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YouTrack 2021 ロードマップ:次のステップ

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新年の始まりを迎えた今は、私たちの現在の計画をお伝えする絶好のチャンスです。

私たちは YouTrack を使用している 50,000 超のチームから届くフィードバックを定期的に精査しています。 この情報は、プロジェクト管理の最新トレンドと今年の開発で注力すべき機能を把握するのに役立っています。

現在検討中の機能には、通知センター、初期状態で使えるヘルプデスクソリューション、視覚的なワークフローエディター、機能強化版のタイムトラッキング、対話型ガントチャート、大規模組織向けの機能改善があります。

製品へのコミットメント

私たちは何よりも、YouTrack のコア機能のサポートに力を入れています。 また、ソフトウェア開発者が使用する膨大な機能を考慮しつつ、他の組織内チームからのニーズに対応するように務めています。

課題とプロジェクトは日常業務と組織全体の各チームの連携に必要不可欠なものです。そのため、既存の主要な拡張機能とカスタマイズ機能を維持しながら継続的に開発を行うようにしています。

それぞれのチームがプロジェクト管理ツールに期待する機能は異なっています。 例えば、ナレッジベース、監視とレポート、タイムトラッキング、ワークフローのカスタマイズなどの機能が必要不可欠な場合があります。 私たちは YouTrack をあらゆるチームに適したプロジェクト管理ツールにするため、今後も開発を続けるつもりです。

また、お客様がクラウドサービスかスタンドアロンのインストール環境を選べるようにすべきだと考えています。そのため、YouTrack InCloud と YouTrack Standalone を連動して開発することですべての機能を両方のバージョンで使用可能にし、安定かつ高性能なものにする予定です。

2021年に予定している大規模な変更内容

私たちはさまざまな方法を使用してフィードバックを受け取り、お客様の声に耳を傾けています。また、当然ながら機能要望の追加や課題への投票を行える公開トラッカーも活用しています。 公開トラッカーでは課題を注視しています。 その結果分かったことを以下にまとめています。

現在のトレンド:集約化の促進

通知センター:すべての情報を一箇所に集約。 プロジェクトの最新情報を把握すること自体とその更新情報を受信する手段は両方とも重要なことです。 YouTrack の通知センターには、タスクとプロジェクトに関するすべての通知とリアクションをストリーム形式で表示する予定です。 また、YouTrack とメールのどちらで通知を受信するかを選択できるようにし、見逃した未読通知のダイジェストを受信トレイで取得できるようにする予定です。

ヘルプデスクソリューション。 YouTrackは受信メールリクエストに対応するように構成できるため、しばしばヘルプデスクソリューションとして使用されています。 現在、初期状態でヘルプデスクソリューションを提供できるように作業を進めています。 また、この機能を2019年からずっと待ち望んでいらっしゃるお客様がいることを承知しています。 このモジュールに必要不可欠な機能の一部(組み込みのナレッジベース機能と合理化されたYouTrack Liteインターフェースなど)はすでに実装を開始しています。 現時点では受信リクエスト用の埋め込みフォームを追加し、外部ユーザーやヘルプデスク業者などの典型的なヘルプデスクのシナリオをカバーすることを計画しています。

変化するビジネスプロセスへの対応をより簡単に

モバイルアプリの機能拡充。 近年、モバイルデバイスでプロジェクトを操作する必要性が高まっています。 YouTrackの デスクトップバージョンを主に使用しているお客様ですら、業務の一部で YouTrack Mobile アプリを使用し始めています。 この流れを支援するため、ナレッジベースへのアクセス機能、通知センター、オフラインモードを YouTrack Mobile アプリに追加する予定です。 また、アプリから作業時間の追加、VCS 変更の表示、動画の添付、課題のタグ付けを行えるようにします。

視覚的なワークフローエディター。 所属チームの既存ワークフローに合わせてワークフローをカスタマイズできる、非常に強力な機能です。 YouTrack には課題を自動的にサブシステムの所有者に割り当てるワークフローなど、大部分の一般的なユースケースをカバーするワークフローが標準で備わっています。 ただし、JavaScript を使用して独自のワークフローを作成すれば可能性は無限大です。 私たちは1行もコーディングすることなくビジネスプロセスを自動化できる視覚的なワークフローエディターを提供し、この程度のカスタマイズ機能をすべてのチームにお届けする予定です。

プラグイン。 優先順位の高い課題の一つに、初期状態で十分な拡張性と柔軟性を確保することがあります。 これを YouTrack で実現するため、より高度なプラグインとの連携機能を提供したいと考えています。 プラグインはサードパーティアプリケーションとの連携、会社固有のユーザーインターフェースのカスタマイズ、ワークフロー、レポート、インポートに使用できます。

