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YouTrack の課題でプルリクエストを閲覧できるようになりました

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YouTrack 2020.3 以降、ソフトウェア開発チームは課題アクティビティストリームでコミットと一緒にプルリクエストを表示できるようになります。 今回のブログ記事では、この新機能を使用して開発プロセスを強化し、その透明性を高める方法について説明します。

このリリースではダッシュボード用のタイムトラッキングウィジェットを導入しているほか、課題およびナレッジベース利用者向けの機能強化(課題リストビューで未解決の問題をワンクリックで表示するオプション、コメント数による課題のソート、記事内のコードブロックの構文ハイライト)を行っています。 また、大規模組織の管理者は YouTrack と LDAP サーバーのスケジュール同期を活用できます。

詳細については、以下を読み進めてください。

課題内でのプルリクエストの閲覧

プルリクエストとは

ソフトウェア開発においてチームメイトと共同作業を行う場合やオープンソースプロジェクトに貢献する場合、VCS からプロジェクトをコピーし、ローカルで変更を行い、その後でリクエストをプロジェクト管理者(またはオーナー)に送信し、承認を受けてからプロジェクトのコードベースに変更をマージさせているかと思います。 このようなリクエストが、プル(またはマージ)リクエストと呼ばれるものです。

課題内でのプルリクエストの閲覧

YouTrack 2020.3 以降、開発チームは YouTrack の課題ページでコミットと一緒に GitHub / GitLab / BitBucket / Gogs / Gitea のプルリクエストを表示できるようになります。 この仕組みはコミットの場合と同じように機能します。プルリクエストで関連する課題がコメントされている場合、YouTrack はプルリクエスト全体をその作者、説明、更新対象ファイル数に関する情報と共に取得し、それを課題アクティビティストリームタブに表示します。 プルリクエストの説明はマークダウンに対応していますので、その中で自由にテキストに書式を設定したり、YouTrack のコマンドを使用したりできます。

そして、プルリクエストがマージされるか却下されると、YouTrack はこのイベントをイベントの作者とプルリクエストの状態と共にアクティビティストリームに表示します。

ご覧のとおり、プルリクエストのライフサイクル全体が課題の履歴に反映されており、全体的な動きをはるかに簡単に確認できるようになります。

ワークフロー内のVCSイベントとプルリクエスト

私たちは自動化の必要性を感じており、可能な限りあらゆるプロセスに合わせて YouTrack を設定できるよう最善を尽くしています。 このバージョンからは、プルリクエストやコミットを追加したときに YouTrack のワークフローを実行できるようになります。 また、コミットとプルリクエストのデータ(説明、作者、コミットメッセージなど)にもアクセスできるようになります。

したがって、例えばプルリクエストの状態に応じて課題の状態を自動的に変更したり、特定のコミットを受信したときに関係者に通知を送信したりできます。

開発プロセスへのメリット

自分でコーディングする場合でも、開発プロセスを監視する場合でも、プルリクエストを表示できることでステータス変化の透明性が高まります。 プルリクエストは開発プロセスの重要な役割を担っているため、それをタイミング良く通知して課題のライフサイクルに組み込むことが重要です。 また、課題の状況を把握することも非常に重要です。 例えば、ある課題が対応するプルリクエストが却下されていることが原因で未解決になっている場合、その情報を課題の履歴に表示することは極めて重要です。 そうすることでプロセスの透明性が高まり、プルリクエストがコードベースにマージ中である等の重要なイベントを見逃すことなく、課題のライフサイクルを着実に追跡できるようになります。

タイムトラッキングレポートウィジェット(プロジェクトマネージャー向け)

時間追跡やチームのパフォーマンス統計の収集に関して、タイムレポートとタイムシートレポートの効果はすでに証明されています。 今回、1 つ以上の YouTrack プロジェクトの課題に費やした時間を追跡するのに役立つ新しいウィジェットを導入しました。 このウィジェットは既存のタイムレポートやタイムシートレポート、および新しいレポートの両方に基づくことができます。どれを選択するかは自分で決めることができます。 タイムシートレポートのデータとタイムレポートのデータが結合され、経過時間のすべての概要が表示されるようになりました。 時間の記録をユーザー単位または課題単位で表示するか、記録をカスタムフィールドでグループ化するかを選択できます。

