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IntelliJ IDEA の統合: 無料機能の追加、開発体験の向上、フローのさらなる円滑化

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IntelliJ IDEA が 1 つの製品に統合されました!

7 月にお知らせしたとおり、今回のリリース(2025.3)から個別に提供されていた IntelliJ IDEA Community Edition と IntelliJ IDEA Ultimate がシンプルで便利な 1 つの IntelliJ IDEA に統合されました。 Community Edition のすべての機能は、非商用利用でも商用利用でも引き続き無料でご利用いただけます。 また、無料機能も追加されており、フォールバックライセンスにも変更はありません。 開発体験をさらに向上させたい方には、30 日間の無料体験を含む Ultimate サブスクリプションを通じて拡張ツール一式を提供しています。

これは単なる配布方法の変更ではなく、コミュニティ全体にとっての前進でもあります。 IntelliJ IDEA を 1 つに統合することにより、品質改善、パフォーマンス強化、イノベーションの促進の取り組みを 1 つの製品に集中させ、可能な限り最高の IDE をユーザーに提供できるようになります。 これは、開発者が真に開発者のニーズに基づいてより円滑に IntelliJ IDEA を使用できるようにするための最初の取り組みです。 

また、今後もオープンソースに全力で取り組み、GitHub にある IntelliJ IDEA の コードベースを常に最新の状態に保ち、誰もがアクセスできるようにしていきます。 詳細は、こちらのブログ記事をご覧ください。

理由と変更点はお知らせの中で詳細に説明していますので、ここでは 2025.3 での実際の変更点を簡単にご紹介します。

2025.3 リリースでの変更点

1 つの IntelliJ IDEA で完全な開発体験を提供

  • 2 つのエディションから選ぶ必要はありません。1 つの製品内で基本機能と拡張機能の両方にアクセスできるようになりました。
  • 無料機能は無料のままです。Community Edition でよく使用される機能は引き続きすべて無料で提供され、標準搭載されています。 IntelliJ IDEA を無料で使用するのに承認や有効化は必要ありません。
  • 無料機能がさらに追加されました。Spring や Jakarta EE、および Thymeleaf などのテンプレートエンジンに対応した基本的な構文ハイライト、Spring Boot プロジェクトウィザード、データベース接続の作成と構成、データベーススキーマおよびオブジェクトビューアー、SQL 言語の完全サポートなどの無料機能が追加されています。 完全なリストはこちらをご覧ください。
  • 柔軟性の高い体験とアップグレード。Ultimate サブスクリプションの無料体験版はどなたでもご利用いただけます。 体験期間が終了した後は Ultimate サブスクリプションを購入して使用を継続するか、Java および Kotlin 開発向けの基本機能が備わった IntelliJ IDEA を無料で使用するかを選択できます。 IDE の切り替えは不要です。
  • 品質の改善。製品が 1 つに統合されたことで開発とテストにより集中できるようになり、可能な限り最高のエクスペリエンスをより素早く体感できるようになりました。

この変更によるユーザーへの影響

  • すべてのユーザーがより高品質な製品を得られます。以前は別々の 2 つのエディションに割り振られていた QA リソースを 1 つに集中できるようになったためです。
  • 既存の IntelliJ IDEA Ultimate ユーザーの場合は Ultimate ライセンスが拡張ツールへのアクセスが含まれる Ultimate サブスクリプションに移行されるため、特にご対応いただくことはありません。 サブスクリプションが期限切れになっても IDE から締め出されることはないため、休暇中や更新の合間にサブスクリプションが失効した場合でも別のバージョンをインストールする必要はありません。
  • 既存の IntelliJ IDEA Community Edition ユーザーは、Java および Kotlin 開発に必要なすべての機能を含む IntelliJ IDEA を無料で使用し続けることができます。 また、30 日間の無料体験で高度な機能を試すこともできます。 Community Edition 2025.2 とそのマイナーバージョンリリースから更新した場合は、製品が統合版の IntelliJ IDEA に切り替わります。
  • 新規の IntelliJ IDEA ユーザーの場合はダウンロードすべき製品は 1 つのみであり、30 日間の無料体験で IDE の拡張機能を試すことができます。 体験期間はいつでも Ultimate サブスクリプションにアップグレードできます。体験期間が終了した後、Java および Kotlin の基本開発機能が備わった IntelliJ IDEA を無料で使用し続けることもできます。
  • 統合ディストリビューションを提供することで、指導や学習向けの環境をより簡単に整備できるようにしました。 教育目的での IntelliJ IDEA Ultimate の使用はこれまでも無料でしたが、今後も無料の Ultimate サブスクリプションで IntelliJ IDEA の機能を引き続きフル活用できるようにすることで、教育者と学生の支援に尽力し続けます。 教育用ライセンスは、こちらのフォームからお申し込みください。
  • 完全にオープンソースのソリューションを希望するユーザーは、GitHub Actions で GitHub のソースコードを使用することで、IntelliJ IDEA のオープンソースバージョンを構築することができます。 オープンソースのコードベースは、次回の IntelliJ IDEA リリースによって最新の状態に維持されます。 このビルドは JetBrains Marketplace の有料プラグインを含むすべてのプラグインをサポートしています。 詳細はこちらからご覧ください。

詳細については、広範な FAQ をご覧ください。

JetBrains は IntelliJ IDEA の統合により、すべての開発者にとってより強力で、効率と利便性に優れたエクスペリエンスを提供できると信じています。 この変更は、イノベーション、品質、およびオープンソースコミュニティへの継続的な取り組みを反映するものです。

この新たな区切りを皆さんと共に迎えられることを嬉しく思いながら、皆さんが IntelliJ IDEA で作り出す素晴らしいプロジェクトを目にする日を楽しみにしています。

Happy Developing!

オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者:

Julia Shashkova

Julia Shashkova

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