IntelliJ IDEA 16パブリックプレビューリリース
IntelliJ IDEA 15を発表してからあっという間に3ヶ月がたちました。とても楽しい、というのも我々は新しい機能に触れていたからですが、そして忙しい、というのも多くのアップデートを約束したからですが、そんな3ヶ月でした。突然ですが、我々は自信を持ってIntelliJ IDEA 16のパブリックプレビューを送り出したいと思います。
最新版はこちらよりダウンロードしていただけます。では、新機能の概要を紹介します。
IntelliJ IDEA 16では引き続きJavaデバッガーを改良しています。Javaアプリケーションのデバッグ中に、ウォッチウィンドウにてGroovyの記法を使うことができるようになりました。
マルチスレッドのデバッグがより簡単にできるようになっています。
実行時のコードと異なるコードの部分をステップオーバーする場合にIDEから警告が発せられるようになりました。
エディターも新機能がついて進化しています。ステートメント全体を左右にシフトすることができます。
スタティックインポートも簡単になっています。またエディターはRTL系言語のサポートします(アラビア語とヘブライ語)。
多くのコードインスペクションを追加しました。例えばJava8のメソッド参照やラムダ表記やOptional型へのマイグレーションなどがあります。
インラインリファクタリングやチェンジシグネイチャーリファクタリングもメソッド参照などに正しく対応するように更新されました。
IntelliJ IDEAのプロジェクトモデルはGradleのものと整合しました。個々のソースセットの依存性を解決することによりカスタムソースセットをサポートするようになります。
この機能に関する報告は我々のユーザーによって大量になされていました。
VCS連携はいくつかの新しい機能を獲得しました。またログビューワーやDiffビューワー、マージダイアログのUIも変更されました。
Git連携ではGitワークツリーをサポートしました。
Spring Boot、Spring MVC用のコードアシスタンスを追加しました。またSpring Coreに関する多くのイシューを解決しています。
Thymeleaf用のビルトインコードアシスタンスはバージョン3に更新されました。またThymeleaf2に関するイシューも修正されています。
Kotlinの待望のバージョン1.0のリリースがIntelliJ IDEA 16にバンドルされます。
他のJVM言語についても更新があります。Scalaのコード補完についても改善されています。
IntelliJ iDEA 16ではJavaScript、ECMAScript6、TypeScriptおよびAngularJSについて、
コード補完、リファクタリング、よりよいデバッガー、インスペクションなど多くの改善がなされています。
Dockerプラグインにも様々な改善が施されています。UIを更新した他、Docker Machineのサポートを追加しました。
IntelliJ IDEA 16(およびIntelliJプラットフォーム全体)がJava 8に対応しました。
つまりデベロッパーはJava 8の機能を用いてプラグインを開発できます。
そしてAndroid Studio 1.5の機能が取り込まれました。
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我々はみなさんがプレビューを試していただけることに感謝しています。そして皆さんの援助をありがたく思っています。
Develop with pleasure!