YouTrack
Powerful project management for all your teams
YouTrack にナレッジベースが実装されました
ナレッジベースを組み込んだ YouTrack 2020.2 がリリースされました! 公開ナレッジベースを構築し、YouTrack の中でタスクやプロジェクトと一緒に内部ドキュメントを保管できるようになりました。 YouTrack はチーム内で蓄積した知識を一箇所にまとめて保管できます。
その他のプロジェクト管理者向けの機能強化には、フィールドタイプの変換やプロジェクトのデフォルト表示対象グループの設定機能があります。
チーム間の連携を強化するため、タグの共有、保存した検索条件、アジャイルボード、レポート用の新しいオプションを追加しました。
課題を操作する際の使用感を改善するため、個人用ワークスペースと課題リストビューを設定するための新しい機能と「Clone issue as draft」(課題を下書きとしてクローン)アクションを追加しました。
アジャイルボードを使い始める方のために、アジャイルボードを作成するプロセスを簡略化し、必要な手順を最小化しました。
詳しい情報が必要ですか? このブログポストを読み進めていただければ、YouTrack 2020.2 で実装された素晴らしい機能や改善点をすべてご確認いただけます。
誰もが利用できるナレッジベース
チーム向けの内部ドキュメント
すべての自社製品ドキュメントやメモをタスクのすぐ近くにまとめて保管できれば便利だと思ったことはありませんか? YouTrack のナレッジベースを使えば、すべてを一箇所にまとめることができます。 プロジェクト計画、チームポリシー、議事録を追加できます。 これらの情報をプロジェクト別にグループ化してページツリー構造に整理し、ワークスペースにアクセスできるメンバーを決めることができます。
ナレッジベースは開発チームだけのものではありません。 例えば、チームビルディングイベントを開催するとしましょう。 イベントに向けた活動を計画するための記事(article)をナレッジベースに作成し、その後でアイデアを書き出してください。 じっくりと時間をかけて詳細を検討してください。YouTrack が自動的に下書きを保存しますので、何も失われることはありません。 すべての下書きは、以下のように常に左側のサイドバーに表示され、対応するバッジが付いています。
「Visible to」ドロップダウンを使うと、素早く簡単に記事を表示できるユーザーを正確に指定できます。 課題の場合とまったく同じように、別々の記事、ブランチ、記事ツリー全体の表示対象を個別のユーザーやユーザーグループに制限できます。 デフォルトでは、YouTrack で ‘read article’ 権限を持つすべてのユーザーが記事にアクセスできますが、デフォルトの表示対象はいつでも簡単に変更できます。 Visibility(表示対象)設定はナレッジベースの階層を下にたどって適用されるため、すべてのサブ記事は親記事から表示対象設定を継承します。 表示対象の権限とは別に、標準的な YouTrack の権限スキームに対応する記事の作成 / 読み取り / 更新 / 削除用の権限もあります。
今こそ、記事を活かすときです。 昨年夏の社内旅行をどれだけ楽しんだかを覚えていますか? 以下のように埋め込み動画と Google ドキュメントを使ってチームメイトに思い出してもらい、表を作成したりチェックリストやテキストの書式設定を使用したりしてコンテンツの視覚的な訴求力を強化しましょう。
記事を公開したら、あとはゆっくりとコメント内で繰り広げられる議論を見ることができます。 記事の更新情報や新着コメントの通知が届くため、他のタスクに切り替えても差し支えありません。 他のユーザーのナレッジベース記事について最新情報を把握したい場合は、該当する記事にスターを付ければ自分の記事と同様に通知が届くようになります!
外部ユーザー向けに公開ナレッジベースを構築しましょう
自分のナレッジベースを公開し、すべての外部ユーザー向けガイドや FAQ を保管するための最適な場所にすることができます。
ナレッジベースを公開するには、外部ユーザーがユーザー登録せずにあなたのナレッジベースを表示できるように YouTrack への匿名アクセスを先に許可する必要があります。 また、ナレッジベースを任意のユーザーグループ(チーム、登録ユーザー、あるいは全ユーザーなど)に開放することもできます。
あとはナレッジベースを構築するだけです。 表や埋め込みメディアを含む記事を作成し、それらを記事ツリーに整理しましょう。 記事の全バージョンは履歴タブから参照できるため、編集履歴を追うことができます。 記事の変更内容について気が変わった場合は、簡単にそれを以前のバージョンに戻すことができます。 何も失われることはありません!
