをお聞かせください。

さて、宣伝はこの程度にして、Code With Me EAP 2021.2 で取り組んできた大きな変更について一部をお話ししましょう。

まったく新しい機能

コード補完の全面的見直し

Code With Me ユーザーコミュニティでは、コード補完機能に大きな注目が集まりました。 そこで、皆さんからのフィードバックを基に、その仕組みを完全に設計し直すことにしました。

コード補完は以前は、ホストから多くの提案を受信し、ゲスト側での処理が試みられていました。 多くの場合、これらの提案の絞り込みとソートが期待どおりに動作せず、一貫性に欠ける結果となっていました。

現在、ゲストの補完結果がホストで得られるものと全く同じになるように、バックエンドを大々的に変更しています。 改良後のコード補完機能では、共同コーディング作業により高い安定性が期待されており、同時に使用するゲスト数に関係なく、完璧に機能するようになります。

フォロワーにさらに没入感のあるエクスペリエンスを提供

最も一般的な Code With Me のシナリオの 1 つに、1 人の開発者がリードしながら、ほかの開発者が表示限定モードでフォローする、というのがあります。 フォロワーにとって、リーダーが画面で見ているものをすべて閲覧できることが非常に重要です。 欠落しているものがあれば、画面で起きている内容を追跡しにくくなり、あまり好ましい事ではありません。 フォロワーがリーダーの参照箇所を確認できないケースがあるバグを修正しました。 今後はすべてのユーザーがホストが表示しているものと同じ画面を見ることができます。

Code With Me の Python コンソール

すべての PyCharm ユーザーにとって素晴らしいニュースです。Code With Me EAP 2021.2 では Python コンソールがサポートされます! 共同コーディングセッション時、PyCharm に接続しているユーザーはホストがインタラクティブコンソール内のあらゆるものをテストする間にコードをレビューすることができます。 インスペクションによるオンザフライ構文チェック、波括弧と引用符の一致、コード補完といったすべての便利なメリットを完備しています。

世界中でコラボレーションパフォーマンスを改善

Code With Me は最近新しいリレーサーバーを起動しました。新しいサーバーは米国西海岸に設置されています。 このようにすることで、ping が約 3 倍高速化し、これらのロケーションにいるチームは JetBrains IDE 内で考える速度で共同作業を行えるようになりました。

特記すべき改善事項

  • 共同開発セッションの安全性をさらに高められるよう、認証を使用したプロキシのサポートを追加しました。
  • インスペクションウィジェットのハイライト機能を改善しました。ゲストがたとえば「All problems」から「None」にハイライトのレベルを変更すると、セッション内のすべてのユーザーのハイライトも、それに応じて変更するようになります。
  • 新しいアップデートでは、インラインの名前変更がゲストにも正しく機能するようになりました。
  • SBT ツールウィンドウのサポートを追加しました。
  • WebStorm ユーザーの NPM、Gulp、および Grunt ツールウィンドウがサポートされました。
  • デバッガーにさまざまな修正と改善を実装しました。

今後の予定

Cide With Me ロードマップ上の重要なマイルストーンの 1 つは、ツールを Android 開発者にも使用できるようにすることです。 Android Studio ユーザーから多数のリクエストをいただいて、嬉しく思っています。 現在のところ、チームは Android Studio の Canary ビルドに Code With Me のサポートを導入できるように共同で取り組んでいます。 ベータ版への貢献をご希望の方は、IntelliJ IDEA で Android プラグインを実行してください。 これを利用し、Android 開発者ピアとコーディングを行って、Code With Me を実際にテストすることができます。 現時点では、機能にいくらかの制限があるため、ベータ版にどのツールボックスウィンドウを追加すべきかについてのご提案があれば、大変助かります。 これに関するチケットをご覧ください。 

初めに述べたように、Rider サポートは最重要優先事項の 1 つです。

多くのお客様からご要望を頂いている、(ローカルに)ソースコードを必要としないリモート開発環境を実現するためのリモート開発ツールについても開発を進めており、ベータバージョンは 2021 年の Q3 にリリースされる予定です。 

今後の更新情報をご期待ください。ベータテスターとしてのご参加もお待ちしております。

有益なリンク集

Code With Me はさらに進化し続けています。ぜひフィードバックをお送りください。 2021.2 EAP バージョンの JetBrains IDE でこれらのすべての改善をお試しになり、以下のコメント欄で、または画面の一番下にあるアンケートでご意見をお送りください。

よろしくお願いいたします。

Code With Me チーム一同より

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