柔軟な計画と進捗の追跡

多くのチームがプロジェクト管理を発展させ、YouTrack を使用して複数のプロジェクトや複数チームレベル、あるいは組織全体で進捗を追跡したいと考えています。 このような要求を満たせるよう、YouTrack の機能強化を継続的に行う予定です。

タイムトラッキングビュー。 時間の追跡と報告の手段を拡張し、外部チームメンバーや請負業者の時間を記録するシナリオへの対応を進めています。 タスクやさまざまな業務プロセスのレポートをより分かりやすくするため、カレンダー表示とテーブル表示を実装する予定です。

JetBrains IDE 製品を使用するソフトウェア開発チームは、IDE でコーディングに費やした時間 をYouTrac kに報告できるようになります。 JetBrains IDE プラグインがコーディング作業中のアクティビティを追跡し、YouTrack に作業項目を自動作成できるようになります。

ガントチャート。 YouTrack のガントチャートでは、すでにプロジェクトのコンポーネント、タスク間の依存関係、予測時間、進捗に関するレポートを確認できます。 今後はガントチャートにタスク、順序、依存関係、予測を変更できるオプションを追加する予定です。 また、チャート上で直接項目の順序を変更する機能、拡大して詳細を表示する機能、縮小してプロジェクトの全体像を確認する機能を搭載する予定です。

計画ツール。 ガントチャートは万人に適したものではありません。 他の要件に対応するため、追加の計画ボードやロードマップ表示などの考えられる他の一般的な手法を調査する予定です。

大企業に対応した拡張性とパフォーマンス

組織ベースのプロジェクト管理。 YouTrack を使用して複雑な組織のプロジェクトとチームを構造化する手段を拡充する予定です。 異なる組織のユーザーは、組織の別部門に所属する他のユーザーやプロジェクトを参照できなくなります。 また、これらはすべて同一の YouTrack ライセンスの対象となります。

現在、私たちはプロジェクトを包含する組織単位で YouTrack を構成できるオプションの開発に取り組んでいます。 アジャイルボード、レポート、ワークフロー、その他の設定を組織向けに構成できるようになります。

マルチノード。 この機能は、大企業向けに優れたパフォーマンスと高可用性を提供するものです。 技術的な改善により、YouTrack をプライマリノードモードとセカンダリノードモードのいずれかで実行できるようになります。

プロジェクト管理を容易にし、チームの成長に対応

プロジェクト管理者の作業を簡略化。 YouTrack でプロジェクトチームとユーザーを管理するのに役立つ多数の改善を実施する予定です。 設定ページや管理ページなど、プロジェクト管理者が使用する YouTrack の構成要素を改善および合理化する方法も検討する予定です。

使い心地の改善

私たちは継続的にプラットフォーム全般の使い心地を改善し続けます。

YouTrack Lite に関しては、タイムトラッキングと課題内での VCS 変更の表示など、さらなる改善を計画しています。

YouTrack Classic では、WYSIWYG エディターにテキストのフォーマットオプションを追加する予定です。

ナレッジベースでは、ユーザビリティの改善、記事ツリーの並べ替えオプションの追加、コラボレーション環境の改善、メディア埋め込み機能の強化を予定しています。

機能リクエスト

当社の公開トラッカーをフォロー中の方は、私たちが特に注目している以下の課題をご覧ください。 私たちが今年取り組む機能は決してこれだけではありません。ただし、これらのタスクはいずれもかなりの票を獲得しており、対応が優先される予定です。 これらが、ご希望の機能に対応していることを願っています。

JT-18173 – Zapierとの連携
JT-25147 – ストーリーポイントの予測をサポート
JT-22671 – 文字列カスタムフィールドのリンクをサポート
JT-24315 – フィールド間の依存関係
JT-19629 – 課題の削除取り消し
JT-625 – メール通知のダイジェスト
JT-57849 – ナレッジベースのインラインコメント
JT-12687 – ワークフローでの課題履歴へのアクセス対応
JT-5819 – ロードマップページ
JT-55627 – YouTrackのクラスター対応、パフォーマンス改善

これらはあくまでも現時点での予定であり、その一部や対応順序は変更される可能性があります。 一部の機能は上記の方針に従って開発されるものの、実装に1年以上を要する可能性があります。その場合、該当する機能は2022年のロードマップに組み込まれます。

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よろしくお願いいたします。
YouTrackチーム一同より

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