記事コメントで顧客の質問に回答し、更新情報に関する通知を受け取り、ナレッジベースの記事を YouTrack の課題への回答として投稿できます。 また、コメント内でチームメイトにメンションを付けて支援を求めたり、参考用の課題について言及したり、関連記事を検索してそれを返信として投稿したりできます。
製品の重要な情報をかつてないほど簡単に集め、共有できるようになりました!
ナレッジベース全体の全文検索
公開ナレッジベースも内部ナレッジベースも、特定の単語や単語の組み合わせを含むすべての記事を検索できる全文検索機能を利用しています。 すべての検索結果を 1 ページで取得できるため、簡単に目的の記事に移動して回答を見つけることができます。
YouTrack 2020.2 におけるその他の機能強化
フィールドタイプ変換(プロジェクト管理者向け)
課題用のカスタムフィールドを設定する際、管理者はそのフィールドに保存される値の種類を定義するフィールドタイプを指定します。 文字列、テキスト、日付、期間、整数値、ユーザー、グループ、あるいはビルド番号など、課題に必要なものを選ぶことができます。 今回、より多くのカスタムフィールドタイプをプロジェクトライフサイクル中にいつでも保存されている値を失うことなく変換できるようになりました。 YouTrack をあなたのプロセスに適合させてみましょう(その逆はありません)!
プロジェクトベースの表示対象設定(プロジェクト管理者向け)
管理者がデフォルトの表示対象グループ(プロジェクトで作成されるすべての新規課題がデフォルトで表示されるユーザーグループ)を指定できるようになりました。
また、YouTrack で課題を表示できるユーザーを簡単に指定できる方法を導入しました。 プロジェクト内の既存課題に ‘visible to …’ コマンドを適用し、プロジェクト設定ですべての新規課題のデフォルト表示対象を設定するだけです。もう、対応するワークフローを作成する必要はありません。 自分のプロジェクトチームのメンバーではなく、そのプロジェクト内のすべての課題にアクセスする必要のないユーザーにある課題を共有したい場合は、単にそのユーザーをその課題の ‘visible to..’ グループに追加してください。
さらに、表示対象メニューで課題作成者に提示されるユーザーグループのリストも指定できるようになりました。 この新機能は、特に多くのプロジェクトチームを擁する大規模組織にメリットをもたらします。
チームの連携を促すタグ、保存した検索条件、アジャイルボード、レポート用の詳細な共有オプション
経験豊富な YouTrack ユーザーはすでにいくつかのユーザーグループに対して課題、コメント、添付ファイルの表示対象を設定するのに慣れているかもしれません。
今回、複数のユーザーグループに対してタグ、保存した検索条件、アジャイルボード、レポートの表示対象も設定できるようになりました。 これにより、チームメンバーとの共同作業に必要なものすべてをより簡単に共有できます。
課題リストでのフィールドのハイライト(全ユーザーが対象)
ユーザーからのフィードバックを受け、課題リストのデザインを更新して課題フィールドのステータスを見やすくしました。 この新しいデザインは、課題リストで詳細な M または L ビューを使用するときに確認できます。
個人用ワークスペースの設定(全ユーザーが対象)
ワークスペースオプションを使用すると、YouTrack の外観をカスタマイズできます。ライトスキーマとダークスキーマから選択し、フィールドとリンクパネルをお好みの位置に調整できます。
アジャイルボードを初めて使用する方向けにアジャイルボードの作成手順を合理化
ボードを使い始める際のプロセスを合理化しました。 Scrum、Kanban、Mixed、Personal、Version-based、または Custom のボードを選び、名前を決め、ボードに表示するプロジェクトを 1 個以上追加するだけです。 すぐにボードを使えるようになります。
下書きのクローンによる定型作業の自動化
新しい「Clone issue as draft」(課題を下書きとしてクローン)アクションを使用すると、任意の課題をコピーしてそのフィールドと内容をコピーしてから送信することができます。
このリリースに関する技術的な詳細は、リリースノートをご覧ください。 新機能の設定の詳細については、最新のドキュメントを参照してください。
YouTrack InCloud をお使いの場合、インスタンスは弊社メンテナンスカレンダーに従って自動的に YouTrack 2020.2 にアップグレードされます。 有効な Standalone のサブスクリプションをお持ちの場合、今すぐ YouTrack 2020.2 をダウンロードできます。 または無料版を使用して新しい YouTrack をお試しください! YouTrack で利用可能なライセンスアップグレードオプションに関する詳細は、購入ページをご覧ください。
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YouTrackチーム一同より
[原文] Original post in English is written by Anastasia Bartasheva