Windows上のJetBrains IDEで.vmopitonsファイルに「-Dfile.encoding=UTF-8」指定時に起動しない問題

こんにちは。JetBrains堀岡です。

IntelliJ IDEA等のJetBrains IDE製品をWindows上でお使いの一部のお客様から2020年3月のアップデート後や2020.1 EAP/ベータ版においてIDEが起動しない問題をご報告いただいていおります。

現在問題の調査中(関連していると思われるJDKのIssue:JDK-8241129)ですが、問題の症状や回避策について説明いたします。

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問題の症状例

Windows環境のIntelliJ IDEA(またはPhpStorm, PyCharm, RubyMine, CLion, GoLand, Rider, DataGrip等その他のJetBrains IDE)を2019.3.4にアップデート後、IDEが起動しない。

C:\Users\<User名>\ に 以下のメッセージを含むjava_error_in_idea_xxxxxx.log エラーログが生成される。

————— T H R E A D —————

Current thread (0x000000001a947800): JavaThread “AWT-EventQueue-0” [_thread_in_native, id=9756, stack(0x000000001d2a0000,0x000000001d3a0000)]

Stack: [0x000000001d2a0000,0x000000001d3a0000], sp=0x000000001d39d210, free space=1012k
Native frames: (J=compiled Java code, j=interpreted, Vv=VM code, C=native code)
C [awt.dll+0x90cd6]

siginfo: EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION (0xc0000005), reading address 0x0000000000000058

 

原因/発生条件

現在のところ、以下の条件を満たす場合、JBR(JetBrains Java Runtime)がクラッシュするため、IDEが起動しないことが確認されています。

  • IDE起動時に参照されるJava VM Option file(.vmopitons設定ファイル)に「-Dfile.encoding=UTF-8」が指定されている
  • IDEに同梱・使用しているJBR(JetBrains Java Runtime)のバージョンが、Java version: 11.0.6+8-b520.43amd64 
    • IntelliJ IDEA 2019.3.4や2020.1.EAP等JetBrains IDEの2020年3月の更新版に含まれています。

JBRのバージョンは以下のメニューから確認可能です。

[Help] – [Collect Troubleshooting Information]

Windows上のIntelliJ IDEA 2019.3.4での出力例

Build version: IntelliJ IDEA 2019.3.4 Build #IU-193.6911.18 March 17, 2020
Java version: 11.0.6+8-b520.43amd64
Operating System: Windows 10 (10.0, amd64)
JVM version: OpenJDK 64-Bit Server VM JetBrains s.r.o

問題の回避方法

(1) .vmoptionファイルを編集し、「-Dfile.encoding=UTF-8」を削除または「#」でコメントアウトする。

.vmoptions設定ファイルの場所については以下を参照。

JetBrains Toolboxを使用していない場合

例(IntelliJIdeaやidea64はご使用の製品により異なります):

configurationディレクトリ(2019.3まで | 2020.1以降
C:\Users\<User名>\.IntelliJIdea2019.3\config\idea64.exe.vmoptions(通常vmoptionsファイルのカスタマイズはこちらのファイルが使用・優先されます)
及び・または

<インストール先>binディレクトリ
C:\Program Files\JetBrains\IntelliJ IDEA 2019.3.3\bin\idea64.exe.vmoptions(デフォルトのインストール先。idea64.exeと同じフォルダに.vmoptionsファイルがある。)

参考:vmoptionsについて  https://intellij-support.jetbrains.com/hc/en-us/articles/206544869-Configuring-JVM-options-and-platform-properties

JetBrains Toolboxを使用している場合

  • Toolboxがデフォルトで使用する.vmoptionsの編集

ToolboxのからIDE名の右側の六角アイコンをクリックし、Settingsを選択します。

ToolboxIJSettings

Java Virtual Machine options の [Edit…] からエディタを起動し編集します。

ToolboxVMoptions2

[Edit…] ボタンを押してもエディタが起動しない場合、適当な場所(デスクトップ等)に拡張子が.vmoptionsの ファイル(例: foo.vmoptions)を作成し、Windows上でエディタ等と.vmoptionsファイルの関連付けを行ってから再度お試しください。

  • (2020/3/30追記)ToolboxでインストールされたIDE実行ファイルと同じ場所に存在する.vmoptionsの編集

ToolboxでインストールされたIDEのexeファイルと同じ場所にある<IDE実行ファイル名>.vmoptionsファイルを変更している場合、以下を手順で.vmoptionsファイルを確認、編集してください。

Install locationのShowをクリックし、インストール場所を開く

ToolboxIDEInstallLocation

<ToolboxによるIDEインストール場所>以下のbinディレクトリ内にある<IDE実行ファイル名>.vmoptionsファイルを同様に編集する。

vmoptionForToolboxInstalledIDEexe

(2)古いバージョンまたはJBR 8バンドル版を使用する

何らかの問題の回避等のため、.vmoptionsファイルで、-Dfile.encoding=UTF-8の指定が必要な場合、 JetBrains Toolboxを使用して以前のバージョンに戻す、またはIDEのダウンロードページ(https://www.jetbrains.com/ja-jp/idea/download/other.html) 等 から以前のバージョンまたはJBR 8バンドル版(2019.3.xでは一部IDEで利用可能)を使用してください。

ただし、2020.1以降はJRB 8バンドル版は提供されない予定なので注意が必要です。JBRの修正をお待ちください。

問題の修正予定

この問題の修正状況の通知、早期修正を希望する場合、JetBrainsのissueページでvote(いいねアイコン)をお願いします。
https://youtrack.jetbrains.com/issue/JBR-2210

参考: YouTrack(JetBrains製品の課題管理システム)で課題に対して投票(Vote)及び更新情報を購読する方法
https://intellij-support.jetbrains.com/hc/en-us/articles/207241135-How-to-follow-YouTrack-issues-and-receive-notifications

その他

フィードバックやご質問等ございましたら、twitterか日本語営業窓口までお知らせください。

About Masaru Horioka

Country Manager, Japan at JetBrains, ご意見、ご要望等ございましたら@masaruhrまで
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