IntelliJ IDEA:日本語、中国語、韓国語のローカライゼーションEAPを紹介
長らく英語でしかご利用いただけなかった JetBrains の IDE の 3 言語へのローカライズをついに開始しました! JetBrains は皆さんの生産性を高められるよう努力しています。 また、多くのユーザーがツールの能力を最大限に引き出すため、母国語でのご利用を希望していることも承知しています。 JetBrains はすでにウェブサイトをローカライズしていますが、今回は IntelliJ IDEA のローカライズを対象にした早期アクセスプログラム(EAP)が開始したことをお伝えします。
まず第一に、多言語対応をリクエストされたすべてのユーザー様、率先して独自のプラグインを制作して当社の取り組みを支援していただいた中国語ユーザーコミュニティの皆様、このローカライズプロジェクトに快くご協力いただいた日本の WillBrains 社様をはじめ、今回の作業に貢献いただいている皆様にお礼を申し上げたいと思います。 皆さんのお時間と努力に感謝いたします。
ローカライゼーション EAP とは
新機能の場合と同様に、最新のローカライズ EAP では日本語、中国語(簡体字)、韓国語それぞれにローカライズされた IntelliJ IDEA を体験できます。
ローカライズ作業はまだ進行中です。 私たちは今年初めからローカライズに取り組んでいますが、これは大変な作業です! 現時点では一部のみがローカライズされています。 現在までに基本的な UI、つまり 統計的に最もよく使用されているダイアログや機能をローカライズしています。
IntelliJ IDEA の言語を変更するには
日本語、中国語、韓国語の言語パックは、IntelliJ IDEA のドキュメントで説明されているプラグインとして簡単にインストールできます。 ぜひ、これらのプラグインをお試しください!
技術的な補足
- このプラグインは 2020.1.1 以降の IntelliJ IDEA と互換性があります。それ以外のサポートされるIDEとバージョンについてはこちらからご確認ください。言語パックのリリース(例)ごとに対応するバージョンが記載されています。
- 既知の問題およびワークアラウンドをご確認ください。
- 現在、WillBrains様提供のPleiadesによる日本語化を行っている場合、(問題の切り分けや混乱を避けるため)こちらの記事の「Pleiadesによる日本語化を無効化する」を参考に無効化した後、JetBrains提供の言語パックをご利用ください。
- 今回の発表前に既に言語パックを導入した方で最新版に更新されない場合、一旦言語パックをアンインストール後、再度インストールをお願いします。
- 言語パックを一時的に無効にしたい場合、[ヘルプ] – [アクションの検索]で”Japanese”を入力し、Japanese Language Pack EAP を OFF にしてください。
IntelliJ IDEA のローカライズされた UI 要素に関する意見を寄せるには
ローカライズ済みの UI 要素に関するフィードバックを募集しています。 以前よりも簡単にできるようになりました。IDE から直接意見を投稿([ヘルプ] – [バグ・レポートの送信…])するか、YouTrack にて日本語、中国語、韓国語のいずれかの IDE バージョンのテンプレートを使用して、英語かお客様の母国語でフィードバックをお寄せください。 関連する課題に対応するため、YouTrack に Localization(ローカライゼーション)という専用のサブシステムを用意しています。
他の種類のバグを見つけた場合や、機能に対する要望がある場合は? そのような場合は、通常どおり英語でご意見をお寄せください。
今後の予定
開発チームとローカライゼーションチームは、IntelliJ IDEA の完全ローカライズ版をお届けするために、日々作業にあたっています。 次に完全ローカライズ対応を予定している IntelliJ ベースの IDE は、PyCharm、WebStorm、RubyMine です。その他のIDEについては、言語パックがサポートするIDEのバージョンにおいて、IntelliJプラットフォームにおける共通機能に対してのみローカライズされた状態でご利用いただけますが、皆様のフィードバックを得ながら順次拡大してければと考えています。
ご期待ください!
JetBrainsチーム一同より