Fleet へようこそ!

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長年に渡り、皆さんから「JetBrains はいつ軽量エディターを作成する予定ですか?」と尋ねられてきました。

本日、Fleet を発表できることを大変嬉しく思っています。Fleet は単なる軽量のエディターではありません!

初めて Fleet を起動すると、構文ハイライト、単純なコード補完、そしてエディターに期待するものすべてが揃ったフル機能のエディターとして起動します。 でも、それだけではありません!

JetBrains Fleet as a lightweight editor

Fleet は、スマート補完、リファクタリング、ナビゲーション、デバッグ、そして IDE に常に搭載されてきたものすべてが備わったフル機能の IDE でもあります。しかも、これらの機能はすべて、ボタンをクリックするだけで使用できます。

Fleet は新しいアーキテクチャとユーザーインターフェースで、ゼロから構築されました。 Fleet は一体なんであるのか、その詳細について説明しましょう!

Fleet は多言語対応

開発者は通常、異なるプロジェクトにおいてだけでなく、ひとつのプロジェクト内でも、さまざまなテクノロジーを使用しています。 JetBrains では常に、ユーザーが使用している環境に関する知識を活用することに努めてきました。これが、JetBrains のすべての既存の IDE が同じコアプラットフォームを基盤としている理由です。

Fleet では、そのアプローチをもう一歩先に進め、これを単一の IDE にしました。 特定のテクノロジーに必要な機能を得るために、さまざまな IDE を開く必要はもはやありません。 Fleet を使えば、すべてが 1 つのアプリケーションにまとめられています。

JetBrains Fleet is a polyglot IDE

Fleet は分散型

Fleet は、必ずしもローカルプロジェクトで作業することのない開発者のニーズを満たすため、ゼロから構築されています。 Fleet は分散型アーキテクチャであるため、プロジェクトがローカルにあるのか、コンテナーにあるのか、数千マイル離れた国にあるのかに左右されません。 仮想ファイルシステムを使用するため、ローカルでもリモートでも同じようにプロジェクトを処理することができます。

Fleet のアーキテクチャは分散化されており、フロントエンド、バックエンド、ワークスペースサーバー、およびファイルシステムウォッチャーに分けられています。 Fleet 自体を分散して実行することができるため、たとえば、解析とその他の操作をリモートマシンで実行するというシナリオを実現することができます。

Space と Fleet の統合

私たちは皆、新しいプロジェクトに取り組む際に、設定が正しいこと、依存関係が適切であること、そして実際に作業を開始するために必要なものすべてが揃っていることを確認しながら、環境をセットアップすることに苦痛を感じてきました。 JetBrains Space が追加するオーケストレーションサポートによって、ソースリポジトリからリモートサーバーインスタンスを簡単に起動することができます。また、Dockerfile を使ってカスタマイズすることも可能です。

JetBrains Space adds orchestration support for Fleet

Fleet による共同作業

Fleet は、コラボレーションを念頭に構築されています。 ローカルプロジェクトであるかリモートプロジェクトであるかに関係なく、プロジェクトでの共同作業を簡単に行うことができます。 同じファイルや異なるファイルでの作業、テストの実行、ターミナルへのアクセス、そして共同作業用 IDE に期待されるその他の機能を同時に実行する機能が備わっています。

長年の知識とテクノロジーを基礎とする Fleet

ツール、特に IDE 制作における 20 年におよぶ JetBrains の知識と経験を踏まえ、Fleet の開発にその教訓を適用しました。 それだけでなく、既存のテクノロジーも取り入れています。 事実、Fleet に見られるすべてのスマートテクノロジーには、バックエンドに IntelliJ のコード処理エンジンが使用されています。

Fleet の提供で目指しているのは、エディターのみが必要な場合もあればフル機能の IDE も必要な場合があるユーザー、複数の特殊ツールの代わりに 1 つのツールを使用したいユーザー、そして当然のことながら、分散開発に関して既存の IDE では賄えない特定のシナリオに対して提供できる特別なエクスペリエンスです。 また、非常に重要なポイントとして、Fleet は既存のツールに取って代わるものではなく、更なる選択肢を追加するということです。 これまでどおり、JetBrains はすべての IDE に投資し続け、Fleet はそれらの進歩を活用していきます。

いち早く Fleet を試してみませんか?

Fleet はまだ生まれたての状態ですが、ユーザーのお役に立てるツールを提供することに努めており、皆さんからのフィードバックが必要です。 Fleet の早期リリースへのアクセスをご希望の方は、申請フォームにご入力の上、Fleet Explorer プログラムにご参加ください。 現在のところ、参加者数には制限があります。すべての人に公開したいところではありますが、徐々に進めていく必要があります。 そのため、ご興味のある方は今すぐお申し込みください!

オリジナル(英語)ブログ投稿の作者:

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