YouTrack
Powerful project management for all your teams
YouTrack ロードマップ 2026

2026 年になりました。昨年を振り返り、今後の予定について説明いたします。YouTrack は成長し続けており、YouTrack に移行するチームの数は増え続けています。当社を信頼してくださっている皆様に深く感謝いたします。当社は昨年、コンサルティングパートナーとの連携を通し、多数の Fortune 500 掲載企業のお客様の移行プロジェクトを立ち上げました。2026 年にはさらに多くの移行プロジェクトが予定されています。皆様からのフィードバックは当社が意思決定を行う原動力となっており、今後もロードマップの形成に活用させていただきます。
今年は大規模な成長中のチーム向けに YouTrack をさらに強化することに焦点を当て、以下のように開発を進めています。
YouTrack Server および Cloud への取り組み
当社はお客様が自身の組織とデータガバナンスのニーズに最適なホスティングオプションを柔軟に選択可能にすることを常に優先してきましたが、今後数年間はその姿勢を維持し続けるつもりです。Atlassian 社は Jira と Confluence の顧客をクラウド限定のホスティングに移行させ、それと同時にサーバーのサポートを終了しています。それに対し、当社は逆の立場を取っています。厳密に言えば、開発するすべての機能を Server でも Cloud でも等しく提供し、それら両方を 1 つのコードベースで保守しています。
YouTrack Server のサポートを継続
当社は YouTrack Server をお選びいただいたお客様、特に大規模かつ長期的な移行プロジェクトに着手したお客様には非常に重い責任を感じています。サーバーホスティングは昔ながらの選択肢ではなく、長期的に有効な戦略であり、最大限のサポートを提供するに値するものです。成長中のチームや大企業など、YouTrack Server は引き続きあらゆる規模のチームでご利用いただけます。当社は舞台裏で自前のデータベースアーキテクチャにも注力し、引き続きどちらのホスティングオプションでも同等の規模のサポートとパフォーマンスを得られるようにしています。
欧州に YouTrack Cloud 用のデータセンターを新設
YouTrack Cloud のお客様を対象に柔軟性を高め、欧州のデータレジデンシー要件に準拠できるようにしています。Amazon Web Services(AWS)で運用している欧州のデータセンター拠点にドイツのフランクフルトを新たに追加しています。今年 2 月から新しい YouTrack Cloud インスタンスの場所にドイツを指定できるようになりました。既存のインスタンスのデータ保管場所を変更するには、YouTrack サポートチームの支援の下でデータセンター間でインスタンスを移行する必要があります。別のデータセンターにインスタンスを移行されたい場合は、YouTrack サポートまでリクエストをお送りください。
2026 年の予定
2026 年のロードマップは、YouTrack を日常的に使用しているユーザーによって築かれます。当社は Jira や Confluence などのツールから移行するチームを想定し、インポートの円滑化、アプリ開発者への機会の拡大、および大規模な移行をサポートするインフラストラクチャの構築に投資しています。また、独自のドキュメントを持ち込む移行チームと YouTrack の既存ユーザーがナレッジベースの構築に共に取り組みやすくします。
今年はプロジェクトマネージャーにとって重要な年です。視覚的に計画を立てられるホワイトボードという重要な新機能が導入されており、ガントチャートとアジャイルボードが強化される予定です。
顧客組織を導入して YouTrack Helpdesk を B2B サポートチーム向けに拡張し、個々の顧客に合わせたエクスペリエンスを提供できるようにします。
また、AI 支援機能を各ユーザーの日々のワークフローにより深く組み込めるようにもします。
YouTrack に移行する成長中およびエンタープライズチーム向けの開発内容
当社は大規模な組織の移行に際し、その各移行ステップで組織に直接関与しています。そのようなプロジェクトから得た知識はロードマップに直接反映されていますが、ロードマップには意図的に柔軟性を持たせており、問題が発生しても迅速に対処できるようにしています。
移行エクスペリエンスの強化
他のプロジェクト管理ツールから YouTrack により簡単かつ迅速に移行できるように開発を進めています。既存のインポートオプションを継続的に改善し、Jira と Confluence に特に重点を置いています。また、新しい ClickUp 移行ウィザードなど、さらに多くのインポートオプションが組み込まれる予定です。
アプリ開発者への新たな機会の提供
当社のコンサルティングパートナーは移行とプロジェクトのカスタマイズを通し、エンタープライズのお客様をサポートする上で重要な役割を果たしています。