課題およびナレッジベース利用者向けの機能強化

ワンクリックで課題リストの未解決課題を絞り込み

#未解決は最もよく使用される検索条件の一つです。 未完了になっている対応中の課題を検索することはよくあるため、これは当然のことと言えるでしょう。 この時間を節約するため、検索クエリから未解決の課題のみをワンクリックで表示する専用の設定を導入しました。 一貫性を確保するため、この設定はチームメイトと検索を共有した場合や検索クエリを変更した場合でも維持されます。 この設定は、同じアイコンをクリックすることで簡単にオフにできます。

コメント数で課題リストを並べ替えて全体的な動きを把握

この小さいながらも気の利いた機能を使用すると、課題リストをコメント数で並べ替えることができます。 その結果、トラッカー内で最も議論が白熱している課題を見つけ、得票数で並べ替え、製品で最も見落とされている課題を把握できるようになります。

ナレッジベースの改善(全利用者が対象)

記事のツリーは非常に簡単に整理することができます。 記事をドラッグアンドドロップで適切な場所に配置するだけです。
また、記事内のコードブロックで使用されているプログラミング言語が検出され、それに応じてコードがハイライトされるようになりました。 推測が間違っている場合は、正しい言語を手動で選択することで構文のハイライトを調整できます。

画像や埋め込みコンテンツの高さと幅の属性をマークダウンで指定して最高のコンテンツを実現

マークダウンタグを使用し、課題や記事に含まれる画像、埋め込み動画、その他の添付されたメディアファイルのサイズ変更を行えるようになりました。 目的のサイズをピクセル単位で、または元の高さと幅に対する任意の割合でファイル名の後に追加してください。 コンテンツの幅と高さを調整し、画像や動画が記事、課題、またはコメントで適切に表示されるようにしてください。

テキスト入力不要の添付ファイル付きコメント(運営チーム向け)

コメントの動作を強化しました。 これまではコメントを送信する前には何らかのテキストを追加する必要がありました。 恒常的にコメントにドキュメントやファイルを追加する必要があるユーザーにとって、この動作は不便なものでした。そのため、不必要なテキストの追加を強いることなく単純にファイルをコメントに添付できるようにしました。 この機能は、主にドキュメントや企画書などを取り扱うユーザー(デザイナー、法務、人事、運営などのチーム)に特にメリットをもたらします。

LDAP 同期(プロジェクト管理者向け)

大規模組織には往々にしてユーザー管理用のディレクトリサービスが存在します。 YouTrack はすでに LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)認証モジュールをサポートしており、ユーザーはディレクトリの資格情報で YouTrack にログインできます。 今回、YouTrack と LDAP サーバーとのスケジュール同期を設定し、YouTrack に最も関連性の高いユーザーデータ(グループメンバーシップ、メールアドレスなど)を使用させ、不必要なデータ開示を回避できるようになりました。
ディレクトリサービスとユーザー資格情報およびグループメンバーシップの同期は手動で実行するか、1 時間ごと、毎日、または 3 時間ごとに自動的に実行することができます。

このリリースに関する技術的な詳細は、リリースノートをご覧ください。 新機能の設定の詳細については、最新のドキュメントを参照してください。

YouTrack InCloud をお使いの場合、インスタンスは弊社メンテナンスカレンダーに従って自動的に YouTrack 2020.3 にアップグレードされます。 有効な Standalone のサブスクリプションをお持ちの場合、今すぐ YouTrack 2020.3 をダウンロードできます。 または無料版を使用して新しい YouTrack をお試しください! YouTrack で利用可能なライセンスアップグレードオプションに関する詳細は、購入ページをご覧ください。

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YouTrackチーム一同より

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