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YouTrack が GitLab CI/CD との連携に対応

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YouTrack 2021.2 では、ソフトウェア開発チーム向けに GitLab との連携機能が改良されています。 コミットとマージリクエストの取得に加えて、YouTrack が GitLab CI/CD と連携に対応しました。これにより、プロセスをさらに整理しやすくなりました。 GitLab CI/CD を使用してソフトウェアのビルドとテストを行う自動化ジョブを実行し、その結果に基づいて YouTrack の課題 を自動的に更新できるようになりました。

また、YouTrack Lite と Classic の両方に対していくつかの機能強化を行っています。具体的には、YouTrack Lite の類似課題機能、YouTrack Classic 用のリッチテキストエディター、添付ファイルをその場で更新できる画像エディターを新たに提供しています。 さらに、YouTrack 2021.2 では権限に関する重要な更新を行われています。詳細については、以下をお読みください。

GitLab を使用した継続的な取り組み

継続的インテグレーションと継続的デリバリーは、開発者の負担を減らすために作られたものです。 開発者は新たなコード変更により、プロジェクトに問題が発生することを恐れる必要はありません。 実際、このような変更が機能するかどうかを心配する必要はありません。

継続的インテグレーションが新たな変更を読み込み、プロジェクトをビルドしてテストを実行します。また、継続的デリバリーはビルドをデプロイします。 実行結果は各ステージでチームに伝達されます。 YouTrack のタスク管理プロセスはすでに TeamCity または Jenkins と連携していますが、今回は GitLab CI/CD をもう 1 つのオプションとして追加しました。

GitLab CI/CD は複数のジョブから構成される各パイプラインを処理します。 開発者が変更をコミットすると、GitLab が対応するパイプラインジョブを実行し、コード変更が期待通りに機能するかどうかをチェックします。 パイプラインジョブが正常に完了すると、GitLab が YouTrack に課題を更新するように通知します。

例えば、ある一連の変更で解決された課題がある場合、対応するカスタムフィールドを連携によって更新し、その課題を自動的に修正済みにすることができます。 このようなフィールドにはパイプラインへのリンクも含まれているため、ワンクリックで該当のパイプラインに移動できるようになっています。

GitLab CI/CD 連携機能は既存の GitLab VCS 連携機能の拡張版として組み込まれているため、最低限の手間でセットアップすることができます。

当然ながら、この連携機能は実際のプロセスに合わせて調整可能です。例えば、連携の更新対象となる課題を定義し、それらの課題に適用するコマンドを指定できます。 また、これまで通り受信コミットやフィールドの更新をトリガーとするカスタムワークフローを作成してプロセスのさらなる自動化を促し、課題にさらなる変更を加えることができます。

類似課題の機能が YouTrack Lite に対応しました

類似課題機能は、重複する課題を新たに入力を防ぐのに役立ちます。 課題作成フォームで課題の概要を入力する際、YouTrack は入力中の課題に類似する既存の課題を検索し、作成中の課題と同じだと判断した場合にレビューを提案します。

同僚がすでに同じバグを報告していることが分かった場合は、自分で新しい課題を作成する必要はありません。 この機能は YouTrack Classic ではずっと以前から使用できましたが、今回のタイミングで YouTrack Lite にも追加しました。

YouTrack Classic の WYSIWYG エディター

ナレッジベースと YouTrack Lite に導入したテキストエディターは、大変多くのユーザーから好評を得ています。 今回、同じエディターを YouTrack Classic に追加しました。 Markdown と WYSIWYG モードの切り替え、メディアの埋め込み、テーブルの構築、チェックリストの作成をワンクリックで実行できます。

YouTrack Lite の画像エディター

YouTrack を離れずに添付ファイルを編集するのが以前よりも簡単になりました。添付ファイル付近にある鉛筆アイコンをクリックするだけで、画像のトリミング、個人データのぼかし、重要情報のハイライトなどの豊富な編集オプションを使用できます。 画像エディターを使用すれば、コミュニケーションと共同作業が大幅に簡単になります。

権限に関する更新(管理者向けのお知らせ)

YouTrack 2021.2 から、ロールの作成 / 更新 / 削除に対応する権限(ロールの作成、ロールの更新、ロールの削除)が 1 つの権限(ロールの管理)に統合されました。 権限の昇格を回避するため、アップグレード時にはこれら 3 つの権限がすべて有効になっているロールのみで新しい権限が有効になります。 そのため、一部のユーザーはこれまで持っていたロールの管理権限を失う可能性があります。 この問題を解決するには、対応するロールで「ロールの管理」権限を有効化する必要があります。
これら 3 つの権限が単独で使用されているケースはほとんどないと思われるため、1 つに統合することで権限リストがより明確かつ短く表示されるようにしました。

レガシー REST API の廃止(最後のお知らせ)

レガシー REST API は次の YouTrack バージョン(2021.3)で廃止になる予定です。 2021.2 では、この変更によるご利用中の YouTrack への影響の有無をチェックする監査ツールを管理者向けに提供しています。 Global Settings – Server Configuration メニューの Deprecated REST API セクションは、YouTrack にレガシー REST API を使用中のアプリケーションとサービスを発見するのに役立ちます。 詳細については、こちらのブログ記事を参照してください。

このリリースに関する技術的な詳細は、リリースノートを参照してください。 新機能の構成に関する詳細は、最新のドキュメントを参照してください。

YouTrack InCloud をお使いの場合、インスタンスは弊社メンテナンスカレンダーに従って自動的に YouTrack 2021.2 にアップグレードされます。 有効な Standalone のサブスクリプションをお持ちの場合、今すぐ YouTrack 2021.2 をダウンロードできます。 まだラインセンスをお持ちでない方は、無料体験版を使って、購入前に新しいバージョンをお試しください。 YouTrack で利用可能なライセンスオプションに関する詳細は、購入ページをご覧ください。

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YouTrack チーム一同より

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