IntelliJ IDEA 14 パブリックプレビュー版リリース
IntelliJ IDEA 14はインテリジェントなJava IDEの次の大きなリリースになります。UI、エディタ、デベロッパツール、コードアシスタンスやフレームワークサポートなどありとらゆる部分に改善が施されます。是非プレビュー版を今すぐダウンロードしてお試しください。
デコンパイラ
IntelliJ IDEA 14はJavaクラスのデコンパイラを内蔵しています。ソースコードをお持ちでないライブラリの中身を覗きたい場合、サードパーティプラグインなしに確認することができます。 より詳しく »
デバッグ時のインライン変数ビュー
Inline Variables Viewは新しいデバッガとエディタのインテグレーションで、実行時の変数の値をエディタ内で変数のすぐ隣に表示してくれます。
デバッグ時に参照するオブジェクトを表示
新しいデバッガアクションであるShow Referring Objectsを使うと選択しているオブジェクトを参照しているオブジェクトの一覧を確認することができます。より詳しく »
ラムダ式のデバッグ
Evaluate Expression and Watchesが改良され、ラムダ式や匿名クラスを評価することができます。
オペレータ式のデバッグ
IntelliJ IDEA 14はオペレータ式を評価することが出来ます。オペレータ式にマウスオーバーするだけでその値を確認できます。より詳しく »
パフォーマンス
IntelliJ IDEA 14起動時、いくつかの処理はバックグラウンドで走るようになりました。プロジェクトはより素早く開け、IDEはより機敏になりました。
スマートバックスペースインデント
スマートバックスペースインデントにより、バックスペースの挙動はより便利になりました。インデントを崩してしまうことを気にしながらバックスペースを押すことはもうありません。プロジェクトで指定しているコードフォーマットに従ってバックスペースが行われます。より詳しく »
パラメータ名のインライン表示
リテラル引数の隣にパラメータ名を表示できます。そのパラメータが何を意味するのかより簡単に把握することができます。カーソルをあてればパラメータ名は消えるので、編集を妨げることもありません。(編集中のパラメータ名を確認するにはCmd + Pを押して下さい)。
マルチ選択
IDEA 13.1で導入されたマルチ選択はより強化され、コード補完やコピー/ペーストの挙動がよりスマートになりました。
IntelliJ IDEA 14の目玉機能の1つにスクラッチファイルがあります。新しいプロジェクトやファイルを作成することなく手軽にプロトタイピングが行えます。 より詳しく »
Settings (Preferences)、Project Structureダイアログは一新されてよりスッキリとわかりやすくなりました。より詳しく »
ScalaプラグインはChange Signatureリファクタリングの追加、SBTサポートの強化、パフォーマンスの改善など様々な強化が施されています。より詳しく »
IntelliJ IDEA 14はAndroid Studio Beta由来のエンハンスメント、新機能を追加しています。もちろんGoogle WearやTVサポートもあります。 より詳しく »
Thymeleafフレームワーク
Thymeleafフレームワークのコードアシスタンス: コード補完、ナビゲーション、finding usages、リネームリファクタリング、’Create message’クイックフィックス、Spring MVC連携などを追加しました。 より詳しく »
Gradleサポート
Gradleタスク経由でテストを走らせた場合、コンソール出力ではなく標準のIDEテストランナ—で実行します。さらにRun ConfigurationよりGradleタスクを起動させることも出来るようになりました。またGradleベースのGrailsプロジェクトサポートも強化されました。
Mavenサポート
profileを無効化したり、定義箇所にジャンプしたり、pom.xmlの設定にMANIFEST.MF を生成したり出来るようになりました。
Java FXデバッガ
IntelliJ IDEA 14ではJavaFXのレイアウト修正とコーディングのためにScene BuilderとIDEを行き来する必要がなくなりました。Scene BuilderはUIデザイナに内蔵されました。
PhoneGap/Cordova/Ionic HTML5
IntelliJ IDEAよりPhoneGap、Apache Cordova、Ionicフレームワークを使ったHTML5モバイルアプリケーションを作成、実行、デプロイ出来るようになりました。 より詳しく »
HTML5におけるPostfix Completion
前のバージョンより導入されたPostfix CompletionがJavaScriptでも利用出来るようになりました。より詳しく »
バージョン管理ツールのログビューワ
GitとMercurialのログビューワが改善され、ロードとReset Current Branch to Hereアクションが高速化されました。 より詳しく »
Mercurial / Gitバージョン管理
IntelliJ IDEA 14はMercurialのSynchronous Branch Controlとサブリポジトリをサポートしました。 より詳しく »
またGitとMercurialのPushダイアログはより洗練されました。 より詳しく »
データベースツールは様々な点で改善されています:
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Table EditorとResults View内のTransposedモード、Zooming、Image Detection
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Documentation viewの改善
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Create New…ダイアログの自動インクリメントオプション
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Table/プロシージャへのジャンプアクション
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SQL ServerのWindows認証サポート
IntelliJ IDEA 14の他の主な改善点は以下の通りです
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コードスタイルで右マージンは言語別に設定出来るように
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コードのリフォーマットアクションにてスコープとファイルマスクオプションを追加
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HTML/RTFとしてコピー/ペーストする機能がエディタに内蔵
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デバッガでウォッチの設定が永続化されるように、ブレークポイントをグループ分け出来るように、フレームをドロップする際finallyブロックを評価するように
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Rollbackアクションは選択したコード範囲にのみ適用できるように
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Groovy 2.3のTraitのサポート
IntelliJ IDEA バージョン14の正式リリースは今秋を予定しています。
Develop with pleasure!