IntelliJ IDEA 2018.1: コード分析、デバッガ、Android Studio 3.0、部分Gitコミットなど
準備はよろしいですか? 当社の今年最初のメジャーアップデート、IntelliJ IDEA 2018.1 をお楽しみください! この新しいリリースでは、サポートされている言語、フレームワーク、バージョン管理ツール、デバッガ、コンパイラ、エディタを大幅に改善いたしました。今すぐダウンロードしてお試しください!
当社のウェブサイトでIntelliJ IDEA 2018.1の全新機能をご参照ください! このリリースにおける、ご待望の最も魅力的な機能は次の通りです:
Java
- Stream APIチェーンのコード補完では、型キャストが認識され、既存の呼び出しフィルタ(String.class::isInstance)に従った補完項目と、自動的に型キャストされた補完項目がサジェストされます
- Postfix code completionでJava向けのカスタムテンプレートを定義可能
- データフロー解析は、”greater than” (より大きい) および “less than” (より小さい) のような変数間の関係を追跡するようになりました。また IDE は、変数が比較される際に、可能性のある全コードパスで条件が常に true(またはfalse)である場合も検出します: もっと詳しく知る
- Java検査&クイックフィックス:無限のStream検出、無限ループのbreak条件をループ条件に変換など
- 選択されたスコープ内で問題を解決する方法がいくつかある場合、IntelliJ IDEAは、すべての提案されるクイックフィックスを、Inspection Results Tool Window の Fix partially でクイックフィックスタイプでグループ化します。
- JUnit 5 @Tag アノテーションサポート
- テストクラスを生成する際、命名ルールを”Test*”とプレフィクスにカスタマイズする機能
JVMデバッガ
- デバッグ中に例外を発生させる機能
- コンソールへのブレークポイントスタックトレースログ出力
- Async Stacktraces 設定にアノテーションを使用する
- 現在のスレッドスタックトレースをコピーする機能
Javaコンパイラ
- Java Compiler ページの新しいチェックボックス:Use ‘–release’ option for cross-compilation(Java 9 以降)
- ECJ compiler の特定のバージョンを使用する機能
エディタ
- IDEはデフォルトでコード内に外部アノテーションをインラインで表示します
- 推論されたアノテーションを直接ソースコードに表示する機能
- IDEは、折りたたまれたコード領域にエラーや警告が含まれている場合、強調表示して色付けをできるようになりました
- IDEは検索結果を含む折りたたまれたコード領域を強調表示
- alt + Wheel down または alt + Wheel up を使用して、次または前の識別子出現箇所にナビゲートする機能
プロジェクト構成
- Project Structure ダイアログのコンテキストメニューから利用可能な新しい Change Module Names… アクション
- 新しい Include dependencies with “Provided” scope オプション
検索と置換
- Replace in Path ウィンドウで正規表現置換をプレビューをできる機能
- Structural Search の拡張
Kotlinプラグイン は v1.2.30 へアップデートされました:
- Kotlin コードをパッケージに貼り付けることができます
- スコープ関数呼び出しを変換するための意図: もっと詳しく知る
Groovy
- スコープ内のすべての groovy クラスに @CompileStatic アノテーションでアノテートする機能
- 不要なインポートエイリアスの検出
Scala
- パラメータ名と戻り値の型用ヒント
- 構造ビューの改善:ネストされたメンバー、新しいアイコンなど
- パラメータを持つメソッド用のインラインリファクタリング
Android
- Android Studio 3.0との統合
Spring Boot
- アプリケーションコンテキストに登録されたbean用の新しいガターアイコン
- エディタから新しい RESTクライアントを介して HTTP request マッピングにアクセス
- Spring Boot Devtools のサポート
バージョン管理システム
- Gitの部分コミットをサポート
- ディレクトリ、モジュール、またはリポジトリによるローカル変更のグループ化を切り替える機能
- コミットハッシュをクリックして、Commit details から Log タブにナビゲートする機能
- Git Log:History for revision の新しいUIとより良いパフォーマンス
- 進行中のリベースプロセスがある場合は、Abort Rebase、Continue Rebase、またはSkip Commitアクションが Git Branches ポップアップから利用可能になりました
- Commit and Push …アクションのための新しいAlt + Cmd + K(macOS)または Alt + Ctrl + K(Windows および Linux)ショートカット
- Git と GitHub の Clone Repository ダイアログが一つに統合されました
- SVNKit ライブラリは削除されました:もっと詳しく知る
TypeScript 改善
- 最新の TypeScript 2.7 機能のサポート
- Implement Members アクションの改善
フレームワーク
- Vue.js プラグインを使用して新しい Vue プロジェクトを作成する機能
- Prettier プラグインを介して、コード整形ツール Prettier をサポート
- Spring Security 5.0 のサポート
- FreeMarker マクロ呼び出しへの注入
データベースツール
- SQL ログデータエディタ
- MariaDB がサポートされるようになりました
- Redshift での外部スキーマのサポート: もっと詳しく知る
その他
- Quick Documentation ポップアップのリデザイン
- IDEはウィンドウサイズに合わせて自動的にグラフィックのサイズを変更します
- Eclipse プロジェクトのインポートする時、IntelliJ IDEA はコードスタイル設定をインポートできるようになりました
- 新しい Open in terminal アクション
- Windowsの複数ディスプレイでの HiDPI サポートの強化
Hunspell プラグイン
- Hunspell 辞書のサポート: もっと詳しく知る
Docker プラグイン
- Docker Compose サポートの強化
Kubernetesプラグイン
- YAML Kubernetes リソースファイルの豊富なサポート
- JSON Schema に基づくJSON Kubernetesリソースファイル用の基本的なサポート: もっと詳しく知る
いつものように、このアップデートでは問題を多数修正しました。最も期待されたフィックスは次の通りです:
- Search Everywhere ポップアップがフォーカスされるようになりました:IDEA-124160
- Project tool window は、Select In ポップアップから呼び出すときにフォーカスされます: IDEA-164945
- Version Control Tool Window は、diff ダイアログを表示した後にフォーカスされます: IDEA-124651
- より良い JavaDoc フォーマット:HTMLフラグメントの再フローを防ぎます:IDEA-143120
- Find in Path ダイアログボックスがダイアログの外側をクリックしても消えない IDEA-168640
- Maven プロジェクトの場合、IDEはモジュールのコンテンツルートにない場合でも、ソース/テストソース/リソースをインポートするようになりました: IDEA-72904
完全なリストは、リリースノートを参照してください。
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当社のウェブサイトから IntelliJ IDEA 2018.1 をダウンロードするか、Toolbox Appからアップデートを入手してください。
Happy Developing!
[原文] Original text in English is written by Zlata Kalyuzhnaya