News

Fleet パブリックプレビューの紹介

Read this post in other languages:

Fleet の初回発表以降、137,000 人以上の方がプライベートプレビューにサインアップするなど、皆さんから非常に多くの関心が寄せられています。 限定プレビューから開始したのには、段階的にフィードバックに対応できるという理由がありました。 このプライベートプレビューにご参加いただいた方々に感謝しているのと同時に、ご招待できなかった皆さんにはお詫び申し上げます。 幸いにも、招待をお待ちいただく必要がなくなりました。

Fleet はまだ初期段階の状態であり、前途には大量の作業が積み上げられていますが、 今日は誰もが Fleet にアクセスできる最初のパブリックプレビューを発表することになりました。 プレビューを一般公開にするのには、2 つの理由があります。 1 つは、サインアップしたすべての人をこれ以上待たせるの良くないとは思いますが、非常に多くの人を個別に招待することにはあまり意味がなく、 プレビューを公開アクセスにする方が簡単だと判断したためです。 2 つ目に、そして最も重要なことですが、JetBrains はこれまでずっとオープンな製品開発を行なってきた企業であるためです。 この点において、Fleet を例外にしたくはありません。

ただし、知っておくべき重要事項がいくつかあるため、ダウンロードする前にこの記事を最後までお読みください。

Fleet とは

聞いたことがない方のために説明すると、Fleet は JetBrains の新しい分散型多言語対応エディターであり IDE でもあります。 IntelliJ プラットフォームをバックエンドとし、まったく新しい UI と分散アーキテクチャを採り入れて構築されています。 詳細については、Fleet 製品ページをご覧ください。

こちらのビデオには日本語字幕を追加しています。

現時点で期待されること

サポートを計画しているテクノロジーのリストが非常に長いため、Fleet が現在サポートを提供している言語とテクノロジーと各ステータスを示すチャートを用意しました。 このチャートを見れば、何が実現できて、何が実現できないかを十分に理解できるでしょう。 

とは言え、Fleet は今だに開発段階にあるため、サポート済みとしてリストされている機能であっても期待どおりの動作が得られないこともあることに留意してください。 問題に遭遇した場合は、それを報告していただければ幸いです。 Fleet の Help(ヘルプ)メニューにある Send Feedback(フィードバックの送信)オプションを使用すると、非常に簡単にご報告いただけます。

また、既存の IDE を複製する意図はないことも強調しておきたいと思います。 そのため、IntelliJ IDEA などの他の IDE にある機能とまったく同じ機能を Fleet に求めないでください。 Fleet の作業は今後も続きますが、IDE のすべての機能が搭載されるわけではありません。 Fleet は、開発者に異なるユーザーエクスペリエンスを提供できるチャンスなのです。 それを踏まえ、具体的なリファクタリングオプション、ツール、統合など、Fleet に欠けていると思うことをフィードバックとしてお聞きしたいと思っています。 既存の IDE の開発は今後も続きますし、パフォーマンス改善、新しいユーザーインターフェース、リモート開発など、数多くの計画が待っています。 最後に、Fleet の内部には、既存のツールのインテリジェンスも採用しているため、それらのツールがなくなることはありません!

今後の予定

今後数か月においては、Fleet の安定化とできるだけ多くのフィードバックへの対応に取り組む予定です。 同時に、以下のエリアについても作業しています。

  • API サポートとプラグイン作者向け SDK – Fleet は分散アーキテクチャを採用しているため、プラグイン作者に対するアプローチの単純化に取り組む必要があります。 Fleet を拡張するためのプラットフォームを提供することは確実ですが、このエリアについてはもう少しお待ちください。 
  • パフォーマンス メモリ使用量だけでなく、レスポンス時間においても、Fleet のパフォーマンスを改善したいと考えています。 パフォーマンスを改善できる箇所はまだまだ多数残っており、その点について作業を進める意向です。 
  • テーマとキーマップ – 既存のエディターと IDE を使い慣れた開発者の多くが、新しいツールに移行すれば以前のキーボードバインディングやテーマが恋しくなるだろうと考えています。 そこで、より多くのテーマとキーマップのサポートを追加することに取り組む予定です。 Vim エミュレーションにも必ず取り組みます。

Fleet を使い始める

Fleet をダウンロードするには、JetBrains Toolbox App を使用する必要があります。 

また、取り組みやすくなるように、一連の短い動画も予定しています。ぜひチャンネルにご登録ください。使用するテクノロジーに関係なく、エクスペリエンスはほぼ同じではありますが、動画は言語ごとに分けられています。 また、何らかの課題に遭遇した場合には、Fleet のドキュメントも必ずご覧ください。

Fleet はその長い道のりを歩み出したばかりですが、この大冒険にお供していただければ幸いです!

オリジナル(英語)ブログ投稿の作者:

Elizaveta Semakova

Hadi Hariri

image description