当社はアプリ開発者の機会を拡大することに取り組んでいます(顧客向けソリューションを構築しているパートナーと JetBrains Marketplace アプリコレクションに貢献している個人開発者の両方が対象です)。YouTrack のリモート MCP サーバーを使用して有料アプリの発行と AI 搭載ツール向けのカスタムアプリの構築を行えるようになりました。パートナーとの協業にご関心がある場合は、当社にお問い合わせください。適切なチームにおつなぎします。
YouTrack のパフォーマンス改善
YouTrack の全体的なパフォーマンスを改善し、大規模なインスタンスに必要な拡張性と信頼性を確保できるようにするため、YouTrack をマルチノード環境をサポートする新しいデータベースに移行する作業を継続しています。
ナレッジベースの協働編集
Confluence から移行するチームには強力なナレッジベースが不可欠です。現在、記事の協働編集機能に取り組んでいます。詳細については、下の「すべてのユーザー向けの開発内容」セクションをご覧ください。
プロジェクトマネージャー向けの開発内容
YouTrack ホワイトボードの導入
プロジェクトの計画は多くの場合、タスクではなくアイデアから始まります。YouTrack ホワイトボードを使用すると、チームは新しい柔軟な方法で全体的な視点からコラボレーションすることができます。これはゼロから始める場合にも、既存のプロジェクトコンテンツを基に構築する場合にも当てはまります。
共有のホワイトボード風のインターフェースでリアルタイムにブレインストーミングを行ったり、アイデアを可視化したりできます。メモの内容を実行に移す準備が整ったら、メモを事前構成済みの依存関係を維持してタスクや記事に変換し、YouTrack プロジェクトのコンテキストに完全に統合することができます。

ガントチャートとアジャイルボード
UI を改善してガントチャートを強化し、タイムラインの表示や変更を行う際のパフォーマンスを改善する予定です。アジャイルボードにはタスクリストを埋め込む機能が追加されるため、ボードから重要なタスクにより素早く直接的に移動できるようになります。
B2B サポートチーム向けの開発内容
顧客組織が参加するヘルプデスク
YouTrack Helpdesk の機能を強化し、B2B のシナリオをより適切にサポートできるようにしています。次のステップでは、顧客組織を導入し、サポートチームが個々の顧客に合わせたエクスペリエンスを提供できるようにします。複数の顧客組織のチケットをまとめて管理しながら、個々のリクエストを明確に区別できるようにします。1 つの顧客組織に関連するすべてのチケットがその組織のメンバーにデフォルトで表示されるため、各顧客が自身のリクエストのステータスと進捗を完全に把握できます。
すべてのユーザー向けの開発内容
ナレッジベースの協働編集
記事の協働編集は YouTrack で最もリクエストの多かった機能の 1 つであり、技術的に構築が困難な機能です。この機能がようやく実現すると期待しています。チームメンバーとのリアルタイムでのコンテンツ編集、編集中のユーザーの表示、変更の同時適用が可能になります。また、さらに便利な編集オプションを導入してテーブルの操作性を改善する予定です。
AI 支援機能
最近では AI を使用しない日常業務は想像しづらくなっています。今後もコンテキスト機能をワークフローにシームレスに組み込むことに注力し、YouTrack で初期状態で提供される無料の AI 支援機能を強化し続ける予定です。以下は近日中に提供を予定している機能のプレビューです。
- 作業を全面的に支援する AI 搭載チャット。テキストや音声操作でタスクの更新、記事内の検索、ホワイトボードでの計画管理、その他多くのプロジェクト全体にわたるアクションを YouTrack に指示できます。
- セマンティック AI で Slack からタスクをより簡単に作成できるようになり、チームメンバーや顧客との会話の文脈からタスクの下書きを生成できるようになります。
- 新しい My Work(自分の作業)ページには個人のタスクと記事をウィジェットにまとめたビューが表示され、すべてのユーザーが最も重要な作業に専念できるようになります。
エージェントベースの自動化
当社は引き続き AI による自動化の提供に注力しています。今後も YouTrack で利用可能なデータを AI エージェントが使用して処理できるようにする予定です。
既存の LLM、IDE、またはエージェントプラットフォームからプロジェクトを処理したいチームを想定し、YouTrack のリモート MCP サーバーを介して利用可能な既定のアクションを拡充する予定です。また、一般的な AI 搭載ツールに対応したカスタム統合機能も構築する予定です。今年 2 月からは YouTrack が n8n に組み込みで提供されるようになります。これにより、ワークフローを自動化し、YouTrack を多数のアプリとサービスに接続できるようになります。
YouTrack の未来を共に形作りましょう
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YouTrack のコミュニティにご参加いただき、ありがとうございます。2026 年以降もさらに強力な YouTrack を共に構築していきましょう。
YouTrack チーム一同より!
オリジナル(英語)ブログ投稿記事の作者: